皆様こんにちは。

毎日のようにコロナウイルス感染拡大のニュースが続いています。
一日でも早い終息と、罹られてしまわれた方々の平癒を祈るばかりです。
そんな願いを込めて、今日は仏様のお話をさせて頂きたいと思います。

今日紹介するのは、「薬師如来（やくしにょらい）」です。
「薬師瑠璃光如来（やくしるりこうにょらい）」とも言われております。
大乗仏教における如来の一尊で、大医王、医王善逝（いおうぜんぜい）とも言われます。

薬師如来は東方浄瑠璃世界（瑠璃光浄土）の教主で、この世界における人々の病気を治癒して寿命を延ばし、災いを消し、衣食などを満足させ、瑠璃光を以て人々の病苦を救うとされています。病を直す法薬を与える医薬の仏として、仏様には珍しく現世の利益信仰を集めています。
今の世に、是非おすがりしたい仏様ですね。

薬師如来は左手に薬壺、または丸薬の入った鉢を持っているのが特徴です（持っていない仏様もいます）。
日本でも、これまで病気平癒、身体健康などを祈願して、全国各地のお寺で造像が行われており、人々の信仰を集めています。

宮島には、下記の二寺にて、薬師如来を参拝する事が出来ます。
●大願寺
拝観時間：午前9時〜午後5時
拝観料：無料
大願寺のご本尊です。本堂に祀られている四体の仏像の中に、「木造薬師如来坐像」があります。こちらの薬師如来は、弘法大師空海の作と伝わり、国の重要文化財に指定されています。

●大聖院
拝観時間：午前8時〜午後5時
拝観料：無料
山門から伽藍に上がり、三鬼堂から左手に進んだ「薬師堂」に安置されています。
薬師如来の周りの「十二神将」は、薬師如来の12の大願により、人々を護持する仏様さんです。

これまでも、多くの人々の病気平癒と健康を見守ってきた薬師如来。
いつまでも平穏でいたい。愛する家族の為に、病気に負けず、健康で長生きしたいという願いは、昔も今も、そしてこれからも変わることなく続いていく事でしょう。
是非、皆様もお近くの薬師如来を訪ねてみて下さい！

一日でも早く、世界が元の平和で穏やかな、かつ活気溢れる生活に戻れるよう、心から願っております。