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朱の大鳥居 修理工事 【令和2年4月20日】
更新 : 2020/4/29 7:30
皆様こんにちは。
今日は久しぶりの、厳島神社の朱の大鳥居修理工事シリーズです♪
とはいっても、昨年8月に囲われて以来、外観上は変化なしです・・・
ですが先月31日に、修理工事が始まって以来、初めて工事の様子などの内部が公開されました。
それによりますと、工事当初はひび割れの目立つ箇所や、海水にさらされた主柱の下部の傷みを修復する予定でした。
ですが、調査を進めているうちに、予想以上に大鳥居が「シロアリ」の被害を受けていることが分かりました。
現在は表面の朱色の塗料を取り除き、主柱と袖柱の内部でシロアリの腐食で傷んだ部分を削り取る作業を進めて居るとの事です。
ですがシロアリの腐食は、大鳥居全体の2割の部材に及んでおり、特に西側の主柱は傷みがひどく、直径の4分の1を除去した部分もあるそうです。
あの囲いの中では、大変な作業が行われていたわけです・・・
当然、シロアリの腐食箇所の除去と共に、内視鏡検査などで構造診断を進めながら、修理工事の進め方を検討し、出来るだけ元の形を保持した状態で耐震性なども高めていくとの事です。
その為、引き続き工期は「未定」となっております。
なお、4月9日から、大鳥居の様子がよくわかるよう、より目の粗い10cm角のネットに差し替わっており、大鳥居のシルエットが良く見えるようになっています。
また、前述の通り、現在大鳥居の朱色の塗料は剥がされているので、貴重な「朱ではない大鳥居」が見られます♪
さらに、西松原にある工事用の入口ゲートには、工事状況が分かるパネルと説明用のパンフレットが置かれるようになり、自由にお持ち帰り出来ます。
(修理説明のパンフレットは、厳島神社入口にもございます。)
図らずも、歴史ある文化財を守っていることがどれだけ大変なことであるのかが分かった今回の内部公開。
宮島に携わる者の一人として、大鳥居だけでなく、宮島島内いたるところに残る貴重な歴史文化財の保持のために、普段から意識して行動をし、後世に残すべく力を尽くしてまいりたいと思いました。
今後も大鳥居の修理工事につきましては、新しい情報や動きがあればご紹介してまいります!
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