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朱の大鳥居 修理工事 【昭和25年10月】
更新 : 2020/7/16 0:35
皆様こんにちは♪
今日のブログは、好評(?)の大鳥居修理工事シリーズです!
ですが、現在進行形の工事ではなく、今から70年前に行われた「昭和の修理工事」の様子をご紹介します。
現在、私達が目の当たりにしているのは、明治8年(1875年)に建て替えられた、8代目の大鳥居で、今年で145歳です♪
建て替えから75年が経過した昭和25年(1950年)。今と同じように、大鳥居保護の為の修理工事が行われました。
大鳥居の修理工事は、大体70年間隔のようです。
現在と同じように、大鳥居全体を覆うように、木製の足場が設けられています。
ただ、シート等で覆われてはいないようです。大鳥居の様子はよく見通せると思いますが、風が強い日の作業が心配です。
昭和の修理工事の内容は、以下の通りです。
・屋根の葺替
・塗装のし直し
・鳥居柱の改良工事
西主柱:(佐賀県佐賀郡鍋島村池ノ上)は根元に継木。継手は上の貫下から下の貫下に到る長さ約11 尺5 寸(約330M)にわたる金輪継とする。
東主柱:(福岡県久留米市)は一本ものとする。
各控柱:根継方式で上部を杉材、下部を楠材とし、継手は梁行方向に目違立て、これに直角方向に表面だけ目違立てとし、基礎は千本杭とする。
これらの工事を経て、昭和26年(1951年)5月に竣工しました。
工期は7ヶ月です。
ですが、「令和の修理工事」は、既に着工から1年が経過しました。
未だに工期は未定のままです。
最大の要因は、大鳥居内部が思いの外白アリ被害を受けていた事。
一部の鳥居柱は四分の一程度削り取られています。
干潮時に近くまで行って見てみましたが、確かに痩せている気はしました。
言われたから気づいただけかも知れませんが、宮島リピーターの方は、是非見比べて見て下さい。
また、厳島神社宝物館の入口には、昭和の修理工事の際に切り出された大鳥居の足が飾られております。
昭和の修理工事の模様は、作業員の出入口にあたる、西松原(厳島神社出口を出て右手、清盛神社方向に歩いてすぐ)にて写真展示を行っております。
お近くに行かれたら、是非チェックして見て下さい!
福岡県と佐賀県から運ばれてきた、根継材搬入の様子です!
大鳥居の足元、根底部に銅釘を縦横3cm間隔で打っている様子です。これは大鳥居が海虫の蝕害から防ぐための工程です。
根継の為、大鳥居の足元を剥がした時の様子です。
昭和の修理工事の図面です。これらの写真は、現在行われている修理工事の出入り口、西松原で見る事が出来ます。
いきなりカラーですみません。
こちらは昭和の修理工事で切り出された、大鳥居の根元材です。
近くで見ると結構な大きさ。
厳島神社を出て左手にある宝物館の前に飾られています。
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