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広島の盆灯籠
更新 : 2020/8/13 23:48
皆様こんばんは!
今日からお盆に入りました。
13日のお盆の入りから、16日のお盆明けまで、ご先祖さまの御霊がお宅にお戻りになります。
ご先祖さまが道に迷われないよう、それぞれのお宅で提灯やお供え物でお迎えする。お盆は日本古来から伝わる習慣の一つです。
広島では、お墓に「盆灯籠」をお供えする習慣があります。
広島といっても県域全体ではなく、主に広島市を中心に、県西部の安芸地方で伝わっています。
形も特徴的で、竹と色紙でできた朝顔型です。
この風習は、もともと浄土真宗本願寺派の安芸門徒の信徒が広めたとされ、その由来はよく解っていません。
一説では、江戸時代の広島城下で、娘を亡くした父親の話に由来するようです。亡くなった娘のために石灯籠を立ててやりたいと思っても、そのお金がなく、それで竹をそいで紙を貼り、それを灯籠として供えたことにはじまり、今では安芸地方の夏の風物詩となっています
戦後は宗派によらない習俗として広島市だけでなく芸北など周辺地域にも広く浸透し、お盆には墓地全体に色とりどりの盆燈籠が立ち並んだ独特な景観から地域外の人からは驚かれることもあります。
ただ、火災の危険性や廃棄物処理の問題などから、近年では廃止する傾向もみられます。
これらの灯篭は家内工業で作られ、お盆の時期には寺の売店だけでなく町の商店、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等でも販売されます。一般的なもので1本あたり千円程度。
この時期の広島土産にいかがですか?
ですが、同じ安芸に属する宮島で、この盆灯籠を見る事は出来ません。
何故なら、宮島島内には、盆灯籠をお供えするお墓が無いからです。
宮島の方々は、お亡くなりになると宮島の外に葬られます。最も多い墓地が宮島口(JR宮島口駅北側)です。
宮島は神の住まう神聖な場所として崇められていた事が関係しています。
それぞれの地域で、様々な習慣が残り伝えられているお盆。
形は違えど、ご先祖さまをお迎えして一時を過ごす事に変わりはなく、特に今年は様々な事情がありますが、皆様それぞれのお盆をお過ごし頂ければと思います。
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