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リブマックスリゾート安芸宮島のお知らせ・ブログ
【宮島を歩く】町家通り 江戸情緒とモダンの競演♪
更新 : 2021/1/20 23:23
皆様こんにちは!
前回の広島市から、宮島に戻って参りました(笑)
今日は「表参道商店街」や「山辺の古径」と並ぶ、宮島の基幹道路、「町家通り」の紹介です。
町家通りは、表参道商店街と山辺の古径の中間点を通ります。
現在の海岸線からは大分山手の方ですが、これでも江戸時代初期に埋め立てられて誕生した通りです。
宮島は江戸時代以前から、瀬戸内地方の物流拠点として栄えていましたが、わざわざ埋め立てて新しい町や通りを設けたのは、宮島の拠点性を高める狙いだったと思われます。当時は本町筋と呼ばれていました。
暫く後、宮島に思わぬ追い風が吹きます。
260 年続いた江戸時代は、長く戦争を知らない平和を謳歌したと思われがちですが、実は冷夏や天災等で天候不順が続き、度々全国各地で飢饉が発生していたのです。
古今東西、情勢不安になると、神様におすがりしたくなるのが人情。
江戸時代には、江戸(今の東京)から伊勢神宮への参拝の旅「お蔭参り」が大流行し、多くの江戸っ子が西を目指しました。
有名な弥次さん喜多さんの「東海道中膝栗毛」も、お伊勢参りの旅を描いた小説です。
同じ流れで厳島神社への参拝客も急増。メインストリートの町家通りは多くの人で溢れました。
「厳島図会」には商家や旅籠が立ち並ぶ通りに参拝客や酔客が楽し気に行き交う様子が描かれています。町家通りは、宮島一の繁華街になりました。
また、これまで厳島と呼ばれていたのが、「安芸の宮島」と呼ばれ始め、宮島の名前が定着し始めたのが、この江戸時代からです。
町家通りの幸町東表や中之町表、北之町表といった町名も、この一帯がかつて表通りだったことを示しています。
後に町家通りの更に海側が埋め立てられて誕生した表参道商店街にメインストリートを譲ります。ですが、江戸時代から戦前までの古い町家建築と、レトロモダンな宿や商店・ギャラリーなどが点在する町家通りは、今でも独特の雰囲気を醸し出しています。
夜間には軒先にかかる行灯に明かりがともされ、昼間とはまた違った風景を見ることが出来ます。
賑わっている表参道商店街とは一味違う、歴史を感じさせる町並みや、宮島で暮らす人々の息づかいを感じながら、静かにゆっくりと宮島を散策されたい方にお勧めなのが、町家通りです。
是非、時間をかけて、ゆっくりと散策してみてください♪
町家通りは、山辺の古径側からも、表参道商店街側からも、アクセスできます。
広島ガスの営業所を目印に、厳島神社方面にお進み下さい。
しばらくは住宅地の中を歩きます。宮島の生活感がにじみ出るようです。
ただ、旧町名の看板「○○表町」が、かつてここが宮島の繁華街であったことを物語っています。
町家通り沿いにある「廿日市消防団の車庫」と、喫茶店「町かど」の角の通りを山側に進むと、私共リブマックスリゾート安芸宮島の建物がご覧いただけます。
喫茶町かどを過ぎたあたりから、江戸時代風の建物が目に付くようになり、一層味わい深くなります。ただし、山辺の古径や表参道と違い、町家通りは車の出入りも多いので、十分ご注意下さい。
「りらっくま茶房」も、町家通り側は江戸時代の蔵みたいな門構えで味があります。
表参道側と比較して見て下さい。
通りの隅には、かつて何があったかを書いた看板があります。
江戸時代の宮島の賑わいを感じながら、散歩して見て下さい。
左手に見えるのは、町家通り沿いにある酒屋「久保田」さんです。
地酒などのアルコール類や、タバコを取り扱っております。
ホテルから5分と至近で、大変便利です。
塔の岡にそびえたつ五重塔が見えてきたら、町家通りも終点です。
この先は突き当りで、左に曲がると表参道商店街。右に曲がりトンネルを抜けると、厳島神社の裏に繋がります。紅葉谷公園は右手にお進み下さい。
左手に見えるのは「くま金」というスーパーです。
コンビニの無い宮島では貴重な存在です。
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