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リブマックスリゾート安芸宮島のお知らせ・ブログ
宮島・広島の名物グルメ 「絶品・あなごめし」
更新 : 2021/2/18 23:21
皆様こんにちは!
今夜は極寒。宮島も再び雪化粧です。
こんな夜は牡蠣の土手鍋かな?
いやいや。牡蠣だけじゃない。魅力的な名物グルメのご紹介を。
今日は「穴子(アナゴ)」です!
穴子は、ウナギ目アナゴ科に属する魚類の総称。
鰻に似ていますが、見た目や生態(穴子は海、鰻は川や沼)、味などに違いがあります。
日本では古くから天麩羅、蒲焼、煮穴子、寿司ネタなどに利用されています。
江戸時代には、羽田沖で捕れた穴子を江戸前の本揚物と重宝され、今でも東京湾各地に漁場があります。
穴子は日本各地で水揚げされ、トップは島根県の508t。以下、長崎県496t、宮城県439tと接戦です。
で、広島県はというと・・・・
なんと52tで全国14位。
お隣でトップの島根県は勿論、6位山口県203t、7位愛媛県194tの半分以下。
では、なぜ広島で穴子のイメージが定着したのか?
その答えが、「あなごめし」なのです!
「あなごめし」のルーツは、古くから親しまれた瀬戸内の郷土料理「穴子どんぶり」。
宮島でも、江戸時代から近海で穴子が水揚げされていた関係で地元料理として定着しており、宮島の茶店でも振る舞われていました。当時の記録(芸藩通史)にも残っています。
そして明治になり、「穴子どんぶり」は「あなごめし」となり、一躍全国に広まります。
きっかけは、「駅弁」です。
1897年(明治30年)9月25日。
国鉄・宮嶋駅(現・JR宮島口駅)が開業し、上野他人吉(うえの たにきち)があなごめしを駅弁として販売します。
穴子のアラで炊き込んだ醤油味のご飯の上に、びっしりと敷き詰められた焼き穴子は正に絶品。また冷め始めると味が濃くなるのが駅弁向きで、乗客たちから高い評価を受け、その評判は列車に乗って全国に広がっていったのです。
そして、あなごめしの成功を目の当たりにした宮島島内や広島市内でも、次々とあなごめしが誕生します。
宮島口駅前にある「あなごめし うえの」
創業120年の老舗です。
駅弁・あなごめしを生んだ、上野他人吉の味を今も守っています。
テイクアウト弁当の他、店内での飲食も可能で、休日には入店待ちの行列が出来るほど。
ただ、残念ながら2月24日までは、テイクアウトのみの営業です(延長の場合あり)
地元の郷土料理が、今ではすっかり宮島・広島名物となった「あなごめし」
是非、皆様もご賞味下さい♪
明治創業の老舗「あなごめし うえの」
国鉄(現JR)が宮島口まで開業した際に作られた「駅弁・あなごめし」の味を、今日に伝えます。
JR宮島口駅を出て、右側の地下道をくぐれば目の前です。
「あなごめし うえの」のお隣、国道2号線沿いにある「もみじの木」
こちらでもあなごめしが頂けます。
食欲に自信がある方は、是非はしごしてみて下さい。
恐らく、鉄道が開通した当時の、宮島口の様子です。
駅から桟橋方面を写したものと思います。
ここから徐々に発展して行く宮島口ですが、その前はなんと・・・
気になる方は、2020年6月22日のブログをご確認ください♪
ほぼ同じアングルと思われる地点からの撮影です。
この辺りは条例で建物の高さが規制されており、道路の整備やお店の出店でだいぶ賑わいが増しましたが、雰囲気は何となく昔の面影が残っている気がします。
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