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【歴史秘話】宮島タワーを、ご存知ですか?
更新 : 2021/4/20 1:12
皆様こんにちは。
突然ですが、「宮島タワー」を、ご存知でしょうか?
勿論、現在は存在しません。
ある程度の年代の方には、とても懐かしく感じられると思います。
「宮島タワー」という名前ですが、宮島島内にあったのではありません。
今の宮島口桟橋付近です。
営業開始は1966年。今から55年も昔の出来事ですが、当時から宮島の年間観光客数は250万人もいました。一昨年のピークでも465万人でしたから、宮島の集客力の強さが伺えます。当時は新幹線もまだ広島には開通しておらず、高速道路もありませんでした。
その観光客を対象にオープンしたのが「広電宮島ガーデン」で、お土産屋さんや団体向けの大広間など、観光客を意識した施設でした。
宮島タワーは、広電宮島ガーデンに付属して建てられた、回転式展望タワーです。
高さは60M。展望室部分は50Mで、展望室は15分で1周します。
展望室は一度に150名が入れました。
当然ながら、大野瀬戸越しにそびえたつ宮島の優雅な姿を堪能できます。
遠く広島市内の町並みも見通せたと思いますが、当時広島市内には高層ビルがありませんでしたので、どのように映ったのか想像するのも楽しいです。
当時の新聞には、「中国地方初の本格的観光タワー」と紹介された通り、広島県内初のタワーとして誕生しました。
現在、広島で展望を楽しめる施設と言えば、広島市中区の「おりづるタワー」です。
原爆ドームから平和記念公園を見下ろし、広島市内から遠く宮島の島影を伺える絶好のロケーションです。
偶然にも、高さは宮島タワーと同じ50M。
現在は臨時休館中ですが、再開を楽しみに待ちたい所です。(4/29再開予定)
さて、好評のうちに営業を開始した宮島タワーですが、施設の老朽化には勝てず、1997年に営業を終了し、解体されてしまいました。
営業開始時には入場料100円(子供50円)かかっていましたが、晩年は喫茶店に営業形態を変えて存続していました。
それでも31年間、宮島口の、いや広島のシンボルタワーとして存在し続けたことに、心から敬意を表したいと思います。
宮島タワーの解体と同じく、母体の広電宮島ガーデンも閉店し、新たに「もみじ本陣」として再出発します。
そのもみじ本陣も一昨年に営業終了。
跡地には、広電宮島口駅が移設されてきます!
宮島タワーの面影をしのびつつ、日々進化し続ける「宮島口桟橋」
これからも楽しみです♪
静かな宮島口の街に、突如現れた「宮島タワー」
6〜7F建てのビルに相当する高さを有する宮島タワーは、圧倒的な存在感を示したものと想像できます。
31年間、お疲れ様でした!
宮島タワー(広電宮島ガーデン)の跡地に登場したのが、「もみじ本陣」
一昨年2019年に営業を終了するまで、宮島観光の拠点として機能していました。
覚えていらっしゃる方も多いのでは?
そのもみじ本陣跡は解体され、現在は囲いで覆われており、絶賛工事中。
その跡地に移るのが、「広電宮島口駅」です!
宮島口旅客ターミナルのすぐ真横に移ることにより、宮島口の回遊性が更に高まる事間違いなし!
その工事現場の囲いに、宮島口のこれからと今、そしてこれからが紹介されたパネルがあります。
宮島タワーは勿論、広電宮島口駅移設予定の2023年の未来予想図まで♪
フェリー待ちのちょっとした時間つぶしに、是非ご覧ください!
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