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リブマックスリゾート安芸宮島のお知らせ・ブログ
【宮島を歩く】魚之棚町 〜古の面影を探して〜
更新 : 2021/5/20 0:53
皆様こんにちは。
私どもの住所は、「〒739-0515 広島県廿日市市宮島町634」です。
荷物を事前にお送りになる場合は、上記住所宛てにお送りください。
一方、私どもの公式ホームページに記載の住所は、「〒739-0515広島県廿日市市宮島町魚之棚町634」です。
ん?魚之棚町(うおのたなちょう)??
実は宮島島内には40近くの町名があり、魚之棚町もその一つです。
通りの電柱などに町名の記載があります。
宮島町から廿日市市に合併の際、宮島町と番地だけでも届くようになりました。
ただ、郵便番号は町名により異なるので、気をつけなければいけません。
「魚之棚」って、何やら美味しそうな名前に聞こえますが、そう感じられたそこの貴方。
正解です!
ここは昔、魚を売買していた街なのです。
魚がたくさん並んでいる棚があるから「魚之棚町」なのです。
魚之棚町は範囲が広く、私共のホテルを中心に、山側は「うぐいす道」の辺りまで、海側は町家通りまでになります。
ですが、海岸線は町家通りのさらに先・・・
なんで、この山の麓で魚が商いされていたのでしょうか?
それは「海岸側が埋め立てられた」からです。
現在の宮島市街地は、殆どが埋め立てで広がった土地です。
表参道商店街は江戸時代後期に、町家通りは江戸時代初期に、それぞれ埋め立てられました。
戦国時代以前の海岸線は、かなりホテルに近かったのです。
宮島桟橋近くの要害山(宮尾城跡)も、千畳閣と五重塔がある塔の岡も、海に面した山でした。その間は、広大な入江であったのです。
戦国時代の1555年に、毛利元就と陶晴賢の厳島合戦を描いた絵図(毛利家文書・芸州合戦絵図)にも描かれています。
宮島は、古より瀬戸内の交通の要所。
そして、広島・瀬戸内地方の経済の中心地でもあったのです。
宮島には、商いの為東西に行き交う様々な船が寄港しました。
地元の食材が関西や九州方面に、その逆パターンも多くあった事でしょう。
町家通りには、「北之町東表(きたのちょうひがしおもて)」という長い町名があります。
「表」と付くのは、かつて町家通りが長く宮島のメインストリートであった名残です。
現在の姿とは少し違う、宮島を想像してみるのも楽しいかもしれません。
皆様も街歩きの際は、是非町名の看板にも注目して見て下さい。
以上、今回も殆ど歩いていない、【宮島を歩く】でした(笑)
宮島、魚之棚町をGoogle Mapで検索してみました。
結構広範囲です。
現在は殆どが住宅地と山ですが、昔の海岸線はこの付近であったと推察されます。
魚之棚町の町名看板です。魚の絵があしらわれているのがユニーク。
奥に見えるのが、リブマックスリゾート安芸宮島です。
町家通り沿いにある、お魚屋さん。
昔の面影を今に伝えているようです。
先週もご紹介した、1555年の厳島合戦の様子を描いた絵図(毛利家文庫・芸州厳島御一戦之図)です。
奥に描かれている宮島の中央やや左、石垣のある山が、今の要害山。
厳島神社左の五重塔のある山が塔の岡です。
その間に多数の軍船が係留された入り江が描かれています。
これが今の表参道商店街と町家通りです。
こちらは町家通りにある町名看板。
宮島散歩で是非探して見て下さい♪
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