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【朱の大鳥居修理工事】番外編:幻の大鳥居!?
更新 : 2021/5/24 8:01
皆様こんにちは!
朱の大鳥居の修理工事が始まって、間もなく3年目に入ります。
最近では新しいニュースや情報がなく、どうなっているのか気になる所ですが、今日は「幻の大鳥居?」のお話です。
JRフェリーのうち、宮島口を9時10分から16時10分に出航する便は、大野瀬戸を大回りして、大鳥居の近くを通る「大鳥居便」として運航されます。
大鳥居便は、宮島口を出航した後、宮島水族館の方向へまっすぐ進み、宮島が近づくと大きく取り舵を切り、右手に大鳥居と厳島神社の社殿を見ながら、宮島桟橋に着岸します。
その際、大鳥居の概要がアナウンスされ、「現在の物で8代目」と紹介されます。
厳島神社の創建は593年ですが、大鳥居が建立されたのは平清盛が海上社殿に建て替えてからと言われていますので、これを初代とします。
以下、歴代大鳥居の略歴です。
初代 1168年建立
2代 1286年建立〜1325年 台風で倒壊 39年
3代 1371年建立
4代 1546年建立
5代 1561年建立〜1716年 自然に倒壊 155年(記録上最長)
6代 1739年建立〜1776年 落雷で焼失 37年
7代 1801年建立〜1850年 強風と高潮で大破 49年
8代 1875年建立〜現在に至る 146年
初代、3代、4代目の大鳥居の行く末が不明ですが、5代目の自然倒壊が気になります。大鳥居の寿命は150年くらいということでしょうか?
そう考えると、現在の修理工事は極めて重要と言えます。
実は修理工事に合わせて大鳥居に関する調査も行われており、興味深い新説が提示されたのです。
それは、現在の大鳥居は「9代目」かもしれないという事です。
つまり、どこかに「幻の大鳥居」が存在する事になります!
調査の成果として、1240年に書かれた書物の中に、「大鳥居一基」が造り終えたとの記述があることがわかりました。
厳島神社は、2代目大鳥居が建立する前の1207年7月3日と、1223年12月2日の2度にわたり、大規模に炎上しています。
初代大鳥居から2代目大鳥居が建立するまで118年の歳月が流れています。
現在迄最長は5代目の155年ですが、戦国時代に毛利氏の手によって再建されたものです。初代が建立された平安時代ですから、長すぎるとも考えられます。
つまり、幻の大鳥居は、初代から2代目の間、1223年から1240年の間に再建された可能性が高いというのです。
常に新しい発見があるのが、歴史の面白さ。
さて、真実は何処に?
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