宿番号:340781
リブマックスリゾート安芸宮島のお知らせ・ブログ
さて、問題です。これは、何でしょうか?
更新 : 2021/6/3 22:18
皆さんこんにちは
リブマックスリゾート安芸宮島です
宮島の家や商家には、玄関の前にもう一つ「門」が見受けられる所があります。
格式高い門という訳ではありません。
ただ、この門は重要な役割があります。
因みに、この門は島を渡ると、広島市内にも廿日市にも存在しません。
宮島にあって、広島や廿日市に無いもの。
もうお解りですね!
この門。正確には戸ですが、
「鹿戸(しかど)」
と、言います。
その名の通り、鹿の扉です。
あ?勘違いなさらないで下さい。
ウエルカムではなく、アンウエルカム。
鹿の侵入を防ぐ為の物です。
鹿戸の特徴は、内側に押しても開かず、外側に引いて開けるようになっています。
戸を外に引いて入った後、または内側から戸を押して出た後は、ばね仕掛けで自然に閉まるように工夫されています。
これで鹿さんが押して入る事は出来ません。
町中を闊歩していても、何の違和感も感じず溶け込んでいる、宮島の鹿さん。
人に出会っても、泰然自若としています。
ただ、宮島の鹿は野生動物。
余りに人に慣れてしまっているのです。
その結果、エサを求めて民家に侵入する事も。
人が鹿に餌を与えるのも、自然に戻す上では好ましくありません。
結果、草以外の物も手を出し、変な物を食べてお腹を壊す鹿もいるのも事実です。
鹿の為にも、餌を与えない、与えさせない。
宮島において、人と鹿が末永く共存する為には、お互いが最後の1線を超えないように気をつける。
鹿戸には、そんな役割があるように思います。
私共も例外ではありません。
ホテル敷地の背後は山。
正に鹿さんのお家です。
ホテル本館と別館展望風呂を繋ぐプールサイド。
ここに突如、鹿さんが姿を見せる事もしばしば。
実際、今朝遭遇しました。地面に落ちた枯れ葉を美味しそうに頬張っていました。
しかし、困ったことに、、、
鹿戸がありません!
なので、本館側のガラスドアに、開放厳禁の張り紙をしています。
本当に鹿さんが建物に入ってきたら、追い出すのが大変です。
今年も7月に、リブマックスリゾート安芸宮島もプール開きの予定です。
本館から外に出る機会も増えると思います。
宮島で、これからもずっと、人と鹿が仲良く暮らしていけるように。
宮島にお越しの際は、鹿とのソーシャルディスタンスを保って、温かく見守って上げて下さいませ。
これが今朝、プールサイドで遭遇した鹿さんです。
出てくるかと思って暫く眺めていましたが、結局草木に紛れて山に帰っていきました。
そんな鹿さんが間違ってホテルに入らないよう、2F本館の扉に張り付けた案内です。
「鹿さんが中に入ってくるので、開けっ放しにしないで」と書いています。
ご来館の皆さま。何卒ご協力をm(?_ _ )m
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