皆様こんにちは！

月が代わり、今日から7月。
今年も半分終わりました。
その半分も、コロナコロナコロナであっという間に過ぎ去ってしまいました。

ですが、新型コロナウイルスに対抗する動きは始まっています。
既に欧米では新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでおり、ここにきて日本でも高齢者や医療関係者の接種が進みだしました。
そして今度は「職場接種」という形式でワクチン接種が進んでいます。
（7/1現在、新規申請は一旦中止）

世界遺産の島・宮島でも、島内の旅館組合の発案で、6/27から観光に携わる多業種の人向けの新型コロナウイルスワクチンの職場接種が始まりました。
私共の従業員も接種します。
本日１回目の接種を終えた従業員は、腕の痛みが多少ありますが、とても元気です!
万が一具合が悪くなっても、会場には看護師さんが待機しているので安心です。

しかし、実現への道のりは、決して平らではありませんでした。
国が求める職場接種の申請に必要な対象人数は、1会場で1000人以上。
残念ながら、宮島会場はノルマに達しませんでした。

昨年からのコロナ禍により、宮島の観光客数は激減しました。観光がメイン産業の宮島において、致命的なダメージです。
あまりの減少に、表参道商店街や多くのホテル旅館は休業に追い込まれました。

なんとしても宮島で職場接種を。
その実現の為に、宿泊施設、土産物店、飲食店など業種の壁を越えて接種を呼びかけます。
それでも足らない部分は、対岸の宮島口や宮浜温泉の関係者を巻き込みました。
こうして約1800人を集めた宮島会場は無事に開設の日を迎え、8月1日までに全員が2回の接種を終える予定です。

ワクチン接種によりウイルスの抗体を得ることが出来れば、重症化や死亡のリスクはかなり軽減されると期待されています。
この事は、ワクチン接種率の良いイギリスにおいて、感染者数が増加に転じても重症者や死者数が伸びていない事実が証明しております。
接種が進めば、医療機関の負担低減が期待出来、多くの人命が守られると思います。
ですが、感染そのものを防ぐ、または人に感染させない為には、ワクチン接種後も暫くはマスク等の感染症対策が必要のようです。

1年半も我慢したのだから、早く解放されたい。
それは私達も同じです。
でも、もう少しだけ我慢しましょう。
何にも縛られずに旅行を楽しめる、その日まで。