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旅亭懐石 のとやのお知らせ・ブログ
◆ 冬の金沢、郷土料理 かぶらずし!!
更新 : 2019/2/9 9:46
代表的な金沢の郷土料理といえば、
鴨の治部煮、タラの昆布締め、香箱蟹、ふぐの粕漬け、
など色々有りますが・・・・。
食通が冬の到来を楽しみにするのが
『かぶらずし』でございます。
江戸時代初期から金沢の魚屋さんが
お得意様のお正月進物用として考え出したと言われております。
脂ののった寒鰤を
寒さで甘みの増した丸くふくよかな青かぶらの切り身の間に入れ
ふんだんな米麹を贅沢に使い
じっくりと氷温熟成により麹の力により乳酸菌が増殖され
乳酸発酵による甘味、酸味、うま味や独特の風味を形成し
芳醇な味わいが醸し出されます。
冬の寒く天候の悪い加賀地方だからこその発酵食品。
湿度が高く気温が寒いからこその熟成された味わいが楽しめる
『かぶらずし』であります。
板長に営業サイドから一つだけのわがままで、、、
『鰤を厚切りに!!』
当初板長は抵抗してましたが、
かぶらずし大好き女将の要望で
のとやの『金沢 かぶらずし』の個性となりました!!
かぶらずしは発酵食品の中でも、
微妙な作り方の違いによって味わいの幅が広く、
お店によってその個性は非常に強いです。
歯ごたえの違い。甘さ。酸っぱさなどなど
非常に好みの別れる珍味であります。
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