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旅亭懐石 のとやのお知らせ・ブログ
◆ 世界に誇る伝統工芸「加賀友禅」の魅力
更新 : 2019/6/24 20:33
加賀百万石の城下町、金沢。
加賀友禅は、長い歴史の中で受け継がれた、
美しい伝統工芸の一つです。
加賀の国に既にあった
「梅染(うめぞめ)」という染め技法を原点とし、
美しく新しい模様が生み出されました。
高い技術とその優美な模様は今現在も継承され、
袴や羽織に描かれ、最高級品と称されています。
加賀友禅は写実的な草花模様を中心とした、
落ち着きのある絵画調の柄が特長です。
下絵から彩色まで、全て手描きで柄を描いたのが
友禅の始まりとされています。
加賀五彩といわれる
臙脂(えんじ)、藍、黄土、草、古代紫の
5色の落ち着きのある上品な色彩を基調とし、
草花の絵柄に「ぼかし」や「虫食い」などの表現をつけ、
自然の美しい模様が巧みに描かれています。
加賀友禅は、多くの工程を経て丁寧に製作されています。
中でも、糊や余分な染料を水洗いをして落とす工程の
「友禅流し」は、金沢の冬の風物詩として定着しており、
冷たいきれいな流水に生地をさらすことで、
加賀友禅の美しい模様をより一層引き立ててくれるのです。
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