この写真を見ると「牛」の形に見えませんか？
航空写真や地図を見る度、笑ってしまいます。

何故かって、この写真は山口県にある島「見島」なのですが、
この島には貴重な動物が生息しています。

それが「牛」なんです。

「牛？」ってそれがなんで？って思うかもしれませんが、
ここ見島には「見島牛」がいます。
牛の産地だけに牛の形？（＾＾）

そしてこの見島牛は国の天然記念物に指定されているんです。
現在流通している和牛の品種は、明治時代、在来の和牛に多くの外国種を交配して作られましたが、古くから役用牛として飼われてきた和牛はもともと小さかったので、肉の量が取れる大きい牛にしようと言うことから海外品種を掛け合わせていきました。それが今の和牛です。

この見島牛は外国種の影響を全く受けていない生粋の和牛なんです。

一般的な和牛は食用牛として改良を行うため、外国の品種を導入し交配させていきました。
その結果、日本古来の純粋な和牛は姿を消していったのです。
現在、見島牛保存会の７戸の農家により約90頭が保護され、育てられています。
食肉用としては、その数わずか年間8〜10頭と非常に希少になっています。

西洋種の影響を受けていない日本の在来牛は、見島牛と口之島牛の2種類しか残っていません。
そして希少な見島牛の雄とホルスタインの雌の交配による一代雑種に見蘭牛があります。

そんな貴重な牛が、ここ山口県にあるんですよ！

山口県の誇りです！！

今年は国体もあります。
山口県に来た時は是非食べてみちゃり！


＊見蘭牛は萩で食べれます。