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寿美礼のふくへのこだわり
更新 : 2019/12/11 15:35
「下関のふく」を全国的に有名にしたのは、「技」。
ふく料理の腕が確かな板前が下関に多数存在し、活躍したことが大きな要因です。
腕に自慢のふく料理人は、東京などに次々と上京し、ふく料理店を開店させ、本場下関仕込みの技と味を、東京を中心に全国に大いに広めていきました。
その美味は瞬く間に知れ渡り、時の政治家や経済人、文化人などから大きな支持を得ました。
寿美礼のフグへの「こだわり」は「寝かせ方・締め方」です。
フグは当て字で「布久」とも書きます。
死後硬直により河豚の身が硬くなり、ここに包丁を入れると繊維を崩しながら分厚く引くことになります。
これを2日ほど「さらしに巻いて寝かす」ことにより旨み成分のイノシン酸が増します。
さばいてから2日ほど、日本てぬぐいに巻いて冷蔵庫で寝かせます。
これであの旨みが生まれるのです。 そのため、当日予約をなるべく避けています。
是非この「こだわり」の味をお楽しみください。