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    ★西宮神社くじらの八戸太郎★

    更新 : 2025/2/5 0:23

    皆さま、こんにちは。

    今回は港町八戸の伝承、昔話しをご紹介いたします。
    ウミネコの繁殖地【蕪島神社】から徒歩10分の所に祀られている【鯨の八戸太郎】のお話です。

    その昔、八戸の鮫地域の海岸に姿を現す大きな鯨がいました。
    その鯨が毎年夏に来ると海の色が銀色に変わるほど鰯が押し寄せ大漁が続きました。

    ある日のこと、お爺さんの漁師が小舟で漁をしていた時に急な強風と大波がおしよせ小舟がひっくり返ってしまい岸で見ていた人たちがお爺さんを助けようと船を出そうとしましたが波が高すぎてどうにもなりません。
    その時に、海が山のように盛り上がりその上にお爺さんがチョコンと乗っていたのです。
    お爺さんが乗っていたのは毎年海岸に来る大きな鯨でした。
    鯨はうみねこの群れに守られながら岸辺までお爺さんを送り届けると、天高く潮を噴き上げて何事も無かったかのようにゆうゆうと沖へ戻って行きました。
    人々は、この鯨を海の神様に違いない!恵比須様だ!と鯨に手を合わせて拝みました。
    また、この鯨を守り神として【八戸太郎】と呼び熱く敬うようになりました。

    名前をもらった鯨は三度の伊勢参りをすると浜の神様になれる事から、八戸太郎は伊勢参りをしていた矢先に紀州の熊野浦(今の三重県あたり)の漁師に銛で打たれてしまったのです。
    それは三度目最後の伊勢参りでの出来事でした。

    その後、八戸の鮫の海岸に傷つき弱り切った八戸太郎がたどり着き岸辺に着いた時には息絶えてしまいました。それと同じ頃に熊野浦の漁師の胸に、立てかけていた銛が突き刺さり亡くなったのです。

    鮫地域の漁師たちは八戸太郎を手厚くお祀りしました。八戸太郎は朽ちることなく黒く大きな岩となり漁師たちはこの岩を【くじら岩】または【恵比須岩】と呼び、八戸太郎が泳いだ浜を【恵比須浜】と呼んで鯨の八戸太郎を忘れませんでした。
    また殿様も浜の大漁の時にはくじら岩に感謝を捧げました。

    現在、恵比須浜漁港の西宮神社には黒い岩に姿を変えた【くじらの八戸太郎】がご神体として浜を見守り続けています。

    ※八戸市水産科学館マリエントから西宮神社まで徒歩2分
    ※蕪島神社から西宮神社まで徒歩10分


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