皆さま、こんにちは。
本日の八戸は、2日ほど続いた雨のためでしょうか、すこし肌寒いお天気模様でございます。
春を賑わせた美しい桜の花も散って久しい今日この頃、皆さまお健やかにお過ごしでしょうか？

　先日、印象深いお客様のチェックインを担当いたしました。
ご記帳いただきました宿帳を拝見いたしますと、三重県からお越しとのこと。

　遠路はるばるの旅路でお疲れのご様子、ご夕食も外に出ることなく、当館一階にございますレストランにてご宿泊者様限定のご定食をお召し上がりになりました。

　「一般のお客さん向けのメニューも見せてもらって、オーストラリア産の白ワインも付けてもらっちゃったよ〜(笑)」と嬉しそうなおふたり(*'ω'*)

　恐山や大間をお二人でひっそりと観光なさったあとの当館へのご到着ということで、色々なお話を伺うことができました。なによりも、傘寿を迎えてもなお お健やかなご様子のご夫妻から受けました柔和な印象が、わたくしスタッフＳの心に得も言われぬ彩りを添えてくださいました。

　「レストランの壁に、『カサブランカ』が流れていたね」とおっしゃるので、「ハンフリー・ボガートですね」とお返しすると、後ろに控えていらっしゃいました奥様が控えめに「それと、イングリッド・バーグマン…」とにっこり。

　フロントを去り際に、「でも、あまり知らない土地だから、すこし心もとないなぁ…」とお客様。先程までの快活な雰囲気とは別の、なんとも心細いご様子になられたので、「私たちがお守りしておりますので大丈夫でございます。」と申し上げました。

　日ごとに、それぞれの想いを胸に秘めたお客様がご宿泊になる私たちのホテル、スタッフ全員でお客様の安全をお守りしたいと、心を新たにした私なのでありました(*'ω'*)