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活伊勢海老料理の宿 日章館のお知らせ・ブログ
旬を迎えた「ふくだめ」
更新 : 2008/4/22 17:58
「ふくだめ」という貝をご存知でしょうか?
アワビとよく似ていますが別の貝です。
アワビの貝殻は、ごつごつしていますが、
「ふくだめ」の貝殻は、アワビに比べてツルツルしており、表面に模様があります。
4月から8月頃にでまわり、とてもおいしい貝です。
焼いたり、煮付けにするのが一般的です。
生で食べるのは聞いたことがないなぁ。
当館では旨煮でお召し上がりいただいております。
「ふくだめ」は伊勢志摩独自の呼び名で、通常「とこぶし」と呼ばれ
「流れ子」と呼ぶ地域もあります。
「流れるように」這うことができるので、このような呼び名がついたと言う事です。
伊勢神宮の中に「子安神社」と呼ばれる「安産祈願」のための神社があります。
そのため「流れ子」などという名で呼ぶわけにはいかなかったのです。
「ふくだめ」は、漢字にすると「福多目」。
そして、いつしか「ふくだめ」という呼び方が定着しました。
是非お召し上がりください。