宿番号:358347
いろりと源泉の宿 湯宿 元河原湯のお知らせ・ブログ
いつもと違う時間の中で・・・
更新 : 2011/4/13 8:09
きょうもいいお天気♪となりました。
桜前線が北上する季節・・・
肘折郷では山の麓でふきのとうが顔を出し始め、
早速 佐藤チーフ特製「ふきのとう味噌」ができました!
お昼にこっそり味見するアラフイー女将。
お・い・し・い♪♪
いつもなら 4月のこの時期には連休前の準備に大わらわの私たち。
いつもと違う時間 1日がゆっくり流れています・・・。
3月11日震災のあと
別な国に来たような生活になり とにかく燃料と食料の確保に追われていた3月の数日。
TVからみえる惨い光景が胸に焼きつき、いつもはバタンキューの私ですら・・・眠れない状態でした。
最初はなんだかわからいまま 被災地の皆様の受け入れに夢中だったものの
息子の大学卒業式も中止になり 次男の始業も延期となり
あれもこれも全く予定が立たない日々。
3月も下旬になったある日
ちょっといえイエ・・かなーり心が萎えていました。 正直 そうでした。
いよいよキャンセルのご連絡を整理しなくちゃ・・と
ちょっと暗い感じで・・しばらくぶりに机に向かった私。
正直なところ ため息から始まっていたのです。
が
1件 1件のキャンセルのお電話メモからうかがえるご好意溢れるお言葉の数々
お得意さんの顔を浮かべてたり
まだお会いしていないのにご住所やお電話番号をみながら心配したり
そうこうしているうちに
だんだん 気持ちがパワーアップ!!
「有難いねえー」 「すごいよねー」いつもながら自分のペースで話し出す私をみて
スタッフ奥山君や千賀ちゃんは「??」
「だってすごいべー! 3月11日前にこんなにたくさんのご予約をいただいていたことがすばらしいよ!!すごい!」
「・・・・はいッス」
ありがたいなあ
ちょっとモタモタしてらんないな!!・・
「パパ パパ お手紙出しますから!早く 早く」
「奥山君 源泉しっかりイー!!」
「サトーさん こういう時だからぐるなびがんばって」
「ユースケ君 シャワーしっかり確認してよ! もう」
「タケダさん お花はどうしたの ちゃんとみた?」
「コーイチ君 窓拭きしっかりしてよオ」
そして
いつもはパタパタしていて気づかなかった風の音、鳥の声
次男と一緒にイーゼルを立てています。
「久しぶりにアブラ(油絵)描くっちゃ・・」