宿番号:358347
いろりと源泉の宿 湯宿 元河原湯のお知らせ・ブログ
単衣の季節に★山形ばあちゃんから・・の巻
更新 : 2012/5/4 11:12
5月 着物は単衣に替わる季節デス。
「ちょっと奥山クン 忙しいトコ悪いんだけど・・写真1枚いいですか?」
皆パタパタとかなーり忙しい連休の昼下がり 嫌味も言わずにパチリ!
ありがとうございます。
エヘヘ 実は母からのお下がり<結城紬>が仕立て直し屋さん<きもの辻>から届いたもので・・。
この冬に・・山形の母から
「これ あなたにあげる♪ 1回も袖をとおしてないんだあ。」
「? エー!! すてきダコトー♪♪ 結城紬ジャン!」
もったいない▽Δ 素敵な柄に感激デス。
アラフイー私の母は今年で80歳。
30年小料理屋を営んでおりましたので・・毎日着物を着る姿をみて育ったのでした。
身長150cm弱の母の寸法では身長162cmの私には無理なので・・
ネットで見つけた日本橋着物仕立ての<きもの辻>さんにまたまた頼むことに。
袷を単衣にして・・ 裄をいっぱいに出してもらい・・
この<きもの辻>さん ととても丁寧に仕上げていただき感激しています。
thank you 辻さん♪♪
実は
私の母=山形ばあちゃんが只今入院中なのでした。
病名は「肺気腫」
いつも江戸っ子のような気質で 十八番は「武田節」
私の最大そして最高の応援団団長でもあります。
さすがに80歳の声を聞くと
「居る」ことが当たり前ではなくなる気がして
今まで心配ばっかりかけてきたとても自分が悔しなって
でも 会うと
お互いにちょっと憎まれ口をきいてしまう関係。「ごめんな ばあちゃん」
退院予定まで後10日 ちょうど母の日にあわせて
コノ単衣の結城紬を着てお見舞いしようと企画中♪なのでした。
着物ってやっぱりいいです♪
着物の下に付ける肌襦袢も季節で替えなくてはならないし
袷〜単衣そして絽と季節で着物も替えなくてはならないし
帯も替えなくてはならないし・・
足袋の洗濯も大変だし・・お腰にまでアイロンがけをしなくてはならないし
それはそれはとてもかなーり面倒ですが・・
この面倒さが私はなんとなく好きデス。
そして
こんな風に サイズを直したりしながら蘇ったり
つるし雛のキットにまで再利用できちゃうのも 着物ならではデス。
着物を着る度に「日本人ってすごいなあー」みたいな感覚になるものでして・・。
さあ 山桜とようやくうっすら緑が広がる景色に 単衣を纏ったアラフイーお待ち申上げます!!