今回は「できること」というか、ちょっと趣旨からは外れますが「離れていてもできること」かな？日本中の色々なお宿様と「女将の太鼓判」という通販サイトに入れていただきました。これで当館にお越しいただけなくても若干の品物はお送りすることが出来ます。あ、お酒はまだ販売免許もらえてないみたいなので販売されていませんが、近江牛やお菓子は大丈夫です。紅鮎を、滋賀県を少しでも皆様の元に届けること。それが身近にできること第３弾です。
詳しくはこちら。　→　http://www.otoriyose-net.com/
　
　それはそうと、一気に民放から震災情報の枠が消えちゃいました。
NHKはやっぱり国営だけあって色んな情報が流れるテロップを常時表示していますが、ちょっと驚きです。いよいよ一週間経って忘却モードに入ったのでしょうか。何か起こると一気に熱中する国民性ですが、褪めるとなると一気に褪めてしまう。福島第一原発のことも被災地のことも。計画停電がなくなったとしたら本当に関心さえもなくなってしまうんじゃないか、そう感じた瞬間でした。

　前々回の宿ログに書きましたが、今一番しなければならないことは「震災を忘れないこと」。
テレビが伝えなくなっても、新聞の扱いが小さくなっても、避難所で、自宅で困っている人たちがいるということを。そんな想いを持ちつつも、我々は普通に生活を続けること。季節を感じ、イベントを行う。もちろん結婚式だって、入学式だって、誕生会だって。おめでたいことは元気よくしっかりと祝う。だって、毎日を生きてるんですもん。たまたま被災しなかっただけで、今度は私達の番かもしれない。だから毎日をしっかりと充実したものにする。そういうことがすごく大切な気がしました。

　もうすぐ桜の季節です。
滋賀県では長浜、彦根、海津、比叡山、三井寺など県内各所で華麗な姿を披露します。日本人の渇いた心を潤す桜。東北の桜が咲く頃までには、日本が無事復興の道に歩みだせる事と行方不明の方々が少しでも多く見つかる事を祈って。