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    ★十和田湖のおはなし★

    更新 : 2018/5/14 1:08

    みなさんいかがお過ごしですか?

    今回はみなさんご存知十和田湖の「乙女像」のおはなしをすこし。。

    十和田湖を世に出した功労者といわれているのが、武田千代三郎知事、明治の文人・大町桂月、県議・小笠原耕一の三人であるといわれております。

    十和田湖といったら有名な「おとめ像」。県からの正式な建立依頼は昭和27年。制作は高村光太郎でした。
    彼は「十和田湖の美しさに感動した。湖上を遊覧しているうちにいくつもの制作イメージが湧いた」
    「私はギリシャはやらない。アブストラクトもやらない。明治の人間だから明治の人としてこれをつくりたい」〜といい快諾、芸術人には意地があったのです。

    今日にみるかわらぬ「おとめ像」の向き合うすがた。。
    彼は「湖水に写った自分の姿を見ると、同じものが向かい合い、見合うなかで深まていくものがあることを感じた。それで同じものをわざと向かい合わせた」、、これこが「おとめ像」のもととなるものだったのです。
    さらに「二体の背の線を伸ばした三角形が無限をあらわす」、
    「彫刻は空間を見る。二体の間にできる隙間に面白みがある」といっています。

    像の建立を推進した文学者・佐藤春夫もまた「十和田湖の自然を雄大で静かで、内面的な風景と見て、そうした自然の味わい方を表現したもの」とまでいっています。

    象の顔のモデルは、象完成後「智恵子夫人のだ」といわれるようになったのですが、これに対し「智恵子でいいし、そうじゃないという人がいてもいい、見る方がきめてくれればそれでいい」と答えたといいます。

    体のモデルははっきりとしております。その方の名は藤井照子。東京のモデルクラブに所属する姉妹の一人でした。当時19歳でした。たいへんな女性美の持ち主であったといいます。

    ・・・像は翌28年完成-。鋳造は国宝など数々を手がけた伊藤忠雄。除幕式は同年10月21日。奥入瀬渓流・銚子の大滝の近くにある佐藤春夫の「奥入瀬渓流の賊」の詩碑も同じく序幕となりまた。

    高村光太郎は、この後、次回作の制作にとりかかりましたが病にはかてず、完成にはいたりませんでした。この「おとめ象」が最後の作品となりました。

    ・・・「乙女象」。十和田湖の雄大な自然とそれに調和する二体の象。その美しさは力強く人々を今日も魅了しております。




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