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スマイルホテル八戸のお知らせ・ブログ
★薩摩島津氏とのご縁〜八戸南部氏庭園のご紹介★
更新 : 2018/4/9 0:35
こんにちはスマイルです♪
みなさんいかがお過ごしですか?
ただ今人気の、大河ドラマ「西郷(せご)どん」が放映されておりますネ♪
鹿児島などを中心とした当時薩摩藩とよばれた地域を舞台に西郷さんが活躍する物語です♪
−八戸と鹿児島、、。一見関係がないと思われがちですが、実は幕末期に八戸藩のお殿様は遠く鹿児島(薩摩藩)は島津氏より迎え入れられたという経緯があります。
そこで、八戸と鹿児島を結ぶゆかりの地を今回はご紹介します♪
その地は「八戸南部氏庭園」です♪
「八戸南部氏庭園」の歴史は今を遡ること江戸時代の天保年間−。
いわゆる幕末期にあって、遠く鹿児島は薩摩藩第8代藩主・島津重豪(しげひで)公の十四男として生を受けた、「南部信順(のぶゆき)」公が八戸南部家の婿養子として迎えられたことから始まります。
薩摩藩第8代藩主の島津重豪公は幕府にも影響強く、蘭学に大変興味を示した蘭癖大名と言われております。更には大変な子沢山で、他家への縁組を遠ざけてきた島津氏のなかにあって、他家への養子縁組を積極的に推進した藩主でもありました。有名な天璋院・篤姫や島津斉彬公の曽祖父でもあります。
信順公が八戸藩第9代藩主(八戸最後の藩主)として迎えられたのが天保13年(1842年)。いかなる経緯で遠く鹿児島より南部八戸へ養子として迎えられたかは定かではありませんが、島津氏(薩摩)と八戸南部氏(八戸)が血縁関係で結ばれた瞬間でありました。
この庭園は、弘化4年(1847年)に造られました。当初、この場所は、異国船を監視するのが目的の物見場(かり場)でした。そこにお殿様が休憩する場所を設けたことからこの庭園の歴史が始まります。造園を手がけたのは薩摩藩のお抱え庭師であったと伝えられ、馬渕川を借景としております。30本の松、つつじやさつき、樹齢数百年といわれるもみの木が植えられております。天候がよければ遠く八甲田山を眺めることさえできます。
信順公が遠く鹿児島を懐かしんで造らせたともいい伝えられるこの「八戸南部氏庭園」−。
みなさんも、一度ご覧になってはいかがでしょうか。。
★「八戸南部氏庭園」★
場所:八戸市売市4-23-3
入園料:無料
開園季節:「春の開園」5月下旬、「秋の開園」10月下旬