神宮の貯木場
更新 : 2010/10/10 17:53
先日、鳥羽のウバメガシの森を守るために間伐したウバメガシで作った薪を神宮さんに奉納させていただきました。
そのときにうかがった貯木場です。この木は昨年の台風で倒れた神宮の木です。樹齢500年以上です!
海辺に面した山からは海に栄養が流れ込む大切な森。
鳥羽には林業はなく、昔から薪炭材や船の道具に使用されることで間伐と再生を繰り返し、日の射す土壌で土が作られてきました。最近では、薪炭材は生活の中に必要とされなくなり数十年が経った今では、ウバメガシの森はうっそうとして、木々の下には下草も生えず、土は雨のたびに土砂となって流れ出したため大きな石がゴロゴロしている状態です。
それを心配した小田氏が、昨年鳥羽に始めて間伐専門の林業会社、ODAWA創林を設立、鳥羽市エコツーリズム推進協議会が間に入って販促活動。この仕組みに賛同いただいたおかげ横丁さんや鰹節製造のまるてんさんが「地域のために」とご購入いただいております。
こうした地域の循環に役立つ観光のあり方をエコツーリズムといい、鳥羽市では単なる消費のための使い捨てや破壊につながる観光ではなく、持続可能な観光のあり方を現在進めています。
今日からは、海島遊民くらぶ&鳥羽市エコツーリズム推進協議会がCOP10にブース出展しておりますので、みなさんぜひ、のぞいてみてくださいね!