速川神社の口コミ一覧
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西都市街中より国道219号線を川沿いに遡る。右岸より左岸に渡るとき、道路標識に速川神社を記す。
やがて山中に入り、遡る程に鳥居あり、川面に向かう。その手前に駐車場。屈曲部にて鳥居やや見え難く、注意されたし。
ーの鳥居より先ず川に下る、足元注意。「神社まで八七〇m」と格子戸にある。もし閉まっていたら通行禁止。
二の鳥居に貸出し用の杖あり、やや頼り無し。社殿に至るまで山道はコンクリート舗装され、軽装で登れるけれど滑り易い。
歩道橋を渡る。ごく低い橋で、増水時には浸かる、潜水橋。だから先ほどの格子戸は、潜水したら閉める訳である。
恙無く橋を渡ると、山登り。以降は階段なし、斜路のみ。雨が降らなくても濡れて滑る所もあり。
休憩箇所は、上り始めて間もなく、民家前に自動販売機あり。かなり上方に湧水あり。参道は木立に囲まれ見透せず、絶えざる緑と水の音。道を横切るカナヘビすら、その尾が青く輝く美しさ。
山奥に拝殿厳めしく。
拝礼作法に卵二個・蝋燭二本お供えの奇習、しかして卵と蝋燭、社務所に売る。併せて100円。
お供え求め、手を洗い、拝殿に上がり卵載せ、蝋燭灯して伏し拝む。
祓戸(はらえど)大神すなわち
瀬織津比賣(せおりつひめ)
速開津比賣(はやあきつひめ)
気吹戸主(いぶきどぬし)
速佐須良比賣(はやさすらひめ)
四柱を祀る。
祓戸四神は謎の神で、大祓(おおはらえ)祝詞(のりと)では主役を張るのに、文献記録がほとんど無い。
神代紀の異伝に、伊弉諾尊と伊弉冉尊が生んだ神として「水門神等を速秋津日命と名付く」とあるのみ。
拝殿右手奥に滝壺あり、瀬織津姫とは此の滝の竜神か。
是に伝説あり、皇孫(すめみま)瓊々杵尊(ににぎのみこと)の天下れるに、瀬織津姫お供するも此の瀬に溺る。瓊々杵尊これを悼みて慰霊すと。瀬織津姫始まりの社という主張であろうか。
この神を祀る社は奇妙にも、日本の東に多く西に少ない。その意味でも貴重であり、神秘に満ちたこの社は、苦労して上るだけのことはある、素晴らしい場所である。- 行った時期:2016年8月28日
- 混雑具合:普通
- 滞在時間:2〜3時間
- 投稿日:2017年12月8日
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神社ツウ 三文詩人さん 男性/50代
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