2017.03.23

ジオパークでのんびりゆったりリラックスの旅【島根・隠岐諸島】

2013年に世界ジオパークに認定された隠岐諸島は島根県から約60km離れた日本海に浮かんでいます。

隠岐の島町のローソク島、西ノ島町の国賀海岸、知夫村の赤壁など、珍しい岩や絶景がこのエリアにはたくさん。実はこれら、太古の昔に起きた火山活動や海の浸食活動により作られたものなんです。

隠岐の絶景を実際に見てみると大自然のパワーを実感できること間違いなし。ほかにも海士町の三郎岩など、ほっこりする光景もあります。

島の緑と海の青のコラボが見事な隠岐で、ココロ癒やされる“リラックス旅”に出かけてみませんか？

隠岐諸島

島前（どうぜん）と呼ばれる知夫里島（知夫村）、中ノ島（海士町）、西ノ島（西ノ島町）、島後（どうご）（隠岐の島町）という、計4つの大きな島と、約180の小島からなる諸島。

火山活動や海蝕でできた絶壁など、自然の絶景が眺められます。

ローソク島

オレンジ色の夕陽が島の先端に灯る一大パノラマ

隠岐の島町の北西、海上20mに突き出た奇岩「ローソク島」。夕刻になると、「奇跡の絶景」ともいえる光景を演出します。

島の先端に夕陽が重なると、まさに巨大ローソクに火が灯ったように。

「ローソク島遊覧船」からしか見れないこの絶景。遊覧船の搭乗には事前予約が必要なので、要チェック。

国賀海岸

海抜257mの断崖絶壁が垂直にそそり立つ

海蝕を受けた、大小さまざまな奇岩が立ち並ぶ西ノ島町の「国賀海岸」。ここには海抜257mもの巨大な断崖が垂直にそそり立つ摩天崖がある。

刃物で切断したような鋭角な崖の断面。崖上に自生する青々とした草木。周辺の放牧地でのんびりと過ごす牛や馬。

足元に広がる日本海と相まって、壮大な一枚絵のような空間を作り出しています。

赤ハゲ山

春、名峰の山麓が薄紅色に染まる

のどかな知夫村に立つ、標高325mの名峰・赤ハゲ山。緑豊かなこの山は、5月になると野大根の花が山麓を彩ります。

　

薄紅色の花が山肌に沿って咲き誇る様子は、まるで「花のじゅうたん」。美しい春の風景が眼前に広がります。

赤壁

岩肌を染めるマグマの鮮やかな赤

知夫村の西端に鎮座する深紅の断崖「赤壁」。

この絶壁はかつて起こった火山の噴火により形成されました。鮮やかな赤色の岩石は溶岩が酸化したもの。

　

この赤色の岸壁は夕刻がさらに美しい。夕陽が岸壁を照らし、幻想的な光景を演出します。

三郎岩

日本海に浮かぶ三兄弟の岩

海士町・菱浦港の北東に浮かぶ、何とも愛らしい3つの奇岩「三郎岩」。この三郎岩、大・中・小と大きさが異なる岩から構成されています。

　

実はこの奇岩、それぞれに名前がついています。
大きいものから「太郎」「次郎」「三郎」。

三兄弟とも言えるこの岩たちは今日も人々の心を癒しています。

【グルメ】隠岐の海産オールスターズが集結

絶景ばかりの隠岐諸島ですが、海産物もスゴイんです！
おいしい日本海の幸、たくさん召し上がれ。

寒シマメ漬け丼

　

隠岐のいわがき

　

さざえ最中

　

隠岐諸島への主なアクセス

【飛行機】
伊丹空港―隠岐世界ジオパーク空港
出雲空港－隠岐世界ジオパーク空港

【ジェットフォイル】
松江（七類）－隠岐
境港－隠岐

【フェリー】
松江(七類)－隠岐
境港－隠岐
※季節により運航ダイヤに変更あり

おわりに

いかがでしたか？　隠岐諸島は、日本の領海などにおける海洋活動の保全のため、特に重要であるとされる国境にあたる71の離島として、特定有人国境離島に指定されています。
知られざる魅力が満載の隠岐諸島に、ぜひ足を運んでみませんか？

※この記事は2017年3月時点での情報です
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