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慶雲元年(704)、奈良時代の名僧行基が父の菩提寺として自らの生家を寺にしたのが始まりとされている名刹。山号の「一乗山」は、人が仏の心を学ぶ聖地、「家」は行基の生家、「原」は母親のお腹をそれぞれ表すもので、行基の活動の原点ともなった寺。この名称が現在の地名にも残っている。本尊は、行基自身の造立による文殊菩薩で、日本で最初に本尊として祀られたことから、「家原の文殊さん」として親しまれ、智恵を授かるお寺として受験生に人気が高い。かつては、受験生がその願いを本堂に書いたことから「落書寺」とも呼ばれているが、現在は祈願を書いたハンカチを本堂に貼り付けている。本堂の壁や柱がハンカチで埋め尽くされる姿は、毎年の風物詩だ。また、1月15日に行われる左義長祭りは「家原のとんど」として、知られている。 拝観時間 9:00〜17:00
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