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紀伊国一の宮として尊崇を受けた神社で『日本書紀』には神武天皇の時代に起源をもつと記されている。代々紀氏が祭祀者をつとめ、今日もその家系が続いている日前大神、國懸大神を祀る。薪能7月26日 例大祭9月26日。 深い木立に囲まれた森に日前神宮國懸神宮がある。 正月三が日は地元をはじめ近畿圏から約30万人の参拝者が訪れる。和歌山市内にあると竈山神社(旧官幣大社)、伊太祁曽神社(旧官幣中社)と三社詣でることを「三社参り」と言い、古くより三社をお参りする人が多い。 紀伊国で最も信仰を集めた一の宮、平安初期に定められた延喜式内社まで国が助成した元官幣大社の歴史が示すとおり格式は高い。境内の一番奥まったところ左側に日像鏡を祭る日前神宮、右側に日矛鏡を祭る國懸神宮があり、2社を一体にして日前宮とよぶ。また境内には、80以上もの神々の小さな祠がある。
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