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旧吹屋小学校は、明治33年に東西校舎、続いて同42年に本館が建築され、平成24年の閉校まで「現役最古の木造校舎」として使用されました。当時の吹屋は吉岡銅山と弁柄の生産で繁栄しており、大正7年には最大369名の児童が在籍していました。敷地内には、二階建ての本館を中央に東西校舎が左右対称に配置され、特に本館は下見板張の外壁や軒下の筋違の表現が特徴的で、小屋組みにはトラス構造が採用されています。本館の設計は、国の重要文化財(建造物)に指定されている「旧遷喬尋常小学校校舎」(真庭市)、「旧旭東幼稚園園舎」(岡山市)を設計した江川三郎八が担当しており、明治時代後期を代表する擬洋風の学校建築として評価され、岡山県の重要文化財(建造物)に指定されています。 平成27年からは、貴重な文化財建造物として将来に継承するために、建物を全解体し、地盤補強と建物の構造補強を実施する保存修理工事に着手し、令和4年2月竣工しました。令和4年4月に旧吹屋小学校として開校し、吹屋の歴史や文化を情報発信する地域の新たな拠点施設として活用されています。
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