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2024.12.12

北海道旅行におすすめの服装は?平均気温とポイントを月別に紹介

北海道への旅行を楽しむためには、服装選びが重要です。そこで今回は気象情報会社のウェザーニューズ監修のもと、北海道に行く際の服装選びのポイントを、特に気になる冬の服装から意外と難しい夏の服装まで、四季別に紹介します。年間平均気温と共に、月別のポイントも盛り込んでいるので、ぜひお出かけの参考にしてください。

札幌・函館・旭川・釧路の年間の平均気温

札幌・函館・旭川・釧路の年間の平均気温
年間の平均気温と平均最高気温、平均最低気温。※気象庁のデータを参考に作成(平年値)

北海道はどの季節に出かけても、東京よりも気温が低めです。年間の平均気温を見ても、東京や大阪より低く、日平均は10℃以下となっています。コーディネートは、東京よりも寒い想定で考えましょう。

雨が降ると急に寒くなったりするので、寒さをしのげるスウェットやカーディガンがあると安心です。雨が降るか降らないかで気温が大きく変わり、傘が差せないほどの風になる場合は、携帯できるレインコートなどを荷物に入れておくと良いでしょう。

また、近年熊の出没が多くなっています。自然豊かな場所に出かける予定の人は、熊鈴なども携帯しておくと良いかもしれません。

【北海道】春(3・4・5月)の服装

【北海道】春(3・4・5月)の服装
平均気温
※気象庁のデータを参考に作成(平年値)

3月の札幌は、東京の朝晩の寒さがちょうど昼間くらいの気温です。体感的には真冬ほどの寒さではありませんが、朝晩は氷点下になるため、冬用コートの下に着脱可能なインナーダウンなど防寒できるアイテムが重宝します。

また、道路に雪や氷が残っている場合は、雪の予報がなくても滑らない冬用の靴が良いでしょう。

4月になると、昼間の気温も二桁超えになり、昼間は裏地付きの春用コートで十分です。ただ朝晩は東京の冬の寒さくらいに冷え込みます。マフラーや帽子など防寒は欠かせません。山の方はまだ雪の可能性があるので、出かける場合は足元の装備にも注意が必要です。

GWになるとだいぶ暖かくなり、晴天時の昼間はコート不要です。薄手のセーターに裏地のない軽めのアウターがおすすめです。夜景など夜のお出かけを楽しむ場合は、手袋やストールを持っていると便利でしょう。

【北海道】夏(6・7・8月)の服装

【北海道】夏(6・7・8月)の服装
平均気温
※気象庁のデータを参考に作成(平年値)

札幌、函館、旭川、釧路の北海道主要都市と、東京、大阪の気温を比較すると、北海道の方が、気温差が大きいのが特徴です。

比較的過ごしやすい6月でも夏日があり、半袖1枚で過ごせる日も多いようです。ただ、寒気がやってきて急に冷えることもあるため、厚手の羽織ものを1枚持っておくと良いでしょう。

また梅雨のない北海道ですが、雨が降る日も増えてきます。予報によっては濡れても良い靴を用意しておきましょう。

7月、8月になると、旭川など内陸では近年35℃近くまで気温が上がるようになりました。基本的には半袖で快適に過ごせますが、紫外線対策を考えて、長袖の羽織が1枚あると活躍しそうです。

8月の後半になるにつれ、朝晩はエアコンがいらないくらいの気温まで下がります。外でじっとしていると肌寒く感じるので、カーディガンなどを持ち歩くようにしましょう。

【北海道】秋(9・10月)の服装

【北海道】秋(9・10月)の服装
平均気温
※気象庁のデータを参考に作成(平年値)

東京ではまだまだ暑い9月ですが、北海道では早くも秋の気配が漂います。東京で過ごしている服装に羽織るものをプラスするイメージを持ってください。特に9月下旬になると、20℃を下回る日も出てくるため、半袖と長袖、厚手の羽織るものが活躍しそうです。

10月は気温のアップダウンが激しく、昼間の気温が10℃まで下がる日もあれば、20℃くらいまで上がる日もあり、下旬に差し掛かると朝晩は早くも冬用のコートが欲しくなる寒い日も出てきます。薄手のセーターや裏地のついた秋用コートを着用すると良いでしょう。

【北海道】冬(11・12・1・2月)の服装

【北海道】冬(11・12・1・2月)の服装
平均気温
※気象庁のデータを参考に作成 (平年値)

11月になると初雪が降り、うっすら積もる日も出てきます。東京での冬用の装いがベストです。この頃の雪は晴れるとすぐに解けますが、ブーツなど滑らない靴がおすすめです。

12月に入ると、北海道の主要都市の日平均気温がグンと下がり、降った雪が積もっていく季節です。中旬以降は昼間の気温も氷点下の日が多く、厳しい寒さが訪れます。マフラーや手袋、冬用のブーツなど防寒アイテムを用意しましょう。

1月、2月は昼間でも氷点下になる日があります。厚手のセーターにダウンコートなど、最上級の防寒が必要です。雪が積もっている場合が多く、雪の上を歩くことを想定したブーツを用意しましょう。

また長時間外にいる場合は、インナーも保温性を重視し、カイロなどを持ち歩くと良いでしょう。

教えていただいたのは…株式会社ウェザーニューズ ウェザーニュース「服装予報」担当 畠山 清佳さん

今日・明日から10日間先まで、全国各地の朝晩と昼間それぞれに最適な服装を提案する「服装予報」の担当者。気温だけでなく、晴れや曇り、雨などの天気、風の強さなども加味した独自の服装指数の算出を行う。毎日の服装選びはもちろん、10日間先まで確認でき、旅行や出張準備にも役立つ「服装予報」のサイトはこちら

イラスト/別府麻衣

※この記事は2024年10月24日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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じゃらん編集部  じゃらん編集部

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