列車に揺られながら絶景を楽しむって贅沢な時間ですよね。今回は、全国の鉄道を撮り続けている鉄道カメラマン・久保田敦さんに、全国の路線から「また行きたい」と思えるおすすめの絶景路線を選んで頂きました。
少しでも楽しい気分になれそうな絶景をお届けしますので、おでかけ計画の参考にしてみてください。
【JR北海道 富良野線】西中駅~中富良野駅

旭川と富良野を結ぶ富良野線沿線は、7月になると短い夏を楽しむかのように様々な花で彩られます。中でも7月下旬に満開を迎えるラベンダー畑の紫色は見事!
ファーム富田のトラディショナルラベンダー畑からは、ラベンダー越しに富良野線の列車を望むことができます。晴れた日には十勝岳連峰の山々も見渡せ、トロッコ列車「富良野・美瑛ノロッコ」号に乗ると、風を感じながら絶景を楽しむことができるんです。
【JR東日本 五能線】あきた白神駅~岩舘駅

秋田県の東能代と青森県の川部を結ぶ五能線は、JR東日本の路線の中でも有数の観光路線。日本海をなぞるように走るため、車窓には雄大な海が広がります。
特に夕方は水平線に沈む夕日を眺めることができ、ロマンチック!展望席やボックス席のある観光列車「リゾートしらかみ」号も運行され、車内では津軽三味線の演奏や津軽弁での語りべなどのイベントも開催されます。
※2020年7月17日現在:リゾートしらかみは減便にて運行中。詳しくはHPなどでご確認ください。
【JR西日本 山陰本線】折居駅~三保三隅駅

山陰本線は京都から1府4県を通り山口県の下関までを結ぶ、全長が676kmもある路線。兵庫県から山口県にかけては随所で日本海を見ることができます。
兵庫県の余部橋梁や島根県の宍道湖など各地に絶景の名所がありますが、島根県にある道の駅「ゆうひパーク三隅」では手軽に山陰本線と海のコラボレーションを写真におさめることができるので、鉄道ファンに人気のスポットとなっています。
1両編成の普通列車から特急列車「スーパーまつかぜ」「スーパーおき」など車両のバライティも豊富です。
【JR四国 土讃線】 小歩危駅~大歩危駅

香川県と高知県を結ぶ土讃線は、四国の中央部を縦断するように走る路線です。四国山地や土佐湾沿いの難所を進むためカーブが多く、特急列車は振り子式のディーゼルカーが使われスピードアップが図られています。
吉野川に沿って進む区間のうち特に小歩危駅から大歩危駅までの間は渓谷が美しく、国の天然記念物や名勝にも指定されているんです。ラフティングなどの川遊びが盛んで、列車とのコラボレーションもしばしば見られますよ。
鉄道カメラマン 久保田敦さん
1977年長野県生まれ。趣味が高じ、全国をめぐり四季折々の鉄道風景を探し求めるライフスタイルに。鉄道雑誌のほか本誌をはじめとする旅行雑誌、広告など幅広く活動。
※この記事は2020年7月時点での情報です。運行時間など掲載情報は変更の可能性がありますので、事前に公式ホームページなどで最新の情報をご確認ください。
※お出かけの際は、お住まいやお出かけされる都道府県の要請をご確認の上、マスクの着用、手洗いの徹底、ソーシャルディスタンスの徹底などにご協力ください。
じゃらん編集部
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