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2020.06.13

防災対策ガイド7選!グッズ・心構え…防災のプロに聞きました

防災対策、してますか?地震、台風、水害、火事など、災害はいつ訪れるか分からないもの。防災対策に対して「何をすればいいかよく分からない」「自分は大丈夫」と考えている人も多いのでは?地震や台風など災害が増えている今、防災への心構えやすぐにできることなどを防災のプロに聞いてみました。

記事配信:じゃらんニュース

防災対策、何かしてる?

地震や台風など、近年ひどい災害にあった被災地の様子をニュースなどで見ることが多いですよね。

そこで、じゃらんでも緊急アンケートを実施!その結果「地震や台風など災害に対して何か準備をしていますか?」という質問に、「はい」と答えた人は52.8%。残りの47.2%、つまりおよそ半分の人は準備していないということが分かりました(インターネット調査 / 調査対象:47都道府県在住20代~50代男性 / 有効回答数:890名)。

防災

準備をしていない理由を聞くと「よく分からないから」「なんとかなると思っているから」「その時にどうにかする」などの回答がズラリ。なかなか自分ごととして考えるのが難しいことがうかがえます。

そこで今回は、防災士の資格を持ち、防災に関する情報を発信されているイラストレーター草野かおるさんに、防災の“キホンのキ”を教えてもらいました。

1、防災の心構えとは?

なんといってもまずは、「大きな地震が来たら」「大きな台風が来たら」と想像してみてください。

例えば会社であれば、自宅まで徒歩で帰ることを想定して、スニーカー、地図、水などの必要なものをロッカーやデスクに用意しておくことが第一歩です。

自宅であれば、電気・水道・ガスなどのライフラインが途切れることも想定して、携帯トイレ、水、食料、カセットコンロなどが必要になりそうです。

小さな子どものいる家庭であれば、学校、保育園などの対応の確認、お迎えを共有できる友人や家族と事前に話しておくことが必要になりますね。

防災対策って何をすればいいの?

その人の家族や仕事の状況によって必要なモノ・コトは異なりますので、まずは想像することからスタートです。

2、家族との連絡方法・連絡先を確認しておこう

では実際に災害に巻き込まれた時、自分の身が安全であれば、まずは家族と連絡を取る必要が出てきますよね。

そこでまずは、「電池式の携帯電話・スマートフォンの充電器」と「電池」の備蓄をおすすめします。バッテリー式のものは電気が使えることが前提ですので、どんな状況下でも使用できる電池式のものも一つ用意しておきましょう。

そして、「携帯電話・スマートフォンの連絡先のメモ」は常に持参するようにしましょう。最近では、携帯電話に登録してあることで家族の電話番号さえ覚えていないという人も多いのではないでしょうか。また、連絡先を忘れてしまった時だけでなく、自分自身が被災してケガなどをした場合にも役立ちます。

防災対策って何をすればいいの?

自宅であっても、電話番号を覚えていない高齢者、あるいは忘れた家族もいるでしょう。例えば、戸棚の裏側に「大きく書いた連絡先の紙を貼る」など、アナログな方法でメモを残し、家族で共有する方法もおすすめです。

3、情報収集の方法を確認しよう

実際に災害に巻き込まれた時、次に必要となるのは情報収集です。

一番スタンダードな方法はラジオですね。電池式や手回し式の携帯ラジオなど、防災グッズとしてよく目にします。もし、外出先などでラジオを持っていない場合、やはり頼りになるのは携帯電話やスマートフォン。民放ラジオの放送を受信できるアプリ「ラジコ」や、「NHKニュース・防災アプリ」などをダウンロードしておくのがおすすめです。

また、避難所を検索して道順をルート案内する、災害時用ナビゲーションアプリ「全国避難所ガイド」も便利。このアプリは、オフラインにも対応しています。

これらはいずれもインターネット通信あっての情報収集方法ですが、用意しておけばその場で慌てることもありません。

防災対策って何をすればいいの?

災害時、情報収集に携帯電話・スマートフォンは便利ですが、あっというまに電池切れしてしまう恐れがあります。慌ててあれこれ検索して無駄に電池を消費するより、アプリをあらかじめダウンロードしておけば省エネにも繋がります。また、携帯電話・スマートフォンを節電モードにする方法も覚えておきましょう。

4、避難場所・避難経路を知っておこう

自宅が被災するなど、もし避難しなければならない状況になったら…。

自宅や勤め先の最寄りの避難所について知っていますか?まずは、自治体から配られている「ハザードマップ」「防災マップ」などで避難場所を確認しておきましょう。

避難所には、公園や広場などの「一時避難所」「広域避難所」と、小学校や公民館など一定期間生活できる形態の「収容避難所」があります。また、地震の時と水害の時とで、それぞれ「避難する場所」が異なる場合があります。こうしたことは、全て「防災マップ」で確認できますよ。

防災対策って何をすればいいの?

「ハザードマップ」では、自宅が水没の危険性がある場所かどうかも確認できます。近年起きた水害や土砂崩れの被災地でも、「ハザードマップを一度も見たことがなかった」「自宅が災害の危険性がある地域だと知らなかった」という住人の方がたくさんいらっしゃいました。

「ハザードマップ」「防災マップ」などは、市町村のホームページからダウンロードできます。しかし、いざ台風が来た時など、アクセスが集中して繋がらなかったことも。平常時にダウンロードして確認したり、プリントアウトしたりしておくことをおすすめします。

家族でピクニック気分で避難ルートと避難所、給水所を確認する「防災さんぽ」をするのもおすすめですよ。

じゃらん編集部  じゃらん編集部

こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。

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