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2020.06.26

船釣りの初心者ガイド!旬の魚から服装・持ち物・料金までご紹介

初心者でも船釣りを楽しむための情報を紹介します。

釣れる魚から必要な道具、事前に準備しておくこと、船釣りのテクニック、季節ごとの服装、釣った魚の調理方法まで、幅広い情報を網羅!

日々、釣りの情報を提供している「週刊つりニュース」の監修で、初心者でもわかりやすく解説していきます。

この記事は2020年6月26日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。

記事配信:じゃらんニュース

船釣りの種類や選び方

初心者でも釣りやすい魚の種類

まずは、船釣りにおいて初心者でも釣りやすい魚を紹介します。

マアジ

マアジ

食卓の定番で馴染み深いため、初心者でも認識しやすく心理的ハードルが低いマアジ。

比較的浅い場所に群れているため、魚の食い気がいい時は1投目から次々に掛かることも。
初挑戦時には疲れにくい午前と午後の半日船(4時間前後)が最適です!

東京湾ではイワシミンチのコマセを撒いて群れを寄せるため、胴の間より後ろ(船の後方)がおすすめ。
中部地方や関西地方などコマセが禁止されているエリアでは、釣法が異なるのでご注意ください。

シロギス

シロギス

細身だけど、見た目に反した強い引きが楽しいシロギス。

砂の海底を群れで回遊していることが多く、船長が回遊ポイントに船をつけてくれるので、仕掛けを海底に置いておけば掛かります。

人口エサ(ソフトルアー)という選択肢があるので、虫エサの青イソメが苦手な女性にもピッタリ♪

船の真下を探っていくので、船のどこに座っても問題ありません。

タチウオ

タチウオ

活きた小魚を捕食する狂暴な魚。
その性格を利用してゲーム性の高い釣りができるのが魅力です。

マアジやシロギスに比べると難易度は一段上がりますが、終始積極的に誘って掛けるので、「釣れた」ではなく「釣った」感覚が強く、楽しめます。

水深10mの超浅場に現れることもある、夏場が狙い目!
バーチカル(船直下)を攻める釣りなので、船での座り位置に差は出ません。

関東ではエサとルアー、関西ではテンヤと呼ばれる全く違った釣りをするのが特徴的。
また、沖縄のような南のエリアには、大型に成長する別種も存在します。

マダイ

マダイ

「鯛ラバ」と言うルアーを使う釣り方が、初心者におすすめ。
海底まで落としてから一定の速度で10~15m上まで巻き上げるだけなので、とっても簡単です。

メインターゲットはマダイですが、青物や根魚などいろいろなゲストが釣れるので楽しみも倍増♪

エサなどで手や服が汚れないことも初心者にとっては嬉しいポイントです!
船での座り位置による差はありません。

船釣りを予約しよう!

船釣り

各地で船宿(遊漁船)がほぼ毎日出船しています。
種類は大きく分けて「乗合」と「仕立」の2つ。釣りたい魚に合った船を予約しましょう!
予約方法はそれぞれ船宿によって異なりますが、ネットで簡単に予約できるところが多いです。

■乗合
公共交通機関のように、他人同士が1隻の船に乗り合わせて楽しみます。
釣りものは船宿が決定するので、希望するプランの船に乗船してください。(例:アジ船、マダイ船、タチウオ船など)
だいたい1人6000~12000円程度です。

■仕立
貸し切り船。
「8人まで8万円。1人増えるごとに+9000円」のような価格付けがされています。
大勢のグループで楽しむのにおすすめです♪

船釣りに必要な道具や服装

船釣り

ほとんどの船の上はポンプで組み上げた海水を循環させ、海水が流されています。
同時に波しぶきがあるため、「濡れてもいい服装」というのが大前提!
上下分かれたレインウェア、長靴、帽子は必須です。

季節ごとの船釣りにピッタリの服装

船釣り

■春
アンダーウェア、フリース、ダウンジャケットなどの上にレインウェアを着るのが◎。
早朝は思ったより寒くなることがあるので防寒対策はしっかりと。
暑くなったら脱げばいいので、「1枚多く」が原則です。

■夏
半袖でもOKですが、船の上は日陰が少ないので、日焼け対策は万全にしましょう。
水気の多い場所だけにすぐに落ちてしまうので、こまめな塗り直しが大切です。

日焼け防止に長袖を着用する場合は、熱中症にも気を付けましょう。

■秋
服装は春と同じでOK!着脱しやすい格好がおすすめです♪

思いがけず暑い日があるので、日焼け止めは持参した方が無難でしょう。

■冬

船釣り

しっかりとした防寒対策はもちろんのこと、使い捨てカイロを忍ばせておくと活躍します。
キャビンを備える大型船なら、船内に逃げ込むことも可能。

ニット帽やネックウォーマーを活用し、耳や口周りをカバーすると良いでしょう。
手袋は作業しにくく濡れるので、意外と必要ないかも!?
どうしてもと言う場合は、指が出ているタイプを選んでみてください。

船釣り

船釣りに最低限必要な道具はコレ!

船釣り

船宿によっては、レンタルや購入のサービスが整っていて、「手ぶらでOK」を売りにしている場合があります。
初心者はこのような船宿を利用するのが便利!

とはいえ、まだまだこういった船宿は少ないのが事実…。
最も一般的な最低限必要な道具を一覧にしたので、参考にしてみてくださいね。

船釣り

(※1)黄色やオレンジ色など目立つ色のライフジャケットで、反射材やホイッスルがついている。

船釣り

また、持っていると便利なもの一覧はこちら。

船釣りに最低限必要な道具

乗り物酔いしやすい人は酔い止めを、日に焼けたくない人は冬でも日焼け止めを持参するのを忘れずに。

船上で飲食物の販売はないので、夏は特に飲み物を多めに持参し、熱中症にはご注意ください。
クーラーボックスに入れて冷やしておくとgoodです!

釣った魚の楽しみ方も様々!

釣りを楽しんだ後、釣った魚をおいしく味わうのも楽しみのひとつ♪
船釣りした魚の調理方法や、調理してくれる場所について紹介します。

船釣りした魚のおすすめ調理方法、味の特徴

マアジ

マアジ

調理方法1【刺し身】
定番ですが、魚本来の味わいを楽しめます。
一手間加えるなら、軽く炙るのもおすすめ♪

調理方法2【アジフライ】
釣ったその日に作ると絶品!
釣り人にしか味わえないので、イチオシです。

シロギス

シロギス

調理方法1【刺し身】
鮮魚店ではなかなか手に入らない新鮮さなので、刺し身で味わっておきましょう。
氷で締めて、キムチにあえてもおいしいです。

調理方法2【天ぷら】
刺し身にできない小型も、まるっと調理できます。

タチウオ

調理方法1【塩焼き】
調理は簡単なのにおいしい!
高い位置から塩を振ると、均一に塩がかかります。

調理方法2【炙り】
淡白な白身とあっさりした脂が魅力的。
軽く炙って食べるのを至高、と言う人も多いんだとか。

マダイ

調理方法1【刺し身】
厚めに切って、食感を楽しんで♪
骨が硬いので、出刃包丁があると便利です。

調理方法2【煮付け】
醤油、みりん、酒、生姜、砂糖を使った煮付けも定番。尾頭付きでOKです!
癖のない白身なので、何をしてもおいしいですよ。

釣った魚を調理してくれる場所

釣った魚を調理

捌きのサービスをしていたり、提携の料理屋を紹介したりしている船宿はありますが、ごく一部に限られます。

自分で調理するのが原則ですが、行きつけの小料理屋や居酒屋で調理してもらうのも良いでしょう。

居酒屋

船釣りについてよくある疑問を解消!

初心者だからこそ感じる不安や疑問はたくさんあります…!
不安を解消して、万全の態勢で船釣りに臨みましょう。

釣り船にトイレはあるの?

釣り船トイレ

小型船のトイレは急造されたような小さなタイプがあり、女性や子どもには不向きかもしれません。

また、個人経営の小さな船宿は船長や常連との距離が近く、こちらのタイプを好む人も少なくありませんが、まれにトイレがない船も。
特に女性や子どもがいる場合は、事前に確認した方が無難でしょう。

釣り船トイレ

初心者や女性、子どもにおすすめなのは、キャビンを備える大きな船。
大きいだけに揺れが少なく、スペースも広い場合が多いです。
温水便座のこともありますよ♪

酔い止めはいつ飲むのがいいの?

船釣り

乗船1時間前などに飲んでおくと安心。
くれぐれも用法を守り、眠くなる成分が含まれる場合は車の運転を控えましょう。
また、当日はコーヒーなどのカフェインや、消化の悪い食べ物は避けた方が無難です。

何より、船酔いの大敵は寝不足!
睡眠が足りないと、ベテランでもダウンしてしまいますよ。

出船時間、帰港時間は?

船釣り

船宿または港単位で決められているケースがほとんどなので、出航時間や帰港時間はさまざまです。
また、集合時間は出船の30分~1時間前。
船宿によって違うため、予約時に集合時間を聞いておきましょう。

船釣り

例はこちら。
■茨城・外房:出船4〜5時、帰港11〜12時
■東京湾・相模湾:出船7時、帰港14〜15時

東京湾には半日船プランもあります。
■午前船:出船7時、帰港12時
■午後船:出船13時、帰港17時

天候が悪い場合は出航するの?

風速と風向きを総合的に見て海上が荒れた場合は出船中止になりますが、全て船長判断です。
場合によっては港単位で船止めになる場合も。

多くの場合前日の夜に判断がくだされ、予約者に電話連絡があります。
まれに予想以上の風になり、現地解散や時間短縮になってしまうことも…。

雨はよほどの豪雨でない限り、出船に影響はありません。

季節を問わず、服装で気を付けることは?

船釣り

不安定な桟橋を歩いたり、横付けされた船から船を渡ったりするので、足場がいいとは言えません。
そのため、ビーチサンダルのような滑りやすい靴は厳禁です。
ゴム底になっている釣り専用の長靴なら、滑りにくくておすすめ!

また、夏は船対応のサンダル「ギョサン」を使う人が多いですが、肌が露出するので怪我のリスクが高まります。
季節を問わず長靴を選ぶのがベター。

【監修/週刊つりニュース】
全国各エリアの最新釣り情報を提供している「釣り専門新聞」。紙の新聞だけではなく、WEBメディア「TSURINEWS」でも釣りや魚に関するノウハウを配信中。

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※この記事は2020年6月時点での情報です
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください
※旅行・お出かけの際は、安全、体調に十分に配慮しましょう。お出かけの際は公式ホームページなどで最新の情報をご確認ください
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、各自治体により自粛要請等が行われている可能性があります。
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トリクルマガジン編集部  トリクルマガジン編集部

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