4、青池(十二湖)

十二湖とは、白神山地の西麓に点在する33の湖沼の総称です。この湖沼群は、江戸時代の大地震によって沢がせき止められ、地盤が陥没してできたといわれています。崩山の中腹(大崩)から眺めた際、大きな池だけが12見えたことから「十二湖」といわれるようになったそうです。
十二湖の中で最も有名な「青池」。その名の通り、鮮やかなブルーが特徴的な池です。
天候や時間帯など、ちょっとした光の加減で色の濃淡が変わる様子は幻想的。晴れた日のお昼前、午前11時台が美しいブルーが見られるおすすめの時間帯だそうですよ。
5、沸壺の池(十二湖)

青池から続くブナ自然林の散策道を抜けたあたりにある「沸壺(わきつぼ)の池」。青池に匹敵する、美しいブルーの池です。
こちらも池のすぐ側にウッドデッキがあり、ゆったりと池を眺めることができます。
6、日暮の池(十二湖)

穴場的な池として、ひそかな人気を誇る「日暮(ひぐらし)の池」。「王池」の前の道を入ってすぐのところにあります。
特に紅葉シーズンは抜群の美しさ。風のない日には、夕方近くに湖面に映る景色を見ることができます。池の周りを周回できる散策路もありますよ。
7、十二湖ビジターセンター

「越口の池」湖畔にある入場無料の施設。道路沿いで無料駐車スペースも併設されているので、散策の拠点としても便利です。

館内には、十二湖全体のジオラマがあり、十二湖エリアの位置関係を見ることができます。十二湖に生息する動植物に関する展示もありますよ。
また、施設の裏には幻の魚、怪魚と呼ばれるイトウの養殖場も隣接。日本最大の淡水魚イトウの大きさを間近で実感してみてくださいね。
0173-77-2138
青森県西津軽郡深浦町松神山国有林内
9時~16時
12月~3月
【電車】JR十二湖駅より弘南バスで10分、十二湖ビジターセンター前より徒歩すぐ 【車】秋田道能代東ICより1時間
「十二湖ビジターセンター」の詳細はこちら
8、十二湖庵

十二湖の森の中に佇む茶屋。「落口の池」の目の前にあり、十二湖散策の終着点となっています。
ここでは、平成の名水百選に選ばれた「沸壺池の清水」でたてた抹茶とお菓子をいただけます。無料ですが、“こころざし”として自由にお金を箱に入れる仕組みです。


近くにある「沸壺の池」から流れる水の音を聞きながら、おいしいお茶をいただいて一息。「落口の池」を眺めることもでき、散策後の疲れを癒やすのにぴったりの場所です。
9、崩山(大崩)

「青池」のすぐ横にある登山道から、「崩山(くずれやま)」に登ることができます。
緩やかな沢沿いの道や傾斜のきつい道など、手つかずの大自然を存分に味わえる本格的な登山道。片道1時間半ほど登ると、「大崩(おおくずれ)」という展望ポイントに到着!十二湖とその先に広がる海を見下ろせる絶景スポットです。33ある湖沼のうち12の湖沼だけここ大崩から見ることができたため、「十二湖」と名付けられました。
さらに1時間ほど進むと山頂まで到達できますが、崩山山頂は眺望がなく、この大崩で引き返す人がほとんだそうですよ。
10、日本キャニオン

「日本のグランドキャニオン」といわれる「日本キャニオン」。白い岩肌が山の斜面にむき出しになった、ダイナミックな眺めが楽しめます。
十二湖エリアを走る県道280号線に入ってしばらく進んだ場所にある「八景の池」の道路向かいの駐車場から階段を登っていくと、「日本キャニオン展望所」と呼ばれるビュースポットへ行くことができます。そのまま進むと「日暮の池」へ出られますよ。
特に10月下旬頃は周囲の山が紅葉し、白い岩肌との対比が見事。あまりガイドブックなどには載っていない穴場的なスポットとしてもおすすめです。
11、アオーネの湯

「アオーネ白神十二湖」内にある温浴施設。2020年11月2日までは鍋石温泉の湯を運搬してお風呂に利用しており、温泉が楽しめます。
お風呂は男女別の内湯のみ。女湯側にはパウダールームがあります。宿泊者以外も日帰り入浴利用できますが、宿泊者がいない日は休業になってしまうのでご注意を。
散策後、のんびりとお風呂に浸かって歩き疲れた体を休めてくださいね。
青森県西津軽郡深浦町大字松神字下浜松14
15時~21時
2020年度は11/3~4/28。その他臨時休業あり
日帰り入浴料:中学生以上500円、小学生300円、0歳~未就学児200円
【電車】JR十二湖駅より無料送迎バス(宿泊者限定。要事前予約)で3分 【車】秋田道能代東ICより50分
「アオーネの湯」の詳細はこちら
じゃらん編集部
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