日本有数の茶どころである静岡県。そんな静岡県には、お茶の美味しさと茶畑の美しい風景をひとり占めできるプライベートティーテラス「茶の間」があります。
県内に6カ所ある茶の間の中でも特に人気なのが「天空の茶の間」。SNSなどで話題になっている、その絶景ポイントや魅力をご紹介します。
※この記事は2021年6月21日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。
記事配信:じゃらんニュース
天空の茶の間とは

「天空の茶の間」があるのは静岡市。標高350mの山間部、20種類以上もの品種茶を栽培する茶農家「豊好園(ほうこうえん)」の茶畑にあります。
園主自ら厳選したお茶を絶景とともに味わえるこの体験プログラムは、普段お茶に馴染みのない若い年齢層の人たちからも支持を集め、今では予約が取れないほど人気に。
お茶を飲んでゴロゴロして、おしゃべりして、写真を撮って…。そんな自由な時間が絶景のプライベートテラスで過ごせるなんて、贅沢ですよね。
天空の茶の間の魅力
【魅力1】完全貸し切りで楽しめるティータイム

「天空の茶の間」は、1日3組限定、90分間完全貸し切りでティータイムを楽しむことができます。誰にも邪魔されることなく思う存分絶景とお茶を堪能する、贅沢な時間が過ごせます。
ふるまわれるお茶は、茶葉のセレクトも淹れ方も園主がこだわり抜いたもの。一口飲めば、その香りや味わいの豊かさに驚きます。1煎目、2煎目と変化する味も魅力で、きっと「お茶ってこんなに美味しいものなんだ」と実感できますよ。
持ち込みも自由なので、美味しい茶菓子と一緒に楽しむのもおすすめ。時間は90分とたっぷりあるので、思うがままに過ごしてください。7月~9月はお茶を使ったかき氷「茶氷」と冷茶1種が味わえます。
【魅力2】望める絶景の数々

ティーテラスから望む景色も魅力のひとつ。晴れていれば、富士山や駿河湾を一望できます。夏は息をのむほど美しい朝焼けが見られるプランも登場。季節や時間によって姿を変えるロケーションは、お茶の美味しさをさらに引き立たせることでしょう。
運がよければ眼下に雲海が広がることもあります。年によって多少異なるそうですが、見える確率が高いのは3月頃。前日に雨が降ると出現率が高くなると言われていますが、こればかりは”運”次第。出会えた場合は、本当に幸運なのだとか。
アクセス・予約方法は?

茶の間までは受付場所から車で10分ほど。そこから急斜面を5分歩いた場所にあります。山間の急斜面にあるため、訪れる際は歩きやすい靴や動きやすい服装がベター。
また、1日3組の完全予約制なので、体験日の2日前までにHPから予約が必要です。しかし、現在は予約が取りづらいほど人気なので、日程を決めたら早めに予約を!(体験日の90日前から予約が可能)
ちなみに雨天の場合は中止になります。前日判断になるので、雨天が予想される場合は要注意。不安な場合は問合せしてみてください。
[住所]静岡県静岡市清水区布沢270
[体験時間]【7月・8月】9時30分~/14時~/16時~【9月~6月】9時30分~/12時~/14時30分~ ※体験時間は90分
[料金]1人3000円 ※前日17時以降より、キャンセル料が発生
「天空の茶の間」の詳細はこちら
絶景を望める茶の間は他にも
黄金の茶の間

「幻のお茶」と呼ばれる「黄金みどり」を栽培する「黄金みどり茶園」が運営。味わえるお茶は、もちろん「黄金みどり」。その味わいは濃厚でコクがあり、その旨みに感動する人が続出です。
茶の間から見渡せる黄金色の茶畑もここならでは。体験時間が3時間30分と長く、のんびり楽しめるのもうれしいところ。午前・午後ともに各4組まで参加が可能なため、茶の間の利用は順番に。待っている間は、併設する古民家の縁側や足湯などで寛ぐことができますよ。
※3日前までに要予約
[住所]静岡県静岡市葵区諸子沢219(黄金みどり茶園 佐藤さん宅)
[体験時間]8時30分~/13時~ ※体験時間は210分(利用は1組4名まで)
[料金]1人3000円 ※前日17時以降より、キャンセル料が発生
[アクセス]受付場所から茶の間まで、山道を歩いて30分
「黄金の茶の間」の詳細はこちら
全景の茶の間

日本観光地100選に選ばれた国の名勝地「日本平」の山頂付近に設けられた、アクセス便利な茶の間です。ティーテラスは他の茶の間の2倍ほどもある40平方メートル。そこから望む景色は、思わず「わぁ~!」と声が出てしまうほどの美しさ。条件がそろえば、迫力ある富士山も望めます。
いただけるお茶は、若き茶農家集団「ぐりむ」が丹精込めて育てた2種のお茶。受付場所である日本平ホテルの特製茶菓子もセットになっています。
※3日前までに要予約
[住所]静岡県静岡市清水区馬走1500-2(日本平ホテル1階テラスラウンジ)
[体験時間]10時~/12時15分~/14時30分~/16時30分~ ※体験時間は90分、11月~2月は、16時30分~の開催無し
[料金]1人3000円 ※前日17時以降より、キャンセル料が発生
[アクセス]受付場所から茶の間まで徒歩5分
「全景の茶の間」の詳細はこちら
大地の茶の間

茶の間があるのは、静岡県内でも有数の茶産地である牧之原台地。広大な茶畑の真ん中に設置されたテラスは、穏やかな丘陵地ならではの景色が広がり開放感も抜群です。
お茶は無肥料無農薬を基本とした静岡でも珍しい「釜炒り茶」。その芳醇な香りと豊かな旨みは、ほかでは味わえない美味しさです。希望すれば、園主自らお茶をふるまうことも可能。生産者の話を聞きながら飲むお茶は、きっと忘れられない味になるはずです。
※2日前までに要予約
[住所]静岡県牧之原市勝俣2695(釜炒り茶柴本 柴本さん宅)
[体験時間]10時~/12時15分~/14時30分~/16時30分~ ※体験時間は90分、11月~2月は、16時30分~の開催無し
[料金]1人3000円 ※前日17時以降より、キャンセル料が発生
[アクセス]受付場所から茶の間まで徒歩10分
「大地の茶の間」の詳細はこちら
富士の茶の間

富士山の麓、富士市の小高い丘にある茶の間は、「富士山まる茂茶園」の富士御茶が味わえます。園主のこだわりがつまったお茶は、90年以上にわたって積み重ねられてきた技術をベースに年々進化。園主の作るお茶を求めて海外から訪れる人もいるそうです。
目の前に富士山が迫るティーテラスは茶の間で唯一屋根があり、夏は陽射しが避けられ快適です。こちらの茶の間では、ハーブやスパイスを合わせたオリジナルブレンドティーを創りあげる「合組-GOGUMI-」体験(1人5000円/2日前までの予約制)もできますよ。
※2日前までに要予約
[住所]静岡県富士市富士岡1765(富士山まる茂茶園 本多さん宅)
[体験時間]10時~/12時15分~/14時30分~/16時30分~ ※体験時間は90分、11月~2月は、16時30分~の開催無し
[料金]1人3000円 ※前日17時以降より、キャンセル料が発生
[アクセス]受付場所から茶の間まで徒歩15分、または車で5分
「富士の茶の間」の詳細はこちら
里山の茶の間

島田市の山間の里、笹間エリアにある茶の間です。運営するのは、同地でお茶の栽培を150年以上続ける「深山園」。朝霧の中で育まれるお茶は水色と鮮やかな萌黄色が特徴で、淹れた瞬間に立ち上る豊かな香りにもホッとします。
野鳥のさえずりや川のせせらぎが聞こえてくる原風景も魅力。受付から茶の間までの10分の道のりには里山の風景が広がっており、ときにはカモシカやサルなども見られるそうです。お茶を楽しんだあとは、里山ののどかな風景にも癒されてください。
※3日前までに要予約
[住所] 静岡県島田市川根町笹間上914(深山園 岡村さん宅)
[体験時間] 10時~/12時15分~/14時30分~/16時30分~ ※体験時間は90分、11月~2月は、16時30分~の開催無し
[料金]1人3000円 ※前日17時以降より、キャンセル料が発生
[アクセス]受付場所から茶の間まで徒歩10分
「里山の茶の間」の詳細はこちら
まとめ
6つそれぞれの魅力がある茶の間は、近年、ますます人気を博しています。
2020年秋には新たに「茶の間ウェディングプラン」も登場。今後イベントなども積極的に展開していくそうで、ますます目が離せません!
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、各自治体により自粛要請等が行われている可能性があります。ご利用の際には、あらかじめ最新の情報をご確認ください。また、感染拡大の防止に充分ご配慮いただくようお願いいたします。
※お出かけの際は、お住まいやお出かけされる都道府県の要請をご確認の上、マスクの着用、手洗いの徹底、ソーシャルディスタンスの徹底などにご協力ください。
じゃらん編集部
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