2021.10.19
周りを海で囲まれた下関市は本州最西端に位置する山口県の都市です。関門海峡を目の前に、美しい自然と数々の歴史の舞台としても知られています。
絶景で知られる「角島」や、歴史的建築物である「重要文化財旧下関英国領事館」、ふぐをはじめとした海鮮を楽しめる「唐戸市場」など、押さえておきたい名所がたくさん。今回はおすすめの王道観光スポットをピックアップ!ぜひおでかけの参考にしてくださいね。
※この記事は2021年9月22日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。
外せない!定番スポット&歴史名所
数々の歴史の舞台としても知られている下関。歴史の息吹を感じられる名所旧跡や、レトロな歴史的建築物があちこちに点在しています。下関に来たなら外せない!定番&歴史名所を紹介します。
赤間神宮
鮮やかな朱塗りの水天門はまるで竜宮城!
源平壇ノ浦の合戦で入水された安徳天皇を御祭神とする神宮。朱塗りの水天門はまるで龍宮城のようで目を惹きます。夜はライトアップされ、昼とは違った美しさを体験することができます。平家一門の墓、七盛塚、「源平合戦図」など貴重な資料のある宝物殿も見逃せません。
赤間神宮の前身である阿弥陀寺は小泉八雲の怪談で有名な「耳なし芳一」の舞台であったことから、耳なし芳一の木像が祭られている「芳一堂」があります。毎年「耳なし芳一祭」も開催され、墓前祭(神事)や琵琶演奏などが行われます。
[TEL]083-231-4138
[住所]山口県下関市阿弥陀寺町4-1
[営業時間]9時~17時(授与所、宝物殿 祭事等で変更あり)
[定休日] なし
[アクセス]【電車】JR 下関駅よりサンデン交通バスで10分、赤間神宮前バス停より徒歩4分 【車】中国道下関ICより車で13分
「赤間神宮」の詳細はこちら
海響館
ペンギンたちが空翔けるように泳ぐ水中トンネル!
国内最大級のペンギン展示施設「ペンギン村」には最大水深6mものペンギンプールがあり、水中トンネルに入ると、飛ぶように水中を泳ぐペンギンたちの姿に心奪われます。ほかにも、美しい関門海峡の潮流を再現した「関門海峡潮流水槽」や、下関はふぐの名産であることからフグの仲間は世界屈指の展示数を誇るなど、下関ならではの展示を楽しむことができます。
イルカとアシカが互いに合図を出してパフォーマンスをする、国内では珍しいイルカとアシカの共演ショーは目が離せません!世界的にも貴重なシロナガスクジラの全身骨格標本の展示も必見です。ミュージアムショップでは海響館オリジナルのお菓子やグッズも購入でき、旅先のお土産にぴったりです。
[TEL]083-228-1100
[住所]山口県下関市あるかぽーと6番1号
[営業時間]9時30分~17時30分(最終入館17時)
[定休日]年中無休
[料金]【入館料】大人(高校生含む)2090円、小中学生940円、幼児(3歳以上)410円
[アクセス]【電車】JR 下関駅よりサンデン交通バスで5分、海響館前バス停より徒歩4分【車】中国道下関ICより車で15分
「下関市立しものせき水族館「海響館」」の詳細はこちら
亀山八幡宮
市民から愛される「ふく」がある神社
貞観元年(859年)に創建された古社で、市民から「関の氏神」として親しまれています。境内には見どころがたくさんあり、豊臣秀吉ゆかりの「太閤蘇鉄」、下関戦争で第一弾を発射した「亀山砲台跡」など、歴史を深く感じることができます。
他にも、子どもを抱えた珍しい「子持ち狛犬」や、下関の発展と繁栄を願って人柱となった「お亀さん」の功績を称え植えられた「お亀いちょう」、初代ファーストレディ梅子夫人と伊藤博文公出会いの地「お亀茶屋跡」も必見。
下関の名物として親しまれているのが「ふくの像」。昭和9年、境内表参道東側に建立されました。大東亜戦争末期、金属供出により取り払われてしまいまいしたが、平成になり、ふくを愛する有志の手によって再建されました。
毎月29日と2月9日は「ふくの日」として、限定のふく朱印を授与されています。他にもふぐをモチーフにした絵馬、お守りがあり、参拝に訪れた人々から人気を集めています。
[TEL]083-231-1323
[住所]山口県下関市中之町1-1
[営業時間]6時~19時
[定休日]なし
[アクセス]【電車】JR 下関駅よりサンデン交通バスで7分、唐戸バス停より徒歩4分【車】中国道下関ICより10分
「関の氏神 亀山八幡宮」の詳細はこちら
関門橋
本州と九州をつなぐ巨大な橋
山口県下関市と北九州市門司区を結ぶ吊り橋は、下関のシンボル的存在。1973年に開通され、当時は東洋一の長さを誇りました。めかり神社から眺めたり、火の山公園から見下ろしたり、見る角度によって表情が違う点も魅力的。夜はライトアップが施され、年越しの瞬間には特別ライトアップも実施されます。
[TEL]093-618-3141
[住所]山口県下関市椋野町二丁目
[アクセス]【電車】JR 下関駅よりサンデン交通バス12分、御裳川(みもすそがわ)バス停より下車すぐ【車】中国道下関ICより10分
関門トンネル人道
関門海峡を歩いて越える!?海底トンネル
関門海峡を繋ぐのは、全長780メートルの世界的にも珍しい歩行者用海底トンネル。上は車道、下は徒歩で通行できます。入り口のエレベーターで地下55mまで向かえば、あとはまっすぐ歩いて九州に到着!エレベーターホールに設置している記念スタンプを下関側と門司側でそれぞれ押して、観光案内所等で提示しアンケートに答えると「関門TOPPA!記念証」がもらえます。
[TEL]093-618-3141
[住所]山口県下関市みもすそ川町22
[営業時間]6時~22時
[定休日]年中無休
[料金]歩行者:無料、自転車・原付:20円
[アクセス]【電車】JR 下関駅よりサンデン交通バス12分、御裳川(みもすそがわ)バス停より下車すぐ【車】中国道下関ICより10分
巖流島
剣豪二人が決闘した伝説の地
関門海峡に浮かぶ周囲約1.6kmの小さな島で宮本武蔵と佐々木小次郎が相対したのは、慶長17年(1612年)4月13日のこと。展望広場には宮本武蔵と佐々木小次郎の像が建てられていて、整備された海沿いの散策道もあるので、誰でも気軽に訪れることができます。
3月中旬から4月中旬には遊歩道沿いのラッパスイセンが見ごろを迎えます。また、関門汽船下関発券所で巌流島上陸認定証を購入できます。(有料100円)
[TEL]083-231-1350(下関市観光政策課)
[住所]山口県下関市彦島字船島
[営業時間]9時~16時(関門汽船に則る)
[定休日]なし
[アクセス]唐戸桟橋とマリンゲートもじから関門汽船で10分
※運行情報「関門汽船」の詳細はこちら
「巌流島」の詳細はこちら
旧秋田商会ビル
ノスタルジックなレトロ建築
大正4年(1915年)に竣工した、日本を代表する和洋折衷の建築物。大正時代に海運業を営んでいた秋田商会の事務所兼住居だったもので、国内最初期の鉄筋コンクリート造事務所建築です。外観が洋風の鉄筋コンクリート造で、地上3階、地下1階、塔屋付き、屋上には日本庭園と日本家屋を備えていたユニークな造りになっています。
現在、屋上以外は一般に公開中。夜間は通年、日没~22時までライトアップも行っています。
[TEL]083-231-4141
[住所]山口県下関市南部町23-11
[営業時間]10時30分~16時
[定休日]毎週火曜日、水曜日(祝日の場合は開館、翌平日が休館)、12/29~1/3
[料金]入館無料
[アクセス]【電車】JR 下関駅よりサンデン交通バスで7分、唐戸バス停より徒歩1分【車】中国道下関ICより8分
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重要文化財旧下関英国領事館
赤レンガが彩る英国調のレトロ建築
1906年に竣工し、現存する日本最古の領事館建築として国の重要文化財に指定されています。当時の駐日英国大使アーネスト・サトウの進言により下関にイギリス領事館が設置され、1941年まで領事館として使用されていました。
赤煉瓦の美しい外観を持ち、1階は見学室、2階はティールーム、貸ギャラリーの附属屋があります。まるで明治時代にタイムスリップしたような気持ちに。
2階にあるカフェ「tea room liz」では、本格的な紅茶やアフタヌーンティーを、歴史と重厚感に包まれながら楽しむことができます。公式キャラクター「ピーターラビット(TM)」のオリジナルグッズや英国雑貨などを販売するショップでのお買い物も見逃せません。
[TEL]083-235-1906
[住所]山口県下関市唐戸町4番11号
[営業時間]【本館】9時~17時【ティールーム】10時~18時(LO17時)※アフタヌーンティーは11時30分~16時
[定休日]毎週火曜日、12/28~1/1
[料金]入館無料
[アクセス]【電車】JR 下関駅よりサンデン交通バス7分、唐戸バス停より下車すぐ 【車】中国道下関ICより10分
「重要文化財旧下関英国領事館」の詳細はこちら
「tea room liz」の詳細はこちら
下関市立歴史博物館
歴史の転換点の舞台である下関を知る
幕末維新ゆかりの地である下関の歴史を貴重な資料で紹介しています。高杉晋作や坂本龍馬などの書状や愛用品、長府毛利家の遺品など、幕末維新期の資料を中心に収蔵・展示をしています。平成28年11月にリニューアルオープンしました。
[TEL]083-241-1080
[住所]山口県下関市長府川端2-2-27
[営業時間]9時30分~17時(最終入館16時30分)
[定休日]毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)
[料金]【入館料】一般210円、大学生100円、18歳以下無料 ※企画展・特別展料金別途
[アクセス]【電車】JR 下関駅よりサンデン交通バスで25分、城下町長府バス停より徒歩10分【車】中国道下関ICより11分
「下関市立歴史博物館」の詳細はこちら
長府庭園
長府毛利藩が愛した四季折々の風景
長府毛利藩の家老格であった西運長の屋敷跡で、約3万平方メートルの敷地には池を中心に書院・茶屋・あずまやが残されています。園内には孫文蓮・桜・松・ツツジ・キンモクセイ・もみじのほか、滝と池に通じる小川があり、四季折々ゆったりと庭園美が楽しめる回遊式庭園です。
中でも孫文蓮は、中国の革命家・孫文が贈ったハスの実がルーツとされています。書院前の池などに約100株があり、7月半ばに見頃を迎えます。
[TEL]083-246-4120
[住所]山口県下関市長府黒門東町8-11
[営業時間]【平日】9時~17時【土・日・祝】9時~17時(最終入園16時30分)
[定休日]なし、年末年始(12/28~1/4)
[料金]【入園料】大人210円、小中学生100円
[アクセス]【電車】JR 下関駅よりサンデン交通バスで20分、松原バス停より徒歩3分【車】下関ICより15分
豊田ホタルの里ミュージアム
豊田町の自然がまるわかり!
外観はゲンジボタルをイメージして造られています。ホタルはもちろん、下関市の自然史(動物、植物、化石、岩石)を実物で見て、知ることができる施設です。
企画展では身の回りにいるミミズなどの生物も主役となり、終わったら常設に移されるため展示は増え続けているとか。館外にある「ホタルせせらぎ広場」では、ホタルや水生生物に出会えます。
[TEL]083-767-0350
[住所]山口県下関市豊田町中村50-3
[営業時間]【平日】9時~17時【土・日・祝】9時~17時(最終入館16時30分)
[定休日]毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)
[料金]【入館料】一般200円、大学生等100円、高校生以下無料
[アクセス]【車】中国道小月ICより20分
「豊田ホタルの里ミュージアム」の詳細はこちら
日清講和記念館
日清講和会議を再現
明治28年(1895年)、料亭「春帆楼」において日清戦争の講和会議が開催されました。この会議には、伊藤博文、陸奥宗光、清国の李鴻章らが出席し、下関条約を締結。
日清講和記念館は、これらの歴史的意義を後世に伝えるため、講和会議の舞台となった春帆楼の隣接地に開館しました。館内では講和会議で使用された調度品や部屋を再現し、当時の様子を紹介しています。
[TEL]083-241-1080(下関市立歴史博物館)
[住所]山口県下関市阿弥陀寺町4-3
[営業時間]9時~17時(最終入館16時30分)
[定休日]なし
[料金]入館無料
[アクセス]【電車】JR 下関駅よりサンデン交通バスで20分、赤間神宮前バス停より下車すぐ【車】中国道下関ICより9分
「日清講和記念館」の詳細はこちら
はい!からっと横丁
関門海峡を一望できる巨大観覧車!
下関の人気エリア、唐戸地区にある入園無料の遊園地。中でも、関門海峡を一望できる全高約60mの巨大観覧車は必見。観覧車のゴンドラ全36台中、床とイスも透明なシースルーゴンドラが4台あり、360度の大パノラマを楽しむことも!夜にはフルカラーLEDでライトアップされ、唐戸の夜景を華やかに彩ります。
[TEL]083-229-2300
[住所]山口県下関市あるかぽーと1-40
[営業時間]【平日】11時~18時、観覧車のみ~21時【土・日・祝】10時~21時(季節により変動あり)
[定休日]毎週水曜日 (GW・春・夏・冬休み期間無休)
[料金]入園無料、【ワンデーフリーパス】小学生以上2200円、3歳~小学生未満1300円【親子フリーパス(3歳~小学生未満1名+16才以上1名)】2900円
[アクセス]【電車】JR 下関駅よりサンデン交通バスで5分、海響館前バス停下車すぐ【車】中国道下関ICより15分
「しものせき遊園地 はい!からっと横丁」の詳細はこちら
みもすそ川公園
源平合戦最後の土地
源平合戦の最後の舞台である壇ノ浦に面した公園で、関門橋を含む関門海峡の風景を見ることができます。園内には源義経と平知盛が戦う風景を描いた像が建てられています。また、幕末の攘夷戦で外国船に砲撃した砲台跡でもあり、攘夷戦争や下関戦争で使用された長州砲の複製が展示されています。
[TEL]083-231-1933
[住所]山口県下関市みもすそ川町
[アクセス]【電車】JR 下関駅よりサンデン交通バスで15分、御裳(みもすそ)川バス停より下車すぐ【車】下関ICから10分
「みもすそ川公園」の詳細はこちら
じゃらん編集部
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