大阪市内の2大繁華街、キタとミナミ。この記事では「ミナミ」と呼ばれるエリアのうち、大阪の食文化を代表するグルメが多数集まっている難波をピックアップ。
「こなもん」と呼ばれるたこ焼きやお好み焼きをはじめ、551HORAIやはり重などのおなじみの老舗飲食店など、地元民からも観光客からも幅広く愛されている名物グルメを厳選して紹介します。
難波駅から徒歩で行けるお店ばかりなので、ぜひハシゴしてディープな大阪を堪能してください!
お好み焼「美津の」
大阪の「ほんまもん」を守り続ける老舗のお好み焼屋さん
お店の名物であるお好み焼の王道ミックス、美津の焼。豚、いか、えび、貝柱、たこ(冬季は牡蠣)、そして特製ミンチの6種類の具材が見事に調和。こだわりの青のりとの相性も抜群。
他にも、昭和に生まれた昔ながらのソースの味「洋食焼」や生地に粉を使わず山芋100%の「山芋焼」、モチモチ太麺の「道頓そば」なども。
ソースに頼らず素材一つ一つにこだわり自然の旨みを作るということを大事にしている美津ので、ぜひ具材や素材一つ一つの深みを感じながら味わってみてください。
昭和20年創業、道頓堀で3代続く老舗のお好み焼屋さん。「美津ののお好み焼が食べたい」と日本全国、海外からも足を運ぶ人が多数。
大阪の「ほんまもん」のお好み焼を守り続けてきた美津のでは、素材への思いも強く、大阪の台所といわれる黒門市場から仕入れる特選素材をはじめ、天かすや調味料なども全て顔なじみのお店から仕入れるという徹底ぶり。
06-6212-6360
大阪府大阪市中央区道頓堀1-4-15
11時~22時
なし
【電車】Osaka Metro なんば駅15番A出口より徒歩7分【車】阪神高速道頓堀出口より5分
「美津の」の詳細はこちら
KASUYA法善寺
大阪名物かすうどんの生みの親
大阪の河内地方で昔から愛される郷土料理、かすうどん。
牛のホルモンの脂が抜けるまでじっくり揚げた「かす」は、外はカリカリ、中はぷるぷるでコラーゲンたっぷり。余分な脂身が抜けて肉の旨みがたっぷり凝縮されています。
KASUYAが独自に開発を重ねたスープにはコクがあって一度味わうとやみつきに。
うどん業界に革新をもたらし、1995年オープン時から瞬く間に「かすうどん」のファンを沢山生み出してきた、KASUYAの法善寺店。
うどん店が増える中、河内出身の社長が河内名物の「かす」をうどんのスープに使えば他にはない新しいうどんが作れるのではないかとひらめいたのが始まりだそう。
06-6211-1291
大阪府大阪市中央区難波1-5-20
11時~2時(※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、当面は20時まで)
水曜
近鉄・阪神 難波駅より徒歩1分
「KASUYA法善寺」の詳細はこちら
かに道楽道頓堀本店
動くかに看板が目印!
かには高級そうなイメージで手が出しづらいと思われがちですが、かに料理でおなじみのかに道楽道頓堀本店では、ランチ(お昼のかに会席3300円)もいただけるので挑戦しやすいのではないでしょうか。
メニューは会席料理から気軽にいただける一品料理まで、充実のバリエーション!焼かにやかに唐揚、タラバかに天ぷら、かにみそ甲羅焼、かにグラタンなど、様々な調理法でかにを堪能できます。
帰り際には1階で販売している「かに道楽特製お土産」の白しょうゆだし(702円)やかにぞうすい(864円)なども要チェック!
1960年創業、大阪道頓堀の動くかに看板でお馴染みの「かに道楽」の本店。オールシーズン全国から直送される活きのいい『活かに』を取り揃えています。
かに太巻折やかにバッテラ折(ともに1728円)などの「お持ち帰り寿司」も種類豊富です。
06-6211-8975
大阪府大阪市中央区道頓堀1-6-18
[営業時]11時~23時(LO 22時) ※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、変更の可能性あり
年中無休
【電車】Osaka Metro・JR・近鉄 なんば駅より徒歩5分【車】阪神高速道頓堀出口より8分
「かに道楽道頓堀本店」の詳細はこちら
串かつだるま難波本店
串かつ文化の発祥のお店
最初はサクッ!そしてモチッ!この食感が特徴的なだるまの串かつは、きめが細かく軽やかな衣が、誰からも長年愛されてきた秘密。昭和四年から受け継がれた「元祖串かつだるま」ソースをつけて味わいましょう。
串かつメニューは「元祖串かつ」、「豚かつ」、「うずら卵」など、なんと40種類以上、ドリンクの品揃えも豊富(※新型コロナウイルスの影響により酒類の提供ができない可能性あり)。カレーライスを団子にして揚げた難波本店限定の「串こめ」も要チェック!
お好み焼やたこ焼きなどの「粉もん」と並ぶ大阪名物となった「串かつ」の文化を作り上げた、串かつだるま。労働者の多かった新世界の地で、仕事の合間に手軽にお腹を満たせるように、という思いやりの心から始められたのだそう。
06-6213-2033
大阪府大阪市中央区難波1-5-24
11時30分~22時30分(LO 22時)
なし
Osaka Metro・近鉄・南海 なんば駅より徒歩5分、JR 難波駅より徒歩10分
「串かつだるま難波本店」の詳細はこちら
551HORAI本店
豚まんといえばこちら。創業の地、大阪なんばの本店
551HORAIに来たら必ず食べたい定番商品、豚まん(肉まん)。当日生産当日販売にこだわり、店内で1つ1つ手包みし、蒸し上げた出来立ての商品をいただけます。1日の平均販売個数はなんと約17万個だとか!
本店限定のチャーシューまん、あんまんなどもおすすめです。
紅白の紙袋でおなじみの、昭和20年創業の中華料理店「551HORAI」の本店。常に賑わいを見せる難波、淀屋橋商店街筋の中心にある3階建ての店舗が2021年9月16日(木)にリニューアルオープン!
1階のテイクアウト店、2・3階のレストランで構成されていて、テイクアウトでは出来立ての豚まんや焼売、アイスキャンデーなどを、レストランでは海鮮焼そばや中華料理、定食もいただけます。もちろん出来立ての豚まんも!
06-6641-0551
大阪府大阪市中央区難波3-6-3
10時~21時30分(レストラン11時~LO 21時30分)
第1・3火曜(変更の場合あり)
Osaka Metro・近鉄・南海 なんば駅より徒歩3分
「551HORAI本店」の詳細はこちら
TARO’s PARLOR
SNS映えも狙える♪新鮮フルーツジュースが飲めるお店
くいだおれ太郎の可愛いカップに思わず笑顔がこぼれるミックスジュース。パイナップル、バナナ、みかん、桃の4種のフルーツを牛乳とミックスしたこちらは、濃厚ながら後味さっぱり。サイズはレギュラーとミニの2種類あり。
季節のフルーツを贅沢に使用したキャンディツリーもSNS映え必至です。
ストアポリシーは「フルーツでみんなを笑顔にしたい!」という、牛乳たっぷりミックスジュースが飲めるTARO’s PARLOR。
色とりどりのフルーツのようにカラフルでポップなお店はもちろん、ミックスジュースやいちごミルク、レモネード、フルーツあめのキャンディツリーなど、商品がどれも可愛くてSNSにあげたくなること間違いなし。
見ているだけで笑顔になれる明るいお店でお好みのフルーツを楽しんでください♪
06-7652-9164
大阪府大阪市中央区道頓堀1-7-21 中座くいだおれビル1階
11時~19時
なし
Osaka Metro・近鉄・南海 なんば駅より徒歩7分
「TARO’s PARLOR」の詳細はこちら
千とせ
「肉うどん、うどん抜き」の肉吸いが名物のお店
千とせ発祥の「肉吸い」は、肉うどんのうどんの代わりに半熟卵を加えたもの。カツオとうるめをブレンドしたシンプルな出汁と、少し甘めのたっぷりの牛肉と青ネギは相性抜群。
「小玉」と呼ばれる小ご飯に卵を落とした卵かけご飯(220円)と一緒に食べるのもおすすめです。卵には専用のお醤油をかけていただきます。
定番の「肉吸い」の他にも、豆腐入りの肉吸いや、肉うどん、玉子丼や他人丼などの丼ものも充実。
「肉うどん、うどん抜きで」とオーダーされて応えたことがきっかけで始まったとされる「肉吸い」の発祥の店、千とせ。難波で50年、代々暖簾を引き継がれ、現在は三代目の店主によって伝統の味が守られています。
クチコミで世間に広まり店一番の人気メニューとなったとされる「肉吸い」を、ぜひ一度味わってみてください。
売り切れ次第終了なので、早めに行くのがおすすめです。
はり重 カレーショップ
絶品の牛肉丼が味わえるお店
すき焼きで大人気を博した「はり重(はりじゅう)」が開いたカレーショップの人気メニュー、ビーフワン。牛肉の美味しさが話題になる自慢の牛肉と卵を使った他人丼です。
ビーフワンの「ビーフ」は牛肉、「ワン」はお椀のワンだとか。お漬物と温かいお茶がセットになっています。
カレーショップといわれていますが、カレーライスやビーフカツカレーの他、ミンチカツや焼肉定食、ハヤシライスなど、カレー以外のメニューも充実。
御堂筋と道頓堀の交差点に見えるレトロな雰囲気が素敵なお店、はり重。創業はなんと大正8年、100年を超える歴史を持つ老舗店です。
軽食レストランであるカレーショップの他、日本料理店、洋食レストランも併設されていて国産黒毛和牛の雌牛のみを使用し、変わらぬ伝統のデミグラスソースやカレーが特長です。
06-6213-4736
大阪府大阪市中央区道頓堀1-9-17
11時30分~20時または21時(※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、変更の場合あり。LO 30分前)
火曜
Osaka Metro なんば駅より徒歩3分
「はり重 カレーショップ」の詳細はこちら
りくろーおじさんの店 なんば本店
焼きたてチーズケーキを食べられるお店
お店の看板商品である焼きたてチーズケーキ。豊かな味わいのクリームチーズは、品質に厳しく生産技術も高度なデンマークの伝統ある工場から直輸入したものを使用。美味しさのアクセントとして底に散りばめられたほんのり甘いレーズンも絶品です。
そしてこちらのチーズケーキはなんと、5度楽しめるんです。1)焼きたてをすぐ、2)冷まして常温で、3)ひんやり冷やして、4)レンジで温めて、5)お店での待ち時間に香りを味わって、など。ぜひ5通りで味わってみてください。
焼きたてアツアツのチーズケーキをすぐに食べられるりくろーおじさんの店 なんば本店。全店で唯一のカフェが併設されており、カフェ限定メニューもいただけます。
1階ではスタンドタイプのイートインスペースがあり、2・3階のカフェでは厳選した豆を使用したこだわりのハンドドリップのコーヒーをいただきながら、落ち着いた空間でゆっくりと過ごせます。
焼きたてチーズケーキはもちろん、プレミアムケーキとチーズケーキ1/6カットとドリンクがセットになった満喫セットもおすすめです。
0120-57-2132
大阪府大阪市中央区難波3-2-28
9時~20時
元旦のみ
【電車】Osaka Metro なんば駅より徒歩1分【車】阪神高速道頓堀出口より3分
「りくろーおじさんの店 なんば本店」の詳細はこちら
たこ焼道楽わなか 千日前本店
薬味はネギと無着色の塩生姜
熱伝導の良い銅板で一気に焼き上げるわなかのたこ焼は、外は薄皮でカリカリ、中はとろ~り食感。
そのままでも美味しく食べられるよう、程よくダシを効かせた自慢の生地が蛸の旨味と合わさり、飽きのこない味になっています。
味付けはソース・釜炊き塩・醤油・ピリ辛ソースの4種類から選べ、生地の旨味を楽しめる“釜炊き塩”または素焼き(味付無し)も人気です。
千日前本店のこの地で1950年代から創業した、たこ焼道楽わなか。寿司屋、菓子屋の軒先でたこ焼きをはじめたのがきっかけだそう。
なんば花月が現在の場所に移転されたことがきっかけで当時のバスガイドさんや、周りのお店の方からの口コミで、日々行列ができるほどの人気店に。
えびせんにたこ焼きを挟んだ「たこせん」も人気!
06-6631-0127
大阪府大阪市中央区難波千日前11-19
【平日】10時30分~20時【土・日・祝】9時30分~20時(テイクアウト21時まで)
なし
Osaka Metro なんば駅3番出口より徒歩5分
「たこ焼道楽わなか 千日前本店」の詳細はこちら
まとめ
以上、大阪に来たらぜひ食べてほしい難波の名物を紹介しましたご家庭で食べたことのある定番グルメも、本場で食べると一味二味違った感動や発見があることでしょう。
難波には食だけでないなにわの文化「笑い」を楽しめるエンターテイメント施設やファッションビルなども多数。徒歩圏内に大阪の楽しみがギュッと詰まっています。
大阪観光代表の地・難波でぜひ大阪を堪能してください♪
※この記事は2021年9月10日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。
※掲載の価格はすべて税込価格です。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、お住まいやお出かけされる都道府県の要請をご確認の上、感染拡大防止に充分ご配慮いただくようお願いいたします。
じゃらん編集部
こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。