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2022.08.24

福島満喫プラン!城や宿場町が残る会津路をのんびりドライブモデルコース<2022>

福島県は、北海道、岩手県についで日本で3番目に広い県。東西に広がり太平1洋に面する側から、いわきエリア、中通りエリア、会津エリアと分かれ、気候や風土が大きく異なります。

今回は、初めての福島旅にオススメな会津エリアをご紹介。悠久の歴史を持ち、見どころが多いエリアです。

日本で4番目の大きさを誇る猪苗代湖でクルーズを楽しんだら、会津若松市内へ。市街地を一望する天守閣がある鶴ヶ城や、歴史的建造物が建ち並ぶ七日町通りをぶらりと散策しましょう。江戸時代の街並みが残る大内宿も見逃せません。

宿泊には市街地からすぐの会津東山温泉や渓谷沿いに個性的な温泉宿が立つ芦ノ牧温泉がおすすめです。

夜は名物の馬肉料理はもちろん、全国トップクラスの酒蔵が揃う会津の日本酒をゆっくりと楽しんでくださいね。

※この記事は2022年2月4日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。

記事配信:じゃらんニュース

福島満喫!1泊2日おすすめモデルコース概要

【1日目】
JR郡山駅→猪苗代観光船→元祖輪箱飯 割烹 田季野でランチ→鶴ヶ城→七日町通り

【2日目】
大内宿→大内宿 三澤屋でランチ

福島の1泊2日モデルコース【1日目】

猪苗代観光船

美しい猪苗代湖と雄大な磐梯山をクルーズ船から満喫

猪苗代観光船
猪苗代観光船
猪苗代観光船

会津若松市、郡山市、猪苗代町にまたがり、周囲55.3kmと日本で4番目の大きさを誇る猪苗代湖。別名「天鏡湖」と呼ばれる美しい湖です。

会津のシンボルである雄大な磐梯山を望み、穏やかな湖面は福島を代表する景勝地のひとつ。会津ドライブの途中の休憩スポットとしてもオススメです。

この美しさを満喫するなら、ぜひ観光クルーズ船へ。湖では「はくちょう丸」と「かめ丸」の2艇が湖上運行をしています。

「翁島めぐり」航路は、湖で唯一の島「翁島」をめぐり浜に戻ってくるルートで湖上からは磐梯山の姿も望むことができます。

「かめ丸」は2022年春にイベントクルーズ船としてリニューアルを予定しているので、新しい湖上観光にも期待が高まります。

■猪苗代観光船
[住所]福島県猪苗代町大字翁沢字長浜870
[営業時間]9時~17時
[定休日]不定、悪天候時
[乗船料]翁島めぐりコース中学生以上1500円
[駐車場]あり(無料)
[アクセス]【車】磐越道猪苗代磐梯高原ICより10分

↓ 車で30分

元祖輪箱飯 割烹 田季野

趣ある空間で会津名物輪箱飯(わっぱめし)を

元祖輪箱飯 割烹 田季野
元祖輪箱飯 割烹 田季野
元祖輪箱飯 割烹 田季野

「輪箱飯(わっぱめし)」は杉や桧軒を曲げて作った「曲げ輪箱(まげわっぱ)」にごはんを入れ、その上に山の幸や海の幸、旬の食材などをのせ蒸し上げた会津地方の郷土料理のこと。

「元祖輪箱飯 割烹 田季野(たきの)」では、この輪箱飯をはじめ会津ならではの食を堪能することができます。

店は会津西街道にあった糸澤陣屋を移築復元した建物で、戊辰戦争の傷跡を残す大黒柱と太い梁、大きないろりが往時の香りを残します。

輪箱飯の種類に迷ったら「よくばり輪箱」を。キノコ、ゼンマイ、鮭、カニ、細竹、いくら、玉子焼きがのり、海の味も山の味も一度に味わえます。

五種類の具材がのった輪箱飯に、ネギを箸代わりにしていただくネギ蕎麦がセットになった「会津物語」も人気のメニューです。

■元祖輪箱飯 割烹 田季野
[住所]福島県会津若松市栄町5−31(鐘つき堂小路)
[営業時間]11時~20時
[定休日]なし
[料金]よくばり輪箱2530円、会津物語(会津地そばと五種輪箱)2530円
[駐車場]50台(無料)
[アクセス]【車】磐越道会津若松ICより20分 【電車】JR会津若松駅より徒歩20分

↓ 車で5分

鶴ヶ城

日本百名城のひとつ。赤瓦をまとった天守閣

鶴ヶ城
鶴ヶ城

会津若松市のシンボルである鶴ヶ城は正式名称を「若松城」といい、今から630年ほど前に建てられました。

幕末の戊辰戦争では、政府軍の猛攻を耐え抜いた難攻不落の名城としても知られています。

現在の天守閣は1965年に再建された5層づくり。
国内唯一の赤瓦屋根が特徴で、お城からは市街地や磐梯山を一望できます。

堀や土塁は約400年以上前から残り、城郭全体が国の史跡に指定されています。

また、鶴ヶ城は会津の四季を楽しむ名所でもあります。毎年4月中旬~下旬にかけては、1000本ものソメイヨシノが咲き誇り、10月の終わりからはモミジや桜、イチョウが色づきはじめます。

雪深い2月には「会津絵ろうそくまつり」の会場に。職人が一本一本絵柄を施した「絵ろうそく」が城内をやさしい灯で照らし、幻想的な光景が広がります。

■鶴ヶ城
[住所]福島県会津若松市追手町1-1
[営業時間]8時30分~17時(最終入場16時30分)
[定休日]なし
[入場料]天守閣・茶室麟閣共通券 大人520円、天守閣のみ大人410円
[駐車場]あり(有料)
[アクセス]【車】磐越道会津若松ICより15分 

↓ 車で10分

七日町通り

歴史的建造物が並ぶレトロな街並みを散策

七日町通り
七日町通り
七日町通り

藩政時代には会津五街道の主要道路が通り、城下の西の玄関口として賑わったエリアです。

明治後半から大正、昭和の初めにかけて建てられた歴史的な建物が建ち並ぶレトロな街並みは、どこを切り取っても絵になる風景。

通りにはおしゃれなカフェやお菓子屋さん、会津の民芸品や伝統工芸品が並ぶお店など、見所が尽きません。

歴史名所も豊富です。七日町駅前の阿弥陀寺には、鶴ヶ城の小天守にあたる「御三階(ごさんかい)」が移築され、1280体を埋葬した東軍墓地、新選組の斎藤一(はじめ)のお墓もあります。

大町四ッ角の近くには吉田松陰や土方歳三が投宿した清水屋旅館跡も。四ッ角で七日町通りと交差する「野口英世青春通り」を含め、町歩きを楽しむには、ぴったりのエリアです。

■七日町通り
[住所]会津若松市七日町
[営業時間]見学自由
[定休日]年末年始(臨時休業あり)
[入場料]無料
[駐車場]なし(近隣の有料コインパーキングの利用を)
[アクセス]【車】磐越道会津若松ICから5分 【電車】JR七日町駅より徒歩すぐ

 

福島の1泊2日モデルコース【2日目】

大内宿

江戸時代の宿場町風情を今に残す集落

大内宿
大内宿
大内宿

大内宿は江戸時代に会津若松市と日光今市を結ぶ街道の宿場町として栄えた集落。約1㎞区間の道沿いに茅葺屋根の建物が建ち並び国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。

「半農半宿」の宿場町だったので、現在も土産物やお食事処、民宿が民家兼店舗のスタイルで営業しています。

大内宿といえば1本のネギでそばをたぐる「高遠そば」も外せません。軒先に並ぶしんごろうもちや玉こんにゃくも、散策途中のおやつにぴったりです。

集落には火の見櫓や大内宿の生活を再現した展示館も。通りの一番奥にある見晴台に立つと集落を一望できますよ。10月下旬~11月上旬の紅葉時季はよりノスタルジックな景観に。

茅葺き屋根にこんもりと雪が積もる冬も、絵に描いたような美しさです。

■大内宿
[住所]福島県南会津郡下郷町大内
[営業時間]8時~17時(観光駐車場営業時間)※集落内は店舗により異なる
[定休日]店舗により異なる
[入場料]無料
[駐車場]あり(普通車1台500円)
[アクセス]【車】磐越道会津若松ICより1時間 

↓ 徒歩で1分

大内宿 三澤屋

ネギ一本を使って食べるユニークな高遠そば

大内宿 三澤屋
大内宿 三澤屋

江戸時代に会津城下と日光を結ぶ街道の宿場町として栄えた大内宿。

ここに来たらぜひ食べたいのが「高遠そば」と呼ばれるネギそば。ネギ一本を箸代わりに使ってそばをたぐる独特の食べ方で、大内宿の名物料理です。

「三澤屋」はこのそばが味わえる人気店。そばの上にはたっぷりのカツオ節と大根おろしがのり、つゆにもおろしの絞り汁が使われています。

大根のしっかりとした辛みを残しているのも特徴。そばに添えられたネギは箸の代わりだけでなく、かじって薬味としても楽しみます。

この食べ方のために、わざと曲がったネギを栽培しているそう。もちろん箸でいただいても大丈夫です。

同じ敷地内にはオリジナルの地酒も扱う「大内宿三澤屋久右衛門」もあるので、覗いて見てくださいね。

■大内宿 三澤屋
[住所]福島県南会津郡下郷町大内字山本26-1
[営業時間]9時30分~16時
[定休日]なし
[料金]高遠そば 1320円
[駐車場]あり ※大内宿駐車場(有料)を利用
[アクセス]【車】磐越道会津若松ICより1時間

※掲載の価格は全て税込み価格です。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、お住まいやお出かけされる都道府県の要請をご確認の上、感染拡大防止に充分ご配慮いただくようお願いいたします。

じゃらん編集部  じゃらん編集部

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