絵本『はらぺこあおむし』の作者として広く親しまれているエリック・カール。カラフルでさまざまな生き物が登場する絵本は、子どもから大人まで世界中にファンがいます。
彼の描く絵本の世界観をテーマにしてデザインされたインドアプレイグラウンド施設「PLAY! PARK ERIC CARLE(以下プレイパーク エリック・カール)」が、昨年東京の二子玉川にオープンしました。
どんなところなのか体験してきたので、まだ行ったことのない人も、久しぶりに行く人も、ぜひチェックしてくださいね。
プレイパーク エリック・カールとは?
エリック・カールの絵本の世界で遊んで、学べる屋内施設

プレイパーク エリック・カールは、東急田園都市線・大井町線の二子玉川駅直結、二子玉川ライズ・ショッピングセンター タウンフロント8階にあります。受付では、見覚えのあるかわいい“あおむし”がお出迎え。
ここは『はらぺこあおむし』をはじめ、世界で愛されている絵本の作者エリック・カールの世界観をテーマとしたインドアプレイグラウンド施設です。
対象年齢は0歳~12歳で、みどりのめいろ、アスレチック、からくり人形、生き物の標本などを見ることのできるゾーン、また、工作やワークショップなどが行われる場所など、さまざまなゾーンを行き来しながら遊べます。
入場料金と予約について

1歳以上の子どもと大人は共に、初回は同一料金2500円でオリジナルタンブラー付き。2回目以降は初回でもらうタンブラーをもって行けば2000円となります。1歳未満の子どもは無料です。
初回チケット購入時に付いてくるオリジナルタンブラーは、パーク内にあるドリンクバーでひと休みする時に使えます。コーヒー、紅茶などのフリードリンクサービスが用意されていて、紙コップなど使い捨てのものを減らし、再利用素材などを使用する環境負担を減らす配慮がされているので2回目以降も一緒に持っていきましょう。
入場は2時間の入れ替え制で、第1部が10時30分~12時半、第2部が13時30分~15時半、第3部のみ16時30分~20時で3時間30分滞在できます。
各回とも開場30分前から入場受付を開始しています。大きな荷物はロッカーへ事前に預けておきましょう。また入り口横に、ベビーカー置き場もあります。
チケットは公式ホームページから予約購入ができます。予約に空きがあった場合のみ当日の入場が可能ですが、事前予約がおすすめです。
続いて、施設内部をご紹介します。施設の中は特徴的な8つのゾーンに分かれていて、子どもも大人も飽きることなく楽しめます。
みどりのめいろ「アメイジング・ガーデン」

靴を脱いで靴箱に入れたら、いざ中へ。
施設内のゾーンは清潔な絨毯やフローリングでそれぞれ区切られています。好きなゾーンを自由に行き来して楽しむことができます。
まず最初はみどりのめいろ。3つの入り口を選び、迷路の中を抜けていくところから始まります。「自分の好きな道を選んで」というエリック・カールの思いが詰まった入口です。

緑の壁は、子どもの背丈よりも高めに作られていて、エリック・カールが描いたカラフルな生き物が隠れています。
子どもは迷路の出口を探しながら、途中で動物みつけたり、時には戻ったり…、ドキドキわくわくしながら進んでいきます♪

大人は天井の鏡ごしに迷路全体を見渡せるので安心。もちろん、大人もこの迷路を通り抜けて次のゾーンへ向かいましょう。
エリック・カールが描いた生き物や昆虫標本に出会える「ディスカバリー・ゾーン」

「ディスカバリー・ゾーン」では、自然や生き物に触れながら作品づくりを行ってきたエリック・カールの理念に基づいて、本物の昆虫標本や木や布でできた生き物たちに出会えます。

カラフルな生き物たちを前に、スマホを向けてつい写真を撮りたくなるフォトスポット!

子どもの目線の高さに飾ってあるのは、オリジナルで制作された昆虫標本。普段あまり目にすることのないモルフォチョウなどのカラフルな蝶や、珍しいナナフシなどの昆虫をはじめ、子どもたちが大好きなクワガタやカブトムシも展示されています。
また、壁に設置されている小さな扉を開けると昆虫の鳴き声が聞こえる仕掛けも…。耳を澄ませて聞いてみてくださいね。

背負ったり、被ったりして身に着けられるフォトアイテムが置いてあり、自由に借りることができるので、“あおむし”や蝶に変身して一緒に写真を撮ることができます。

壁の大きなタコや魚、イルカなどの海の生き物、設置されている孔雀やパンダ、ゴリラなど陸の生き物は触ったり好きな生き物の前で撮影会!
広々していてやわらかな絨毯の上では、赤ちゃんものびのびハイハイ。転んでもいたくないので、歩き始めたばかりの子どもや、ハイハイの時期の赤ちゃんも、安心して遊ばせられますね。
「アスレチック・ゾーン」で登って、降りて、滑って、ぶら下がって!

スウェーデンで約70年の歴史を持つ遊具メーカーHAGS社製の滑り台、ボルダリング、トンネルなど10種類ほどの遊具で遊べる「アスレチック・ゾーン」。
自然で遊んでいるような感覚で思い切り体をうごかすことができます。



木のやさしい手触り、角を取った丸みのあるフォルムなど子どもたちに配慮した遊具は、登ったり、降りたり滑ったり、子どもたちはへとへとになるまでいつまでも遊んでいられます。
絵本『パパ、お月さまとって!』の世界「お月さま」へ

エリック・カールの人気絵本『パパ、お月さまとって!』に登場するまん丸のお月さま。その世界を体験できるのが「お月さま」。床に描かれた梯子が月まで伸びていて、月の中に入ることができます。

中は夜のブルーと黄色の星が煌めく世界。フォトジェニックな写真を撮れるので、写真好きの親子にも人気の場所です。アスレチックや迷路で遊び倒した後は、お月さまの不思議な世界で少しクールダウンするのもいいですね。
不思議なからくり「オートマタ」

オートマタとは、機械仕掛けの人形などのこと。
ゾーンの中央に置かれた巨大なオートマタ「ルーブ・ゴールドバーグ・マシーン」の駆け巡るボールを目で追って、ぐるぐると出口まで降りてきたボールを捕まえたら、またボールをオートマタへ。

次から次へと駆け巡るボールや仕掛けの動きに、子どもたちの目も釘付けになります。

ほかにも、日本を代表するオートマタ作家原田和明さんが作ったいろいろなオートマタや木のゲームがあり、すべて触って遊ぶことができます。
「アトリエ」でエリック・カールのように物作りをしよう!

体を動かすだけでなく、「アトリエ」では、物作りをすることもできます。
いろいろな色が美しく混在するエリック・カールの描く生き物たち。作者のエリックカール自身も、自分で色を塗って色紙を作り、それを貼り合わせて作品を仕上げているのだそう。あの複雑な色合いは、エリック・カールのオリジナル色が組み合わさって出来ていたんですね。
「アトリエ」には、空き箱や折り紙、木っ端、布の端切れ、セロファン、段ボール、ボタンなど家ではなかなか用意しきれない量のたくさんの画材や、はさみや、のり、テープ、そして様々な種類のペンなどの道具がボックスに揃っています。
それらをテーブルに持ってきて好きなように工作!子どもたちが夢中になる工夫が満載の空間です。エリック・カールのように、自由に自分の好きなものを表現しましょう。

作った作品は持って帰ることもできるし、「アトリエ」に飾ることもできます。とっておきの作品を「アトリエ」に飾って、みんなに見てもらうのもうれしいですね。

他にもエリック・カールの暮らしや物作りからヒントを得た、さまざまなワークショップも開催しています。専門知識を持ったスタッフが分かりやすくレクチャーしてくれるので、時間があったらぜひ参加してみて!
ワークショップはいつでも誰でも参加できるものから、予約制の開催など様々。公式サイトで事前に確認してみてください。
「ドリンクバー」のフリードリンクでひとやすみ

たくさん遊んだ後は、「ドリンクバー」で水分補給。小川珈琲のコーヒーやLUPICIAの紅茶などフリードリンクサービスがあります。チケットに付いてくるタンブラーはここで活用しましょう。

好きなドリンクをタンブラーに注いだら、プールなどで使うビート板の端材を利用して作った緑やピンク、ブルーの椅子に座って、ひとやすみ。
エリック・カールの絵本も揃っているので、体験してきた世界を振り返って、好きな1冊を手に取ってもいいし、まだ読んだことのないエリックカールの絵本に出会えるかも。
2歳未満の赤ちゃんものびのび楽しめる「ベビーエリア」


「ベビーエリア」は2歳未満の子限定の場所。赤ちゃんがハイハイしたり、つかまり立ちのしやすい遊具などが置いてあります。

また、おむつ台や授乳室、ミルクを作りやすいようにウォーターサーバーもすぐそばにあるから便利。ママもパパもリラックスして赤ちゃんを遊ばせることができます。
エリック・カールのオリジナルグッズを「HUNGRY MARKET」でチェック!
「プレイパーク エリック・カール」でしか買えない人気グッズ

たっぷり遊んだ後は出入り口すぐ横にある「HUNGRY MARKET」でショッピング。ここでしか買えない限定品をスタッフの方に教えてもらったところ、特に人気が高いのがリンゴと“あおむし”をあしらったTシャツだそうです。
色はライトブルーとライトパープルの限定カラーが2種類。

2色で“あおむし”を表現したトートバックは、軽くて持ちやすい薄手のコットン生地。サブバッグとしても重宝します。

最近はマイ・タンブラーやマイ・ボトルを持ち歩く人が増えています。 おしゃれなタンブラーやボトルはいくつあっても便利。PPEC ステンレスボトル フルーツのカーキは「HUNGRY MARKET」限定色。
PPECカフェタンブラーは保温も保冷もできます。PPECカフェタンブラーはブラックとオリーブの2色が「HUNGRY MARKET」限定色です。マイ・タンブラーやマイ・ボトルとして持ち歩きたくなります。
軽くて持ちやすい人気のダイネックス マグカップはMブルー×ホワイトとエスプレッソ×ラテの2種類。ぽっこりしたフォルムがかわいいですね。
いずれも限定品、限定色なので見逃せません!大人も欲しくなってしまうグッズが揃っていて、なにを買って帰ろうか、お土産選びもワクワク。
まとめ
きっと多くの人が1度は読んだことのある、エリックカールの絵本。カラフルで可愛らしくて、どことなく素朴な懐かしさも感じるそんな世界に、どっぷりと入り込んで親子で楽しめる施設です。
思い切り体を動かして遊んだり、手先を使って工作したり、動くおもちゃを目で追いかけたり、絵本にでてくる世界で想像を膨らませたり…と、子どもたちの五感を刺激してくれる仕掛けがいっぱい。
二子玉川駅直結なので駅からも行きやすく、暑い日や雨の日でも安心♪帰りは二子玉川ライズ・ショッピングセンター内でランチやショッピングなどができるのも便利です。梅雨の時期や、夏の暑い日など外遊びができない時も、ここなら思い切り楽しめますね。
東京都世田谷区玉川 2-21-1 二子玉川ライズ・ショッピングセンター タウンフロント 8F
<第1部>10時30分~12時30分 <第2部>13時30分~15時30分<第3部>16時30分~20時
二子玉川ライズ・ショッピングセンター休館日に準ずる
大人、子ども(0歳~12歳)共通/初回2500円(オリジナルタンブラー付き)、2回目以降タンブラー持参で2000円、1歳未満無料
【電車】東急田園都市線・大井町線「二子玉川駅」直結
[駐車場]あり(二子玉川ライズ・ショッピングセンターの共同駐車場・駐輪場。利用金額に応じた駐車料金の割引あり)
「PLAY! PARK ERIC CARLE」の詳細はこちら
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※この記事は2022年6月1日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。
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よしだ葉子
カウンターのあるお店でおいしいものを食べたり飲んだりするのが好きな編集者。音楽があるとなお良し。旅先でライブハウスやジャズバーがあると寄りたくなる。旅は大好きだけれど、極度の方向オンチ。常に道に迷っているので、どこに行っても問題なし。