日帰りや気軽に週末トリップに出かけられるリゾートとして、いま大注目の兵庫県・淡路島。実は素材や製法にこだわった、おいしいジェラートやアイスキャンディーを食べられるお店もたくさんあるんです!いずれもジェラートを目的にしてでも訪れたい、魅力的なお店ばかり。今回は人気メニューやおすすめフレーバーなどをご紹介しますので、ぜひ旅のプランに入れみてください。
※この記事は2023年4月20日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
VERDE TENERO【南あわじ市】
自家牧場のしぼりたて牛乳たっぷりのジェラート
「VERDE TENERO(ベルデテネロ)」は、南あわじ市の「シラギク牧場」直営のジェラート専門店です。店主のおじいさんの代から家族で大切に育ててきた乳牛たちのしぼりたてミルクが毎朝お店に運ばれ、豊かな風味を損なうことなくジェラートにとじこめられています。
一番人気のメニューはもちろん生乳のおいしさをダイレクトに感じられる「シラギク牛乳」。続いてレアチーズやチョコミント、ピスタチオなど、本場・イタリアのボローニャで学んだ店主が生み出す口どけのなめらかな本格ジェラートが楽しめます。
ブルーベリーやレモンなど、淡路島で採れる旬のフルーツを使ったソルベも合わせると常時10種類ほどが店頭に並びます。
中でも淡路島の特産品のひとつ「なるとオレンジ」を使ったソルベは、ゴールデンウイークごろに楽しめるのでシーズン中に訪れたなら必ずチェックしてほしいフレーバーです。
鮮やかなグリーンのドアを抜けた先にある、木のぬくもりを感じる店内はイートインも可能です(夏季など繁忙期はイートインスペース閉鎖)。
[TEL]0799-36-0648
[住所]兵庫県南あわじ市志知鈩1-10
[営業時間]11時~17時
[定休日]火・金
[アクセス]【車】神戸淡路鳴門道西淡三原ICより5分
[駐車場]13台(無料)
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G.ELM【南あわじ市】
とれたての島の恵みをつめ込んだ素朴なジェラート
「G.ELM(ジーエルム)」は、福良港のすぐ近くにある、南欧リゾートのような店構えが特徴のジェラートカフェです。
南あわじ市の契約牧場から毎日直送される牛乳から作るジェラート「しぼりたて牛乳」は、コクのあるとっても濃厚な味わいで数あるフレーバーの中でも一番人気があります。季節の果物や野菜の味わいを生かしたジェラートも多数そろえ、こちらはすっきりとした後味と評判。ミルク系とダブルにして食べたくなりますね。
季節ごとに異なるフレーバーがなんと常時14種類も並ぶショーケースの前では、子どもたちや年配の人までが目を輝かせながら、どれにしようかと頭を悩ませています。果物を使ったものでは人気の「つぶつぶいちご」のほか、「トマトいちご」(6月~9月限定)なんていう変わり種も。
お店の前にいくつかベンチもありますが、コーヒーや紅茶など、ドリンクセット(680円~)を注文してカフェスペースでゆったり味わうのもおすすめです。
[TEL]0799-50-2332
[住所]兵庫県南あわじ市福良甲1530-2
[営業時間]10時~17時(売り切れ次第閉店)
[定休日]水、木
[アクセス]【車】神戸淡路鳴門道西淡三原ICより15分
[駐車場]100台(無料)
「G.ELM(ジーエルム)」の詳細はこちら
島の恵みジェラートのら【淡路市】
ノスタルジックな古民家で味わう華やかアイス
自然豊かな里山に抱かれた、青壁が印象的な古民家が「島の恵みジェラートのら」です。築100年を超える民家をオーナー自らリノベーションし、どこか異国情緒漂う空間を作り上げています。
カフェスペースのかたわらでは、オーナー夫婦が旅した先々で求めた雑貨の販売も行っています。
添加物を使わず、素材の風味を生かした優しい味わいのジェラートを支えるのは、五色町にある「新宅牧場」のしぼりたてミルク。カフェ利用の場合はすてきなうつわに合わせて、美しく盛り付けてくれるのもうれしいポイント。
冬からゴールデンウイークすぎまで販売される、オーナーおすすめの白い「淡雪いちご」を使ったジェラートは、見かけたらぜひ試してほしい一品です。
自家製のグラノーラやチャイを使った手作りジェラートは、季節がわりで常時6種類が並びます。優しい味わいなのにフレーバーも食感も一風変わっていて、「ここでしか味わえないジェラートを作りたい」というオーナーの心意気が伝わってきます。
隠れ家のような場所で出会う、美しい皿盛りジェラート。なお、混雑時はカップ提供のみになるので時間や時期をずらしていくのもいいですよ。
[TEL]080-1517-8290
[住所]兵庫県淡路市下司118
[営業時間]【金・土・日】12時~17時
[定休日]月、火、水、木
[アクセス]【車】神戸淡路鳴門道津名一宮ICより15分
[駐車場]15台(無料)
「島の恵みジェラートのら」の詳細はこちら
のじまスコーラ【淡路市】
アルパカクッキーがキュートなシェフ監修ジェラート
閉校した小学校をリノベーションした複合施設「のじまスコーラ」の1階にある「のじまマルシェ」は、淡路島の食材を販売するショップです。
こちらで販売されているのは、世界を股にかけて活躍する奥田政行シェフが監修しており、淡路島や近隣県の食材を使った地産地消を掲げるジェラートです。施設内の「のじま動物園」で触れ合えるアルパカをかたどったトッピングのクッキーが、なんともかわいくこちらを見つめてきます。
マルシェでは常時10種類を販売していますが、特におすすめなのは「瀬戸内レモン」や「いちごシャーベット」など、島内産や淡路島近隣で収穫される果物を使いさっぱりと仕上げたジェラートです。
3階にあるイートインスペースで、西海岸の眺望を楽しみながら味わえます。
ほか、「のじまスコーラ」では地元食材を使った料理を味わえるカフェや本格イタリアンレストラン、BBQまで楽しむことができるので、丸一日施設内だけで楽しめます。
[TEL]0799-82-1820
[住所]兵庫県淡路市野島蟇浦843
[営業時間]10時30分~19時
[定休日]水
[アクセス]【車】神戸淡路鳴門道北淡ICより10分
[駐車場]95台(無料)
「のじまマルシェ」の詳細はこちら
クラフトサーカス【淡路市】
島グルメを網羅するシーサイドレストランで大人な味を堪能
シーサイドレストラン&マーケット「クラフトサーカス」の1階にある「淡路島クラフトマルシェ」は、淡路島の地元野菜や加工品をそろえるショップです。
こちらでは地産地消をテーマにしたオリジナルジェラートが楽しめます。「のじまスコーラ」と同じ運営元なので定番フレーバーは共通しているものもありますが、甘酸っぱいカシスや塩キャラメルなど、のじまマルシェに比べると大人なフレーバーがラインナップされています。
常時10種類のフレーバーが並ぶクラフトマルシェでぜひチェックしてほしいのは、淡路島産の塩「自凝雫塩(おのころしずくしお)」を使った「クラフト塩ミルク」。
瀬戸内の海が眼下に広がるテラス席で、海と同じ色のジェラートを味わうことができますよ。
クラフトサーカスではマルシェ以外にも、いけすから引き揚げた新鮮な魚介や、40cmの「島ピザ」(2380円~)なども施設内で楽しめるので、おなかを空かせて訪れるのがおすすめです。
[TEL]0799-82-1855
[住所]兵庫県淡路市野島平林2-2
[営業時間]【平日】10時30分~19時30分【土・日・祝】10時~19時30分
[定休日]木
[アクセス]【車】神戸淡路鳴門道淡路ICより15分
[駐車場]90台(無料)
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「クラフトサーカス」のクチコミ・周辺情報はこちら
Awaji Blue Coast ice cream【淡路市】
淡路島の「食」との出会いが生んだアイスクリーム
「Awaji Blue Coast ice cream(アワジブルーコーストアイスクリーム)」は、淡路島の食で地域を盛り上げるため、地元食材を中心に扱う飲食店が集まる「Frogs FARM ATMOSPHERE(フロッグスファームアトモスフィア)」内にあるアイスクリーム店です。
季節がわりの6種類のフレーバーは、運営する企業が淡路島の生産者と出会い、縁をつないだ牛乳や果物、食材をふんだんに使用しています。
こちらで外せないのは、「淡路島牛乳」の中でも搾乳後24時間以内の新鮮な牛乳「匠 淡路島牛乳」を使った「淡路ミルクアイスクリーム」。ミルク本来の味わいに加え、卵黄や生クリームもたっぷりと使いリッチな口あたりに仕上げています。
淡路ミルクアイスクリームをベースに、淡路島の天然塩「おのころしずくしお」を使った塩キャラメルソースをブレンドした「ソフトキャラメルアイスクリーム」も、コクのある味わいです。
「淡路の島菜園」のいちごを使ったフレーバーも人気だそうですよ。
イートインスペースはありませんが、海に面した施設内で西海岸の風を感じながらのんびり味わえます。
[TEL]0799-70-9093
[住所]兵庫県淡路市郡家1099-1 Frogs FARM ATMOSPHERE内
[営業時間]11時~19時(季節により変動あり)
[定休日]なし
[アクセス]【車】神戸淡路鳴門道北淡ICより10分
[駐車場]195台(無料)
「Awaji Blue Coast ice cream」の詳細はこちら
CANDY SHOP ICE-UP(淡路島氷菓)【淡路市】
淡路初!ポップでかわいいアイスキャンディー専門店
「ICE-UP(アイスアップ)」は、淡路島出身の店主が家族で営むアイスキャンディー専門店です。
「匠 淡路島牛乳」や生乳100%のプレミアムヨーグルトをベースに、身体のことも考えて使用するきび砂糖を加え、一本一本型に棒を入れて固める昔ながらの製法で手作りしています。
「アイスアップとともに島そのものを好きになってほしい」との想いを込めて、余計なものはできるだけ入れず、島内の生産者から仕入れるいちごやみかん、いちじくなどの果実のよさをめいっぱい引き出したアイスキャンディー。定番商品7種に加えて、季節限定フレーバー3~8種も店頭に並びます。
GW頃までに訪れたなら、淡路島に実る「なるとオレンジ」を使ったメニューをぜひ。300年ほど前から残る原種の蜜柑で、「幻の柑橘」と呼ばれているフルーツを使っています。
お店の外にベンチを設置したイートインスペースもあるのでゆっくり食べて、もう一本食べたくなったらまた選びに行っちゃいましょう!
[TEL]非公開
[住所]兵庫県淡路市志筑3423
[営業時間]【月・金・土・日・祝】10時~17時
[定休日]火、水、木、不定※Instagram等で要確認
[アクセス]【車】神戸淡路鳴門道津名一宮ICより7分
[駐車場]5台(無料)(淡路市志筑3368で検索)
「CANDY SHOP ICE-UP(淡路島氷菓)」の詳細はこちら
vegan cafe lilla【淡路市】
くつろぎ空間で味わうヴィーガンジェラート
「vegan cafe lilla(ヴィーガンカフェリラ)」は、自然豊かな宿泊施設「casa carina」の敷地内にあるヴィーガンカフェです。牛乳、卵はもちろん白砂糖も使わない、身体も優しいジェラートを常時7種類いただくことができます。
使用しているフルーツは、全て島内で収穫された無農薬のもの。チョコレートはローカカオチョコレートを使用しています。ふだん乳製品や卵などを避けている人も口にしやすいという価値以上に、見た目も華やかでなめらかな口当たりのジェラートは、何度もリピートして食べたくなる味わいです。
店内には緑に囲まれたテラス席もあり、癒しのカフェタイムを過ごせます。ジェラートのほかにもオーガニックフードやヴィーガンスイーツ&フードといった、ヘルシーなメニューが充実しているので、ランチタイムに訪れてデザートにジェラートを食べるのもおすすめです。
[TEL]070-1744-2017
[住所]兵庫県淡路市久留麻2587-3
[営業時間]【平日】12時~17時(LO16時30分)【土・日・祝】11時~17時
[定休日]不定
[アクセス]【車】神戸淡路鳴門道東浦ICより10分
[駐車場]10台(無料)(casa carina駐車場)
「vegan cafe lilla」の詳細はこちら
「vegan cafe lilla」のInstagramはこちら
PICCOLOTTO&GREEN HOUSE Cafe【洲本市】
素材そのもので勝負する濃厚ジェラート
「PICCOLOTTO&GREEN HOUSE Cafe(ピッコロットアンドグリーンハウスカフェ)」は、洲本市の市街地にある農家直営カフェ&スイーツ専門店です。
ジェラートはもちろんジャムなどもすべて自家製。自家農場を含め、島内の収穫したての果物や食材を使い、添加物不使用にこだわって製造しています。
店主自らが古民家をリノベーションした一軒家カフェ。アーリーアメリカン調の店内にはゆったりとした時間が流れ、ついつい長居したくなる空間です。
砂糖不使用、淡路島牛乳を使った濃厚なミルクジェラートには、クランベリーとナッツという食感も楽しいトッピングがあります。ほかにも自家製グラノーラ、フルーツビネガー&ナッツ、スペイン産オリーブオイルに岩塩をアクセントにしたものなど、4種の変わり種トッピングが選べます。
香川県産和三盆を使用したジェラートには自家製サブレをトッピングし、夏にうれしいさっぱりとしたポーランド産カシスベリーには淡路島の温州みかんソースがかけられているなど、島素材と世界のおいしいもののマリアージュに出会うことができますよ。
[TEL]080-8341-7274
[住所]兵庫県洲本市栄町2-1-16
[営業時間]【木・金】13時~17時(LO16時30分)【土・日・月】11時~17時(LO16時30分)
[定休日]火、水
[アクセス]【車】神戸淡路鳴門道洲本ICより10分
[駐車場]なし
「PICCOLOTTO&GREEN HOUSE Cafe」の詳細はこちら
あわじ島アイスクリーム【洲本市】
絵本『ペンギンアイス』の世界観を表現
「あわじ島アイスクリーム」は、洲本の商店街のすぐ近くにある民家をリノベーションした、ペンギンのかわいらしい暖簾がひるがえるアイスクリーム専門店です。絵本『ペンギンアイス』を読んで子どもがつぶやいた「こんなお店が本当にあったらいいのに」という一言をきっかけに、オーナーがその世界観を取り入れてお店のモチーフにしたそうです。
一番人気は淡路島牛乳を使用した、なめらかな舌触りの「島ミルク」。常時6~9種類のフレーバーが並びますが、店内でひとつひとつスタッフが手作りするジェラートは、作り手が納得できなければ決して店頭には出さないというこだわりぶりです。
淡路島と言えばたまねぎ!と、半年間の試行錯誤を経て完成したというたまねぎフレーバーにも注目です。デザートではなく食事と一緒に食べるのもおすすめだそうですよ。そのほか、スタッフ一押しだという抹茶チーズはコクのある味わいです。
ベースとなるミルクに合わせる素材は基本的に島内のものから厳選。洲本の平岡農園から直接仕入れる島レモンはソルベベースで爽やかに、夏はブルーベリーヒル淡路から仕入れたブルーベリーを、粒感を残して食感もよく仕上げています。
イートインスペースはありませんが大浜海水浴場まで歩いてすぐなので、海水浴前後に立ち寄ったり、ジェラートを片手に海辺へ散策に出てみてはいかがでしょうか。
[TEL]080-2558-6299
[住所]兵庫県洲本市本町1-1-40
[営業時間]10時~17時
[定休日]水(祝は営業)
[アクセス]【車】洲本ICまたは淡路島中央ICから15分
[駐車場]2台(無料)
「あわじ島アイスクリーム」の詳細はこちら
まとめ
穏やかな瀬戸内気候に恵まれた淡路島はその昔、「御食国(みけつくに)」と呼ばれたほど、食材豊かな島です。乳牛を育み、ブルーベリーや柑橘類も育ちやすい気候は、おいしいジェラートを育むには確かにうってつけ。島の特性を生かした個性豊かなジェラート店がたくさんありました。淡路島へ出かける際は、ぜひ何店舗か食べ比べてみてくださいね!
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鈴木 茉耶
京都出身、神戸在住のライター。古きよきものからNEWスポットまで、幅広く興味を持って追いかけた旅の情報をご紹介しています!