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2023.08.31

電車やバスで巡る「京都・嵐山」の半日ルート案内♪竹林から映えスポットまで<2023>

京都らしい絶景や情緒が楽しめるエリアとしてたくさんの観光客が訪れる嵐山。「竹林の小径」や「渡月橋」などの観光スポットを中心に、嵐山の見どころと半日で回れるおすすめルートをイラストマップ付きで紹介します。電車、バス、トロッコ列車など様々な交通公共機関も利用できるので、散策の参考にしてくださいね。(画像提供:写真AC)

※この記事は2023年8月21日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。

記事配信:じゃらんニュース

嵐山ってこんなところ!

嵐山MAP

京都を代表する観光地、嵐山(あらしやま)。元は京都市西部にある山の名前ですが、この辺り一帯をまとめて嵯峨嵐山と呼びます。

歴史ある寺社が多く、竹林や秋の紅葉など京都らしい風景が広がる場所として知られるエリア。グルメスポットも充実しており、散策を楽しめます♪

次からは、嵯峨嵐山の外せない観光スポットとグルメ情報を紹介します。

各交通機関を利用したおすすめ半日ルート

電車でJR嵯峨嵐山駅または阪急嵐山駅出発のルートとバスを使った半日で回れるおすすめルートを紹介します。

JR嵯峨嵐山駅出発の場合

JR嵯峨嵐山駅
↓徒歩1分
「Cafe style resort SAGANO-YU」でランチ
↓徒歩3分
「嵯峨野トロッコ列車 嵯峨駅」でトロッコ写真の撮影、もしくは乗車体験
↓徒歩6分
「日本茶茶房 茶三楽」で休憩
↓徒歩13分
「渡月橋」を散策

阪急嵐山駅出発の場合

阪急嵐山駅
↓徒歩8分
「渡月橋」で散策
↓徒歩10分
「eXcafe嵐山本店」でランチ休憩
↓徒歩3分
「キモノフォレスト」で写真撮影
↓徒歩10分
「野宮神社」で参拝
↓徒歩5分
「竹林の小径」を散策

バスを利用した場合

嵐山バス停より京都バス鈴虫寺行き終点下車
↓徒歩3分
「妙徳山華厳寺(鈴虫寺)」で参拝
↓バスで11分。嵐山バス停へ戻る
「渡月橋」を散策
↓徒歩10分
「eXcafe京都嵐山本店」でランチ休憩
↓徒歩15分
「竹林の小径」を散策

Cafe style resort SAGANO-YU(カフェスタイルリゾート嵯峨野湯)

レトロな銭湯を居心地の良いカフェとして再生

Cafe style resort SAGANO-YU
JR嵯峨嵐山駅のすぐ近く

1923(大正12)年創業の「銭湯 嵯峨野」をリノベーションした「Cafe style resort SAGANO-YU(カフェスタイルリゾート嵯峨野湯)」。2006年、カフェに生まれ変わりました。

Cafe style resort SAGANO-YU
お豆富パスタ 肉団子と九条ネギの豆乳クリーム仕立て(1550円)

人気のランチメニューは『お豆富パスタ 肉団子と九条ネギの豆乳クリーム仕立て』。豆乳ベースのクリームパスタに特製豆富が付いています。まずはそれぞれを味わって、次にお豆富をパスタに少し混ぜて食べてみるのがおすすめです。

パンケーキなどのスイーツや、ドリンク類も豊富に揃っています。

Cafe style resort SAGANO-YU
かつての銭湯で使われていた壁面が残り、まるでアート作品のよう

店内はタイルやカラン、番台など、至る所に「銭湯」の名残があるので、探してみるのも楽しいですよ♪

■Cafe style resort SAGANO-YU(カフェスタイルリゾート嵯峨野湯)
[TEL]075-882-8985
[住所]京都府京都市右京区嵯峨天龍寺今堀町4-3
[営業時間]11時~18時(LO17時30分)
[定休日]不定
[アクセス]【電車】JR 嵯峨嵐山駅より徒歩1分
[駐車場]なし
「Cafe style resort SAGANO-YU(カフェスタイルリゾート嵯峨野湯)」の詳細はこちら

嵯峨野トロッコ列車

新緑や紅葉の中を走り抜ける絶景列車

嵯峨野トロッコ列車
嵯峨駅から亀岡駅まで約25分の列車旅ができる

嵐山のトロッコ嵯峨駅と、山を越えたトロッコ亀岡駅の片道7.3kmを結ぶ「嵯峨野トロッコ列車」。春は桜、夏は深緑と川のせせらぎ、秋は紅葉、冬は雪景色と保津川渓谷の四季折々の風景を満喫できます。

乗車券はJR西日本の予約サイト「e5489(いいごよやく)」から事前の予約・購入がおすすめです。

嵯峨野トロッコ列車
列車沿いの紅葉の見頃は例年11月中旬~12月上旬

例年、10月中旬から年末まで「光の幻想列車」と題し、ライトアップ臨時列車の運行を予定しているほか、企業とコラボした期間限定列車も運行しているので、公式ホームページで最新情報をチェックしてみてください♪

また、車窓や車体の写真を撮影し、楽しむ人もいるそうですよ。

■嵯峨野トロッコ列車
[TEL]なし
[住所]京都府京都市右京区嵯峨天竜寺車道町(トロッコ嵯峨駅)
[営業時間]【トロッコ嵯峨駅発下り】9時、10時~16時の毎時2分※季節により臨時列車あり
[定休日]公式ホームページを要確認
[料金]【トロッコ嵯峨駅~トロッコ亀岡駅の片道料金】中学生以上880円、小学生440円
[アクセス]【電車】JR 嵯峨嵐山駅より徒歩1分
[駐車場]なし(トロッコ嵯峨駅)
「嵯峨野トロッコ列車」の詳細はこちら

日本茶茶房 茶三楽

新感覚の抹茶スイーツから、伝統的な日本茶まで味わえる

日本茶茶房 茶三楽
抹茶マドレーヌサンドとドリンクのセット(各1280円)※写真右は、期間限定のほうじ茶

宇治の抹茶をはじめ、全国から選りすぐった上質な日本茶や抹茶スイーツなどを提供する「日本茶茶房 茶三楽(ちゃさんらく)」。

人気メニューの『抹茶マドレーヌサンドとドリンクのセット』は、たっぷりのバタークリームを挟んだ抹茶のマドレーヌサンドと、抹茶ラテのセットです。抹茶ブランド「辻喜」の抹茶を100%使用した贅沢な一品。時期によっては、ほうじ茶バージョンを販売していることもあるそうですよ。

また、夏季限定のかき氷も行列ができるほど評判なのだとか。

日本茶茶房 茶三楽
天龍寺のすぐ近くに位置するお店
日本茶茶房 茶三楽
テーブル席のほか、奥に座敷もある

お店は、京都の宮大工が手掛けたという洗練された和の空間。四畳半のお茶室もあり、茶道体験も行われています(茶道体験は公式ホームページより要予約)。

■日本茶茶房 茶三楽
[TEL]075-354-6533
[住所]京都府京都市右京区嵯峨天龍寺造路町7
[営業時間]11時30分~17時30分(LO17時)
[定休日]不定
[アクセス]【電車】JR 嵯峨嵐山駅より徒歩5分、京福電車(嵐電)嵐山駅より徒歩3分
[駐車場]なし
「日本茶茶房 茶三楽」の詳細はこちら

渡月橋

京都の自然と歴史を感じられる風景

(画像提供:写真AC)
橋脚は鉄筋コンクリート製、欄干は国産ヒノキで作られている(画像提供:写真AC)

「渡月橋(とげつきょう)」も嵐山のシンボル的なスポット。桂川(かつらがわ。別名・大堰川おおいがわ)に架かる、長さ155mの橋で、平安時代初期に亀山上皇が、橋の上を月が渡るように動いていく様子を眺めて「くまなき月の渡るに似る」と述べたことから名付けられたと伝わっています。

すぐ近くにはグルメスポットや、「野宮神社」、世界遺産の一つである「天龍寺」などもあり、嵐山観光の起点として多くの人で賑わう場所です。また春には桜、秋には紅葉の名所としても知られています。

■渡月橋
[TEL]なし
[住所]京都府京都市右京区嵯峨中ノ島町
[営業時間]散策自由
[アクセス]【電車】京福電車(嵐電) 嵐山駅より徒歩2分、阪急 嵐山駅より徒歩8分
[駐車場]なし

eXcafe嵐山本店

路地裏の和モダンカフェで、こだわりのドリンクやお団子などのスイーツを堪能

eXcafe嵐山本店
天龍寺パフェ(単品1300円、ドリンクセット1650円)

「eXcafe(イクスカフェ)嵐山本店」は旧邸宅を改装した路地裏カフェ。有機栽培の素材にこだわったドリンク類や京都らしい和のスイーツ、軽食などが味わえます。

『天龍寺パフェ』は看板メニューのひとつで、有機抹茶アイスと有機ほうじ茶アイス、抹茶わらび餅に季節の甘味、白玉などが入った満足度の高い一品です。

eXcafe嵐山本店
ほくほくお団子セット(1650円)

串団子を自分好みに焼き、特製みたらしダレとあんこにつけて食べる『ほくほくお団子セット』も人気。自分で焼く様子を撮影する人も多いそうです。

eXcafe嵐山本店
敷地内に日本庭園を有する嵐山本店

店内はソファ席や和室など多彩な空間を持ち、寛げる雰囲気。また、テイクアウトしてドリンクを手に嵐山観光を楽しむのもおすすめです♪

■eXcafe嵐山本店
[TEL]075-882-6366
[住所]京都府京都市右京区嵯峨天龍寺造路町35-3
[営業時間]10時~18時(LO17時30分)
[定休日]なし
[アクセス]【電車】京福電車(嵐電)嵐山駅より徒歩1分
[駐車場]なし
「eXcafe嵐山本店」の詳細はこちら

キモノフォレスト

昼は艶やか、夜は幻想的な京友禅の林

キモノフォレスト
32種類あるという京友禅の柄を見比べるのも楽しい

京都市内と嵐山を結ぶ京福電車、通称・嵐電(らんでん)の嵐山駅には駅の改札口がなく、「嵐山駅はんなり・ほっこりスクエア」として敷地が開放されています。

インテリアデザイナー・森田恭通氏が手がけた「キモノフォレスト」とは、アクリルで包んだ京友禅の生地を高さ約2mのポールにして駅構内や線路脇などに設置し、その名の通り着物の林に見立てたもの。600本のポールが立ち並ぶ様子は圧巻です。

キモノフォレスト
光の柱の中をレトロな列車が走る様子も見もの

夜はライトアップされて幻想的な雰囲気になり、昼と夜とで全く違った様子が楽しめます。

「嵐山駅はんなり・ほっこりスクエア」内には足湯や飲食店など約20店舗が揃い、嵐山散策の起点としても便利なスポットです。

■キモノフォレスト
[TEL]075-882-5110
[住所]京都府京都市右京区嵯峨天龍寺造路町20-2 嵐山駅はんなり・ほっこりスクエア
[営業時間]10時~18時※店舗により異なる
[定休日]なし
[アクセス]【電車】京福電車(嵐電)嵐山駅より徒歩すぐ
[駐車場]なし
「キモノフォレスト」の詳細はこちら

野宮神社

竹林の中に佇む古社で、平安時代の趣を味わう

野宮神社
クヌギの木で作られた黒木鳥居は、今では珍しい古い様式の鳥居が特徴

「野宮神社(ののみやじんじゃ)」は、『源氏物語』の中にも登場する古社。近年は、縁結びや子宝・安産のご利益で評判の神社です。

竹林の小径の中にあり、平安時代の面影を今に伝える黒木鳥居が独特の存在感を放っています。本殿をはじめとする、白福稲荷大明神や大山弁財天といった境内社、なでると願い事が叶うという亀石、神社奥の庭園に広がるじゅうたん苔など、見どころもたくさん。

ハート型の恋愛成就絵馬やお守りも人気です。

■野宮神社
[TEL]075-871-1972
[住所]京都府京都市右京区嵯峨野宮町1
[参拝時間]9時~17時
[定休日]なし
[料金]参拝無料
[アクセス]【電車】JR嵯峨嵐山駅より徒歩10分
[駐車場]なし
「野宮神社」の詳細はこちら

竹林の小径

着物や人力車も絵になる、風情ある通り

(画像提供:写真AC)
異世界に足を踏み入れたかのような雰囲気が味わえる(画像提供:写真AC)

野宮神社から天龍寺の北門を通り、大河内山荘庭園へ抜ける約400mの道は、「竹林の小径(ちくりんのこみち)」と呼ばれる、嵐山を代表する観光スポットの一つ。平安時代には貴族の別荘が立ち並んでいた場所といわれています。

季節を問わず青く生い茂る竹のトンネルの中は、静かで神秘的な空間。海外からの観光客も多く訪れます。

入口や入場料などは無く、誰でも自由に通れます。レンタル着物に着替えて散策したり、人力車に乗って巡ったり、様々な楽しみ方ができますよ。

■竹林の小径
[TEL]なし
[住所]京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町
[営業時間]散策自由
[アクセス]【電車】JR 嵯峨嵐山駅より徒歩15分、嵐電(京福電車)嵐山駅より徒歩10分
[駐車場]なし

妙徳山華厳寺(鈴虫寺)

鈴虫の音色と楽しい説法に耳を傾ける

妙徳山華厳寺(鈴虫寺)
松尾山麓の自然に抱かれ、季節の花や木々の風景も楽しめる境内

“鈴虫寺”の愛称で知られる「妙徳山華厳寺(みょうとくざんけごんじ)」。このお寺では4000匹もの鈴虫を飼育しており、秋だけでなく一年中、鈴虫の音色が聴けるため、“鈴虫寺”と呼ばれるようになったそうです。

妙徳山華厳寺(鈴虫寺)
境内の奥に展望台や園などがあり、散策できる

一つだけ願いを叶えてくれるというお地蔵さまを拝もうと、全国からたくさんの参拝者が訪れます。

また、僧侶のユーモアたっぷりの鈴虫説法も好評。約30分の説法では禅宗の「茶礼」に基づいて、お茶とお菓子が提供されるので、寛ぎながら楽しく聞くことができます。

境内には京都市街を一望できる展望台も設置されており、見事な景色も堪能できます。

■妙徳山華厳寺(鈴虫寺)
[TEL]075-381-3840
[住所]京都府京都市西京区松室地家町31
[参拝時間]9時~17時(最終受付16時30分)※説法は毎日10回程度実施
[定休日]なし
[料金]【拝観料(説法含む)】高校生以上500円、4歳~中学生300円※お茶とお菓子付き
[アクセス]【電車】阪急 松尾大社駅より徒歩15分 【車】名神道京都南ICより30分
[駐車場]30台(500円)
「妙徳山華厳寺(鈴虫寺)」の詳細はこちら

まとめ

嵯峨嵐山エリアのおすすめスポットと半日ルートを紹介しました。お気に入りのスポットが見つかったら、イラストマップやおすすめルートも参考にして、旅の計画を立ててみてくださいね!

※掲載の価格は全て税込価格です。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。

じゃらん編集部  じゃらん編集部

こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。

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