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2023.09.15

【9月20日は空の日】グルメにショッピング、飛行機間近のスカイデッキ!1日遊べる空港3選

9月20日は「空の日」というのを知っていますか?1941年の航空関係省庁間協議において、航空に対する理解と関心を高めることを目的に制定されました。今回はそんな「空の日」にちなみ、迫力ある飛行機の離着陸を間近で見たり、空グルメやご当地グルメを楽しんだり、交通機関としての機能以外も充実している1日遊べる空港と、その楽しみ方を紹介します。

※この記事は2023年9月11日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。

新千歳空港【北海道】

北海道グルメ、ミュージアム、映画館や温泉まで楽しめる北の玄関口

新千歳空港
新千歳空港全景

北海道最大の空港で、北の玄関口と言える存在の「新千歳空港」。札幌市内からは車で50分ほど、JR札幌駅からは快速エアポートで40分足らずと、アクセスも良好です。

北海道ならではのグルメスポットが充実しているほか、家族連れで楽しめるミュージアムや映画館、温泉施設などもあります。国内線と国際線のターミナルビルは2階と3階で結ばれているため、行き来も簡単です。

新千歳空港
どさんこ産直市場(国内線ターミナルビル2階)
新千歳空港
市電通り食堂街(国内線ターミナルビル3階)

新千歳空港内には、“北海道ショールーム”をテーマに、各地の名産品を取り扱う店舗や飲食店が100以上あり、まさに北海道グルメの宝庫。市場らしい雰囲気が味わえるエリア「どさんこ産直市場」では、海産物をはじめとした生鮮食品のお土産も購入できるのでおすすめです。

国内線ターミナルビル3階に位置し、北海道ラーメンの名店が軒を連ねる「北海道ラーメン道場」、スープカレーや海鮮丼といったメニューが揃う「市電通り食堂街」などでも、地元の味を堪能できます。

新千歳空港
Royce’ Chocolate World(連絡施設3階)
新千歳空港
大空ミュージアム(国内線ターミナルビル3階)

子どもから大人まで楽しめるミュージアムや体験施設が多いのも特徴。連絡施設3階には「ドラえもん わくわくスカイパーク」、「ハローキティ ハッピーフライト」といったキャラクターたちが主役の施設とチョコレートを作っている工場・工房をガラス越しに見学できる「Royce’ Chocolate World」が揃います。

国内線ターミナルビル3階にある「大空ミュージアム」は飛行機や空の仕事について学べる施設。実物のタイヤと、実物大のジェットエンジンの写真パネル展示では、飛行機の大きさを実感できます。

新千歳空港
新千歳空港シアター(国内線ターミナルビル4階)

空港内をたくさん歩いてゆっくりしたい時におすすめなのは、リクライニング機能がついた特別席も選べる映画館「新千歳空港シアター」や温浴施設「新千歳空港温泉」。どちらも国内線ターミナルビル4階にあります。

ちょっとした休憩のお供に嬉しいのがソフトクリームやアイスクリーム。空港内では30店舗以上で取り扱っています。2023年4〜6月に行われた人気投票の結果などを参考に、お気に入りの1品を探してみてくださいね。(新千歳空港 ソフト・アイスクリーム総選挙2023の結果はこちら

■新千歳空港
[TEL]0123-23-0111(空港総合案内)
[住所]北海道千歳市美々
[営業時間]【国内線ターミナルビル・連絡施設】5時〜23時【国際線ターミナルビル】5時〜20時※フライトスケジュール変更及び遅延便の発生等による変更あり。飲食店・エンターテインメント施設などは店舗ごとに異なる。詳細は公式ホームページを確認
[定休日]なし※飲食店・エンターテインメント施設などは店舗ごとに異なる
[料金]【ドラえもん わくわくスカイパーク入場料金(パークゾーン)】一般800円、中学生・高校生500円、小学生以下400円、2歳以下無料※カフェ・ショップ・ワークショップ・ライブラリー・キッズフリーゾーンなど入場無料エリアあり【ハローキティ ハッピーフライト入場料金(有料ゾーン)】一般(中高生以上)800円、小学生以下400円、3才未満無料※ショップ・カフェは入場無料【新千歳空港温泉入館料】中学生以上1800円、小学生800円、3歳〜未就学児600円※入浴料・浴衣・バスタオル・タオル館内利用料金のセット料金。その他深夜料金や朝風呂入浴料金あり
[アクセス]【電車】JR新千歳空港駅直結【車】道央自動車道新千歳空港ICより15分※利用駐車場により異なる
[駐車場]【A・B駐車場】4216台(1時間無料、1時間30分まで200円、2時間まで300円、以降1時間150円)【C駐車場】1011台(24時間500円)※多客期料金あり、利用料金に応じた割引あり
「新千歳空港」の詳細はこちら

羽田空港(東京国際空港)【東京都】

歴史と現代が交差する、日本最大の空港

羽田空港(東京国際空港)
国際線が発着する第3ターミナル

東京そして日本の空の玄関口である「羽田空港(東京国際空港)」。1931年の開港以来、増設を重ね、日本最大の面積を誇る空港です。東京23区内に位置するため利便性も抜群で、京浜急行や東京モノレール、各方面からの羽田空港行き直行バスなど様々な手段でアクセスできます。

広い空港内には3つのターミナルが存在。どこも見どころ満載ですが、特に注目したいのは日本の良さがつまった江戸小路などが楽しめる第3ターミナルです。

羽田空港(東京国際空港)
第3ターミナル展望デッキ(第3ターミナル5階)

離着陸回数が多く、たくさんの飛行機が見られる羽田空港では、ぜひ展望デッキに足を運びたいところ。各ターミナルにありますが、第3ターミナルの展望デッキは羽田空港で唯一24時間開放しており、東京タワーやスカイツリーなど東京らしい夜景や朝焼けもゆっくり楽しめます。国際色豊かな航空機が間近で頻繁に行き来し、正面に管制塔が見えるのも、第3ターミナルならでは。5階に出入り口があり、屋上部分が展望デッキとなっています。

羽田空港(東京国際空港)
江戸小路(第3ターミナル4階)
羽田空港(東京国際空港)
はねだ日本橋(第3ターミナル4階〜5階)

4階には江戸の町並みを再現した「江戸小路」があり、十八代目中村勘三郎氏が監修した江戸時代の歌舞伎の芝居小屋をはじめ、全て本物の無垢材が使用されています。お土産店や選りすぐりの飲食店が並んでおり、歩くだけでも日本の良さを再発見できるエリアです。

4階と5階を結ぶように架けられた「はねだ日本橋」にも注目。19世紀前半の日本橋を半分のサイズで復元したものです。総檜造りで造形や木の質感が美しく、絶好の写真撮影スポットとなっています。

羽田空港(東京国際空港)
TOKYO POP TOWN(第3ターミナル5階)
羽田空港(東京国際空港)
約4000万個の星々を眺めながら食事ができる「PLANETARIUM Starry Cafe」(第3ターミナル5階)

「はねだ日本橋」を通って、5階に着くと広がるのは、「TOKYO POP TOWN」。「江戸小路」とは対照的に、日本の“今”や“未来”をイメージした空間となっており、キャラクターショップや、全長約50mのスロットカーレーシングコースを設けた店舗、プラネタリウムを楽しめるカフェなどがあります。

また、第1ターミナルの5階では2023年12月21日まで、羽田空港の歴史を紹介する記念展「The History of HANEDA」が無料で開催されています。ターミナル間は4分間隔で運行する無料の連絡バスで行き来できるので、ぜひ足を伸ばしてみてください。

■羽田空港(東京国際空港)
[TEL]03-5757-8111(羽田空港ターミナルインフォメーション)
[営業時間]【第1ターミナル】5時〜24時【第2ターミナル】国内線エリア5時〜24時、国際線エリア5時〜13時30分【第3ターミナル】24時間※状況により変動の場合あり、飲食店・娯楽施設などは店舗ごとに異なる。詳細は公式ホームページを確認
[定休日]なし※飲食店・娯楽施設などは店舗ごとに異なる
[アクセス]【電車】東京モノレール羽田空港第1ターミナル、羽田空港第2ターミナル、羽田空港第3ターミナル各駅直結または京浜急行電鉄羽田空港第1・第2ターミナル、羽田空港第3ターミナル各駅直結【車】首都高速空港中央出入口・湾岸環八出入口・空港西出入口・羽田出入口より5分※利用駐車場により異なる
[駐車場]【P1〜P5駐車場】約13000台(30分まで無料、以降30分150円)※P1・P4駐車場は多客期料金あり
「羽田空港」の詳細はこちら

中部国際空港 セントレア【愛知県】

様々な角度から飛行機の魅力に触れられる空港

中部国際空港 セントレア
伊勢湾海上にある空港島の全景(画像提供:中部国際空港株式会社)

愛知県常滑市の人工島に位置する海上空港「中部国際空港 セントレア」。各種交通機関でアクセスしやすい第1ターミナル、そこから連絡通路でつながる第2ターミナル、その隣に直結する複合商業施設「フライト・オブ・ドリームズ」で構成されています。

空港を離発着する飛行機を展望台や展望風呂、セグウェイに乗ってターミナルの内外から観察できるほか、飛行機の展示など、様々な方法で飛行機を眺められる設備が充実しているのが特徴です。

中部国際空港 セントレア
1階の入場口を抜けてすぐのところにボーイング787初号機が展示されている(画像提供:中部国際空港株式会社)
中部国際空港 セントレア
ボーイング創業の街・シアトルをイメージしたレストラン街「シアトルテラス」(画像提供:中部国際空港株式会社)

セントレアの目玉の1つとも言えるのが、ボーイング787初号機が展示された「フライト・オブ・ドリームズ」。入場無料の1階「フライトパーク」には機体やパネル・映像などを通して航空や空港について楽しく学べる「展示エリア」と、0歳から12歳向けの遊具が設置された「キッズエリア」があります。

2階フードコートのテラス席からは「フライトパーク」の様子を眺めながら食事を楽しむことができますよ。

中部国際空港 セントレア
スカイデッキ(第1ターミナル4階)(画像提供:中部国際空港株式会社)

セントレア自慢の展望台「スカイデッキ」。好天の日は、伊勢志摩や海上を行き交う大型貨物船なども観察できるという眺望の良さに加え、飛行機との距離が驚くほど近いのが特徴です。特殊車両の動きや整備士の活動、離陸シーンをリアルに感じられます。

子どもや車椅子の人でも見やすいよう、手すりの一部を改良し視界を確保した「フーのビューポイント」が8カ所あるほか、ベンチも設置。思い思いに絶景が楽しめるスポットです。

中部国際空港 セントレア
展望風呂「SOLA SPA 風の湯」(第1ターミナル4階)(画像提供:中部国際空港株式会社)
中部国際空港 セントレア
セグウェイで颯爽と移動しながら、飛行機が見られる(画像提供:中部国際空港株式会社)

ゆっくり休みたくなったら、「くつろぎ処」へ。飛行機を望める展望風呂がある「SOLA SPA 風(フー)の湯」のほか、食事処やリラクゼーションスペースも併設された総合リラクゼーション施設です。

空港内をちょっと変わった方法で散策したい場合には「セグウェイガイドツアー」(要予約)がおすすめ。夏には盆踊り、冬にはクリスマスマーケットと、イベントも数多く開催されています。

■中部国際空港 セントレア
[TEL]0569-38-1195(テレホンセンター)
[住所]愛知県常滑市セントレア1-1
[営業時間]【第1ターミナル】4時40分〜22時30分※1階ウェルカムガーデン、2階到着ロビー、アクセスプラザは24時間開放【第2ターミナル】1階到着ロビー5時30分〜23時、2階出発ロビー4時30分〜21時30分※フライトの状況等により変更の場合あり、飲食店・娯楽施設などは店舗ごとに異なる。詳細は公式ホームページを確認
[定休日]なし※飲食店・娯楽施設などは店舗ごとに異なる
[料金]【SOLA SPA 風の湯入浴料】大人(中学生以上):タオル付1500円、タオルなし1300円、小人(小学生):タオル付900円、タオルなし700円、幼児(3歳以上):タオル付600円、タオルなし400円※2歳以下無料。詳細は公式ホームページを確認
[アクセス]【電車】名古屋鉄道中部国際空港駅直結【車】中部国際空港連絡道路セントレア東ICより3分※利用駐車場により異なる
[駐車場]【P1〜P4駐車場】7800台(30分無料、以降1時間300円、24時間最大1600円)
「中部国際空港 セントレア」の詳細はこちら

まとめ

空の日にちなみ、エンターテインメント施設などが充実した空港とその楽しみ方を紹介しました。空港観光を目的としたお出かけも楽しそうですね。飛行機に乗らない場合も、その空間にいるだけで非日常感を味わえるのが空港の魅力です。ぜひ足を運んでみてください。

※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
※掲載の価格は全て税込価格です。

晴山 ゆう子  晴山 ゆう子

2人の男児を子育て中のママライター。自分で作る料理はずぼら&ヘルシーに、外食はとことん楽しむ!がモットー。薬剤師でもある。最近の楽しみは小さな庭での家庭菜園。