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2023.11.29

【12月1日は映画の日】映画のワンシーンのような世界に浸れる旅に出かけよう

12月1日は「映画の日」というのをご存知ですか?エジソンが発明した映画鑑賞装置のキネトスコープが神戸に輸入され、1896年11月25日~12月1日に日本で映画が有料公開されたそうです。この年から数えて60年目にあたる1956年より、12月1日は「映画の日」と制定され、日本における映画産業発祥を記念する日となりました。

そこで今回は、「映画の日」にちなみ、まるで映画に出てきそうな景色をはじめ、映画の主人公や登場人物になったような気分が楽しめる旅先をそれぞれのシチュエーション別に紹介します。

※この記事は2023年11月28日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。

記事配信:じゃらんニュース

幻想的な冬景色を堪能する旅【山形県 銀山温泉】

(画像提供:山形県公式観光サイト)
(画像提供:山形県公式観光サイト)

東北の温泉地の1つ、山形県尾花沢市の「銀山温泉」。炭坑労働者が銀山川に湧く温泉を発見し、1614年に開湯したと伝えられています。大正末期から昭和初期に建てられた木造多層建築の旅館が建ち並び、建物の戸袋に描かれた色鮮やかな鏝絵(こてえ)や、レトロなタイル画が目を引く石畳の道など風情ある景色が見どころです。いつ訪れても美しいですが、雪が降り積もる冬は、映画に出てきそうな幻想的な雰囲気をよりいっそう感じられます。

※温泉街では宿泊施設等の専用駐車場を利用する場合を除き原則車が通れません。温泉街入り口に共同駐車場がありますが、冬期(12~3月または4月)は閉鎖されるため、温泉街から1.1km離れた大正ロマン館駐車場に停めるのがおすすめです。大正ロマン館からはシャトルバス(往復500円、営業時間9時~18時)で温泉街に行くことができます。

和楽足湯

和楽足湯
街並みを眺めながら足湯につかれる

銀山温泉街入り口付近の銀山川沿いにある「和楽足湯(わらしゆ)」は、無料で誰でも利用できる共同足湯。足元をじんわり温めてくれる湯は、銀山温泉内の各旅館と同じ源泉(源泉100%)を使用しています。

デッキやベンチが整備されており、すぐそばを流れる銀山川のせせらぎや、温泉のほのかな硫黄の香りを感じながら、ゆったりと癒やしのひとときを過ごせるのが魅力です。冬時期はガス灯が灯る夕方から夜にかけて、やわらかな明かりが真っ白な温泉街を照らすロマンティックな光景が楽しめます。訪れる際は防寒対策をしっかりとして、足拭き用のタオルやハンカチを持参しましょう。

■和楽足湯
[住所]山形県尾花沢市銀山新畑地内
[営業時間]6時~22時
[定休日]なし
[料金]無料
[アクセス]【電車】JR大石田駅より尾花沢市路線バスで35分※銀山温泉下車徒歩6分【車】東北中央道尾花沢ICより30分
[駐車場]なし※無料共同駐車場、冬期は大正ロマン館駐車場を利用

伊豆の華

伊豆の華
店舗外観
伊豆の華
2階席からの眺め

築140年以上の古民家を改装した食事処「伊豆の華」。落ち着いた雰囲気の店内で温泉街を眺めながら非日常に浸れます。

伊豆の華
揚げ茄子おろしそば(1573円)

看板メニューは銀山温泉の冷水で打った外一蕎麦。外一蕎麦とは、そば粉とつなぎの割合が10対1になる九割そばのこと。そば粉には、深い香りと甘み、コシの強さに定評のある地元・尾花沢市産の「最上早生(もがみわせ)」を使用。石臼で殻ごと挽いているため、蕎麦本来の風味を堪能できます。中でも温かい汁の中に大根おろしを入れ、スッキリした味わいを感じられる「揚げ茄子おろしそば」がいちおしだそう。そのほか自慢のそば粉を練り込んだソフトクリームやぜんざい、山形県産米の麹で作るシェイクなどスイーツメニューも豊富です。

■伊豆の華
[TEL]0237-28-2036
[住所]山形県尾花沢市銀山新畑440
[営業時間]11時~19時(LO18時30分)
[定休日]水※臨時休業あり
[アクセス]【電車】JR大石田駅より尾花沢市路線バスで35分※銀山温泉下車徒歩9分【車】東北中央道尾花沢ICより30分
[駐車場]5台(無料)
「伊豆の華」の詳細はこちら

神秘的な世界に浸る旅【新潟県 佐渡島】

(画像提供:佐渡観光PHOTO)
(画像提供:佐渡観光PHOTO)

新潟県の西部に位置し、アルファベットの「S」や「Z」のような形状をした離島、佐渡島。まわりを流れる対馬海流の影響を受け、冬は本土よりも積雪が少なく暖かい気候になっています。海、山々、島内中央部の広い平野など、豊かな自然はもちろんのこと、金の採掘で栄えた佐渡金山をはじめとした史跡や遺跡があるのも魅力です。このように独自の光景や文化が息づく佐渡島は、映画に登場しそうな神秘的なスポットが多数存在しています。
※佐渡島へは新潟県本土側の新潟港と佐渡島側の両津港を結ぶ「新潟航路」、新潟県本土側の直江津港と佐渡島側小木港を結ぶ「直江津航路」の2航路で行くことができます。

万畳敷

(画像提供:佐渡観光PHOTO)
干潮時も美しい(画像提供:佐渡観光PHOTO)
(画像提供:佐渡観光PHOTO)
人を入れたリフレクション写真が撮れる(画像提供:佐渡観光PHOTO)

小木海岸の一角にある「万畳敷(まんじょうじき)」。海底が地震によって盛り上がってできた歩きやすい平らな土地は、岩のり採集に適しており、板のり製造が盛んです。近年ではまるで「ウユニ塩湖」のような神秘的な光景が見られる場所として話題。風が穏やかな日は、薄く水が張った状態となり、運が良ければ透き通った潮溜まりが鏡のように空を映し出します。

秋の夕日の光景がおすすめですが、時間帯や潮の干満の状態、季節によって見られる景色は変わるので、その変化を楽しんでみてください。防水性の靴を履いていると水鏡の中を歩けるので便利ですよ。

■万畳敷
[住所]新潟県佐渡市沢崎
[アクセス]【車】小木港より15分
[駐車場]なし
「万畳敷」の詳細はこちら

北沢浮遊選鉱場

(画像提供:佐渡観光PHOTO)
時が止まって神秘的な空気が漂う(画像提供:佐渡観光PHOTO)
(画像提供:佐渡観光PHOTO)
スタジアムのような形をしたシックナー(画像提供:佐渡観光PHOTO)
(画像提供:佐渡観光PHOTO)
ライトアップの様子(画像提供:佐渡観光PHOTO)

佐渡島を代表する観光スポットの1つ「史跡 佐渡金山」から車で5分ほどのところにある「北沢浮遊選鉱場」。かつて佐渡鉱山から採れた鉱石の処理場で、発電所やシックナーと呼ばれる装置など、鉱山の近代化に貢献した設備群の遺構です。戦時下の大増産計画によって大規模な設備投資が行われ、当時は東洋一の浮遊選鉱場と謳われていました。

佐渡鉱山の休山後、コンクリート部分のみが残され、その上に植物が生い茂る様子を見ていると、まるで古代遺跡が立ち並ぶ異世界に迷い込んでしまったような感覚が味わえます。毎年4月~2月頃の観光シーズンにはライトアップが行われ、昼間とは違った幻想的な光景を楽しめます。

■北沢浮遊選鉱場
[住所]新潟県佐渡市相川北沢町3-2
[アクセス]【車】両津港より50分
[駐車場]30台(無料)
「北沢浮遊選鉱場」の詳細はこちら

あめやの桟橋

(画像提供:佐渡観光PHOTO)
眼前に迫る橋と海、空が美しい(画像提供:佐渡観光PHOTO)
(画像提供:佐渡観光PHOTO)
夕景の様子(画像提供:佐渡観光PHOTO)
あめやの桟橋
先端まで行けば、海に浮かんでいるような気分が味わえる

夏は海水浴客でにぎわう佐和田海岸に架かる「あめやの桟橋」。真野湾の中心に向かってまっすぐのびる桟橋からは、右に二見半島、左に小木半島、正面には空と大海原が見渡せます。

白い桟橋と、青い海と空の組み合わせは青春映画のワンシーンのような風景が撮れるスポットとしてよく知られています。毎年7月中旬から8月下旬の海水浴シーズンは撮影のために行列ができることもありますが、人が少ない秋冬時期は、真野湾を独り占めした気分を味わえそうですね。遠浅で穏やかな波ですが、陸風と海風が入れ替わる朝凪と夕凪の時間帯はいっそう波の音が静まり、一帯が穏やかな空気に包まれます。夕暮れから夜にかけて変わりゆく光景も幻想的でおすすめです。

■あめやの桟橋
[住所]新潟県佐渡市河原田本町315
[アクセス]【車】両津港より30分、小木港より35分
[駐車場]200台(無料)

童心にかえる旅【香川県 小豆島】

(画像提供:道の駅 小豆島オリーブ公園)
(画像提供:道の駅 小豆島オリーブ公園)

瀬戸内海国立公園の中心部に浮かぶ香川県の小豆島。1年を通して温暖で雨の少ない気候が地中海と似ていることから、瀬戸内海は“日本の地中海”と称され、その気候を活かして作られるオリーブや醤油が島の名産品となっています。青い海と豊かな自然、穏やかな気候に包まれる島には懐かしさを感じる風景や場所、遊び心のあるスポットが点在しており、童心にかえるような感覚を与えてくれます。
※小豆島には土庄港、福田港、坂手港、池田港の4つの港があり、フェリーは香川県の高松港、岡山県の新岡山港、兵庫県の姫路港と神戸港との間で運行されています。

道の駅 小豆島オリーブ公園

道の駅 小豆島オリーブ公園
ほうきにまたがって写真が撮れる
道の駅 小豆島オリーブ公園
ハーブクラフト館「ミロス」前にある、高さ3mの本のモニュメント「始まりの本」
道の駅 小豆島オリーブ公園
映画の世界観に浸れる雑貨店「コリコ」も、撮影可能

瀬戸内海を眺められる小高い丘に、約2000本のオリーブ畑が広がる「道の駅 小豆島オリーブ公園」。広大な敷地内に、オリーブの歴史を紹介した「オリーブ記念館」に「ハーブガーデン」、オリーブや讃岐三畜である讃岐牛・讃岐夢豚・讃岐コーチンを味わえるレストランやカフェ、温泉、宿泊施設などが存在する複合施設です。

小豆島とギリシャのミロス島は姉妹島提携を結んでおり、その友好の証として建てられた「ギリシャ風車」や、映画のロケセットをそのまま使用した雑貨店「コリコ」をはじめ、園内には写真映えするスポットが点在しています。写真撮影に使える「魔女のほうき」は「オリーブ記念館」にて無料レンタル可能なので、童心にかえって、ぜひ色んなところで空飛ぶ写真を撮ってみてください。

道の駅 小豆島オリーブ公園
「おいるがけソフト」(500円)

オリーブの葉が練り混まれたソフトクリームに小豆島産オリーブオイルがかかった「おいるがけソフト」などのグルメも見逃せません。

■道の駅 小豆島オリーブ公園
[住所]香川県小豆郡小豆島町西村甲1941-1
[営業時間]8時30分~17時
[定休日]なし※温泉、レストランは水
[料金]入園料無料
[アクセス]【車】土庄港より25分
[駐車場]200台(無料)
「道の駅 小豆島オリーブ公園」の詳細はこちら

二十四の瞳映画村

二十四の瞳映画村
村のメインストリート
二十四の瞳映画村
瀬戸内海を見渡す「木造校舎」

邦画・文学のテーマパーク「二十四の瞳映画村」。映画『二十四の瞳』のオープンセットを改築し、大正・昭和初期の小さな村を再現したスポットです。映画村の奥には、1987年の撮影当時を偲ばせる数々の小道具や写真が展示された「木造校舎」があり、映画のワンシーンのような写真が撮影できます。教室の椅子に腰掛ければ、子どもの頃に戻った気持ちになれそうです。

二十四の瞳映画村
学校前のグラウンドでは竹馬や自転車のリムころがしなどの「昔遊び体験」もできる

映画の世界にとことん浸りたい場合は、昭和初期頃までの普段着だったという絣着物を着て村内を散策するのがおすすめ(別途500円) 。

二十四の瞳映画村
アルマイト食器が懐かしい「昭和の給食セット」(1050円)

食事処の「Cafeシネマ倶楽部」でぜひ味わいたいのが「昭和の給食セット」。アツアツの揚げパン、先割れスプーンで食べるカレー、小豆島産冷凍みかん、ビニールとキャップをとって飲む瓶牛乳のセットです。※デザートは変更の場合あり、牛乳はコーヒー牛乳も選択可能

■二十四の瞳映画村
[住所]香川県小豆郡小豆島町田浦甲931
[営業時間]9時~17時
[定休日]なし
[料金]【入村料】中学生以上890円、小学生450円※2024年4月1日より改訂予定
[アクセス]【車】坂手港より10分
[駐車場]150台(無料)
「二十四の瞳映画村」の詳細はこちら

マルキン醤油記念館

マルキン醤油記念館
合掌造りの建物は国の登録有形文化財に指定されている
マルキン醤油記念館
館内の様子。工場稼働当時に使用されていた道具やパネルが展示

温暖な気候が発酵に適しているため、醤油造りが盛んな小豆島。「マルキン醤油記念館」では、小豆島の醤油造りの歴史と製造方法を社会科見学気分で楽しく学ぶことができます。元々は大正初期に建てられた丸金醤油の工場の1つで、1987年に創業80周年記念で改装開館しました。

マルキン醤油記念館
もろみ搾り体験

時間を合わせて体験してほしいのが、実際に工場で使われている「もろみ」と「ろ布」を用い、手押しの小型しぼり機で醤油を搾る「もろみしぼり体験」。搾りたての醤油を試食できます(10時開始と14時開始の2部制)。

マルキン醤油記念館
「しょうゆソフトクリーム」(300円)

併設している物産館では、ここでしか買えない商品などを販売しています。その中の1つが、天然醸造蔵の木桶で仕込んだ生しょうゆを使用した「しょうゆソフトクリーム」。キャラメルに似た独特の風味が特徴です。

■マルキン醤油記念館
[住所]香川県小豆郡小豆島町苗羽甲1850
[営業時間]9時~16時※7月20日~8月31日・10月16日~11月30日は9時~16時30分
[定休日]不定
[料金]【入館料】大人(中学生以上)400円、子ども(小学生)200円、未就学児無料
[アクセス]【車】坂手港より3分
[駐車場]20台(無料)
「マルキン醤油記念館」の詳細はこちら

レトロな街並みを楽しむ旅【福岡県 門司港】

(画像提供:門司港共創プロジェクトチーム共同事業体)
(画像提供:門司港共創プロジェクトチーム共同事業体)

全国に先駆け、映画などの撮影を誘致・支援するフィルムコミッション事業に取り組んできた北九州市。なかでも門司港周辺は“門司港レトロ”と呼ばれ、明治から昭和初期にかけて作られた建物が並ぶ趣あるエリアです。明治初期に国の特別輸出港に指定されたことから、国際貿易港として栄えた門司港のクラシックな街並みを歩くと、大正ロマンを舞台とした映画の主人公になったような気分が味わえそうです。当時の装飾を施し、レストランやカフェなどに活用している建物も多いので、外からだけでなく、中に入って歴史を感じられます。

JR門司港駅

JR門司港駅
左右対称の造りが特徴的な駅舎
JR門司港駅
日没から24時までライトアップが行われる

ネオルネサンス様式と呼ばれる大正レトロな駅舎が目をひく「JR門司港駅」。1914年に創建、1942年に門司港駅と改称、1988年には国の重要文化財に指定されました。

現在の姿は2019年3月に6年半にも及ぶ修復工事を終え、1914年当時の姿に復元したもの。今はみどりの窓口と観光案内所として使用されている壮麗な装いの「旧一・二等待合室」や2階の「旧貴賓室」、かつて門司港に辿り着いた人々の喉を潤した「帰り水」と呼ばれる水飲み場、戦時中の金属供出から逃れた「幸運の手水鉢」など、歴史を物語る見どころが満載です。2階にはレストラン、1階にはカフェがあるので、優美な内観を楽しみながら旅の疲れを癒すのもおすすめです。

■JR門司港駅
[住所]福岡県北九州市門司区西海岸1-5-31
[営業時間]始発~最終電車まで※みどりの窓口は7時30分~19時
[定休日]なし
[アクセス]【車】九州自動車道門司ICより8分
[駐車場]なし※近隣のコインパーキングを利用
「JR門司港駅」の詳細はこちら

和洋レストラン 三井倶楽部(旧門司三井倶楽部内)

和洋レストラン 三井倶楽部(旧門司三井倶楽部内)
「門司港名物・海鮮焼きカレー」(1570円。わかめスープとサラダがセット)
和洋レストラン 三井倶楽部(旧門司三井倶楽部内)
「旧門司三井倶楽部」外観(画像提供:門司港共創プロジェクトチーム共同事業体)

1921年に三井物産の接客・宿泊施設として建築された「旧門司三井倶楽部」内の1階にある「和洋レストラン 三井倶楽部」。大正当時、流行の最先端だったアールデコ調インテリアで装われた店内で、門司港発祥のご当地グルメとして知られる焼きカレーやふく(ふぐ)のフルコース、和洋折衷の会席料理などが味わえます。おすすめは「門司港名物・海鮮焼きカレー」。オリジナルのカレーソースに海老やふくが入った贅沢な焼きカレーです。

JR門司港駅に同じく、建物は国の重要文化財に指定されています。ハーフティンバー様式と呼ばれる木造建築工法で作られており、木造の骨組みがそのまま外観のアクセントとなっているのが特徴です。そのほか1階にはイベントホール、2階には「アインシュタインメモリアルルーム」や「林芙美子記念室」があるので合わせて見学してみてください。※「アインシュタインメモリアルルーム」「林芙美子記念室」は有料

■和洋レストラン 三井倶楽部(旧門司三井倶楽部内)
[住所]福岡県北九州市門司区港町7-1
[営業時間]【ランチ】11時~15時(LO14時)【ディナー】18時~21時(LO20時)※ディナーは予約のみの営業
[定休日]不定
[アクセス]【電車】JR門司港駅より徒歩2分【車】九州自動車道門司ICより8分
[駐車場]なし※近隣のコインパーキングを利用
「和洋レストラン 三井倶楽部」の詳細はこちら

旧門司税関

旧門司税関
旧門司税関外観

赤いレンガの外観が印象的な「旧門司税関」。1909年に門司税関が発足したのを契機に、1912年の建設後から昭和初期までは税関庁舎でした。門司空襲による被害を受けて荒廃した時代を経て、1995年には復元作業が完了し、建設当時の姿を取り戻しました。

吹き抜け構造になっている庁舎は、官庁設計を数多く手がけた明治建築界の巨匠の指導により設計されたものです。現在建物内には、関門海峡を渡る船、はね橋が眺められる展望施設のほか、カフェや門司税関広報展示室などがあります。貴賓室で実際に使われていたシャンデリアをはじめ、明治・大正時代の華々しさを感じる内観にも注目です。

■旧門司税関
[住所]福岡県北九州市門司区東港町1-24
[営業時間]9時~17時
[定休日]なし
[料金]無料
[アクセス]【電車】JR門司港駅より徒歩2分【車】九州自動車道門司ICより8分
[駐車場]なし※近隣のコインパーキングを利用
「旧門司税関」の詳細はこちら

まとめ

「映画の日」にちなみ、幻想的な景色やレトロな街並みなど、映画の世界に迷い込んだ感覚になれそうな場所をエリア別に紹介しました。写真映えするところも多いので、映画のワンシーンを切り取ったような撮影にチャレンジするのも楽しいですよ。ぜひお出かけの参考にしてみてください。

※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
※掲載の価格はすべて税込価格です。

晴山 ゆう子  晴山 ゆう子

2人の男児を子育て中のママライター。自分で作る料理はずぼら&ヘルシーに、外食はとことん楽しむ!がモットー。薬剤師でもある。最近の楽しみは小さな庭での家庭菜園。

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