鉄道・列車旅での楽しみのひとつが「駅弁」。九州の玄関口ともいわれる博多駅には、九州各県の駅弁が勢ぞろいします。名物の「かしわめし」や、お土産としても定番の「明太子」をつかった九州の味を楽しんでみては?今回は、博多駅の駅弁、お弁当売り場の場所や営業時間も紹介。駅弁やお弁当選びにお悩みの人は是非参考にしてくださいね。
博多駅で駅弁、お弁当が買える場所


山陽新幹線や東海道新幹線の終着駅、また九州新幹線の始発でもあり、多くの人が利用する博多駅。駅構内の2カ所をはじめ、グルメが揃う「いっぴん通り」、そして筑紫口側の新幹線中央改札口を入った2店舗で駅弁やお弁当を購入できます。
駅弁当博多口店(駅構内)

駅構内の中央部の店舗で、幕の内弁当から博多明太子のお弁当まで、さまざまな駅弁が揃っています。お目当ての商品がある場合はもちろん、出発までの時間やお腹の空き具合に合わせて好みの駅弁を購入すれば、旅や移動の時間がより豊かになりそうです。駅弁当筑紫口店と共に開催する期間限定のフェアなどもあるのでチェックしてくださいね。
7時~22時
なし
駅弁当筑紫口店(駅構内)

博多駅筑紫口の近くにある店舗。幕の内など定番の駅弁をはじめ、バラエティ豊富な品々を取扱っています。約30種類のサンプルをショーケースに展示、対面販売をしています。中身が分かりやすいので、好みの駅弁を見つけやすいのが特徴です。
8時~21時30分
なし
いっぴん通り(駅構内)

新幹線中央改札近くの「いっぴん通り」は、地元の店から全国の有名店までこだわりの“いっぴん”が揃っています。お弁当店舗は10店舗、スイーツは11店舗が並び、駅弁に限らず、帰省のお土産や旅のお供にぴったりな品々を購入できるお店ばかりです。また、駅構内の通路を挟んだ向かい側にある「いっぴん西通り」と「いっぴん東通り」でもスイーツやお弁当が買えるので、一緒にチェックしてくださいね。
7時~21時※店舗により異なる
なし
おみやげ街道博多(駅弁)(新幹線改札内)

新幹線中央改札口から2階に上がると中央に見える、新幹線改札内でも大規模なお土産店。お菓子や明太子、焼酎、キャラクターグッズなど品揃えも多く、福岡を中心とした西日本エリアの駅弁や寿司も豊富に並びます。
7時~21時(2024年12月中旬頃までは5時40分~21時30分)
なし
野の葡萄博多菜彩DELI(新幹線改札内)

新幹線中央改札口から入った改札内にあるのが、“健康は食から”をコンセプトにビュッフェレストランを展開する「野の葡萄」のデリショップです。新幹線利用者に合わせた手作り弁当やおにぎり、パン、サンドイッチ、デザートなどさまざまな商品を販売しています。イートインコーナーもあるので出発、もしくは到着後にひと息つくこともできますよ。
7時~21時
なし
博多駅のおすすめ駅弁を紹介
博多駅で販売している駅弁の中から、おすすめの商品を紹介します。長年愛される定番商品から、オリジナル商品までバリエーション豊富なラインナップです。
「豊後牛博多明太弁当」 1400円
豊後牛と「やまや」の明太子の贅沢なコラボ


福岡の有名店「やまや」の辛子明太子がのったお弁当は、駅弁を販売する店舗で長年売上ダントツ1位!甘辛く味付けして柔らかく煮た豊後牛をごはんの上にぎっしり敷き詰め、明太子屋さんの明太子を一腹使っています。水を一滴も使わず、お酒をベースに羅臼昆布、唐辛子、柚子を加えた「匠のたれ」に漬け込み、低温でじっくり168時間かけて熟成した明太子の味は折り紙付き。「やまや」独特のコクとマイルドな辛みが引き出された明太子と豊後牛を堪能できます。
・駅弁当博多口店
「黒豚めんたい弁当」 1180円
黒豚の焼肉と辛子明太子が食べ応え満点


しっかりと味付けされた黒豚と明太子がのったお弁当は、鹿児島のブランド黒豚の焼肉と、博多名物の辛子明太子を一腹のせ、さらに見た目も鮮やかな錦糸卵が味のアクセントになっています。博多駅の駅弁当店舗で売り上げも上位で、お腹いっぱい食べたい人にも大満足のボリュームです。“九州らしさ”を追求した一品で、冷めた状態でもおいしく味わえます。
・駅弁当博多口店
・おみやげ街道博多(駅弁)
「かしわめし」 970円
100年愛され続ける北九州市・折尾の名物


「九州駅弁グランプリ」で常に上位を誇る、北九州市折尾の名物・かしわめし!1921(大正10)年から代々受け継がれてきた秘伝のスープで炊き込んだ昔ながらのかしわめしに、甘辛い鶏そぼろと玉子がキレイに盛り付けられています。薄い木の板である経木(きょうぎ)の弁当箱やノスタルジックなパッケージなどからは旅情があふれ、昔からのファンが多いのも納得の駅弁です。
・駅弁当筑紫口店
「栗めし」 1350円
ほくほくの和栗と出汁がきいたごはんが相性抜群

栗の形をした容器がかわいらしい一品。出汁がきいたごはんの上に甘辛いかんぴょうをまぶし、ほくほくの甘い和栗がごろごろのった昔ながらのお弁当です。その組み合わせは一度食べると忘れられない味わいで、さらに、熊本名物のからし蓮根や濃い味付けの椎茸などおかずとのバランスが秀逸!2023年の「九州駅弁グランプリ」では特別審査員賞を受賞。九州新幹線を利用した「はやっ!便」で毎日熊本から運ばれています。
・駅弁当筑紫口店
「鮎屋三代」 1600円
九州駅弁グランプリで3年連続1位を獲得!

鮎と鰻の専門店が、九州新幹線一部開業に合わせ、1年がかりで開発した駅弁。丸3日かけて作った焼鮎の出汁で炊いた炊込みごはんの上に、骨まで柔らかい鮎の甘露煮が丸ごとのっています。代々続く秘伝のたれを継ぎ足ししてじっくり3時間煮込んだ鮎と、香ばしいごはんとの組み合わせが美味。「九州駅弁グランプリ」では、第1回~3回の3年連続堂々の1位!「はやっ!便」で毎日熊本から運ばれています。
・駅弁当筑紫口店
「薩摩黒膳弁当」 1300円
鹿児島の“黒い食材”にこだわったヘルシーな一品


黒豚や黒米など黒を特徴とする鹿児島県産の食材をふんだんに使ったお弁当はボリューム満点ながら、塩分やカロリー控えめでポリフェノールの含有量にこだわった健康志向の一品です。鹿児島の食文化と県産食材の付加価値向上を目指すプロジェクト「鹿児島大学黒膳研究会」による監修。「はやっ!便」で毎日鹿児島から運ばれています。
・駅弁当筑紫口店
「薩摩黒膳かんぱち弁当」 1080円
鹿児島名物・かんぱちの照り焼きがメイン


「鹿児島大学黒膳研究会」が監修する一品。鹿児島県産の黒い食材を使用し、鹿児島名物かんぱちをメインに、さつま鶏の柔らか煮や黒豚の角煮を盛り付けたお弁当。食物繊維やポリフェノールが多く含まれ、カロリー・塩分を控えた健康志向なのもポイントです。「はやっ!便」で毎日鹿児島から運ばれています。
・駅弁当筑紫口店
「めんたい重®のお弁当」 1814円
特製のたれをかけると、明太子本来の風味がより豊かに

手間暇かけてじっくり漬け込んだ昆布巻き明太子が、海苔を敷いたごはんの上に丸ごと1本。独自配合された、旨み成分がたっぷり含まれた「めんたい重®のたれ」をかけて食べると、明太子本来の風味がより豊かに広がります。店内で作っており、出来立ての状態で提供。また、2024年8月に重箱をイメージしたパッケージに進化、新幹線のテーブルやひざの上でも食べやすい特注のデザインになりました。多い時には1日に1200個以上も売れるそうです。
・いっぴん東通り店
「たく寿司」 1404円
寿司の名店が作る4種類が一折に集結

1972(昭和47)年の創業以来、博多で愛される寿司の名店「やま中」。素材の良さと技が光り、こだわりの味が手軽に楽しめる駅弁は、太巻きといなり、バッテラ、穴子寿司と4種類の寿司が入っており、いっぴん通り店オープン以来、不動の1位を誇ります。商品名には大将の名前を冠し、また女将の名前から名付けた「かすみ寿司」(972円)も女性のお客様に大好評。「かすみ寿司」は太巻きと白身の昆布〆、海老、いなり、玉子が味わえます。
・いっぴん通り店
「太巻きわっぱ弁当」 980円
看板商品を組み合わせ。ファンの要望から誕生したお弁当


「初屋はかたろう」の看板商品、博玉手巻き(だし巻き卵の太巻き)と、和出汁の沁みたよだれいなりをセットで食べたいとの要望に応えて誕生した太巻きわっぱ弁当。バラエティに富んだおかず(揚げ春巻き、鶏唐揚げ、肉焼売、鶏団子)も一緒に味わえます。九州産の食材にこだわって職人が丁寧に味付け。幅広い年代、特に女性から熱い支持を集めています。1日の限定数があるので、早めに購入するのがおすすめです。
・いっぴん通り店
「炙りサーモンハラスといくら明太子弁当」 1690円
反響の多さから定番化!海の幸を存分に味わえる


「稚加榮茶寮いっぴん通り店」2周年を記念して発売。当初は期間限定での販売予定だったものが、反響の多さから定番商品となった、1日30個限定のお弁当です。プチプチ弾けるいくら明太子をたっぷりと敷き詰め、香ばしく炙ったとろける味わいのサーモンハラスをぎっしり。素材の味をしっかり堪能できるように、品数はシンプルに仕上げています。若者から年配の人まで広く愛されており、一度食べた人が「すごくおいしかった!」とリピートするケースがとても多いそうです。
・いっぴん通り店
まとめ
博多駅で買える駅弁を紹介しました。どれも個性的で、食べ比べしたくなる品々ばかりですね。旅行やビジネスで移動のお供にはもちろん、ご近所の人は食べたい商品を購入して、自宅で旅行気分を味わいながら楽しんでみるのもおすすめですよ。お気に入りの駅弁やお弁当を探してみてください。
※この記事は2024年10月28日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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じゃらん編集部
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