2014.02.17

金沢を見て食べて体験する。伝統文化を満喫するオトナの休日

加賀前田家が文化を奨励し、保護したため、金沢は今も伝統工芸が盛ん。店を巡って雅な工芸品を観賞するのもいいけれど、せっかく金沢まで来たら、ぜひ伝統の業を体験したい。

また、体験の合間には名庭園を散歩したり、数百年の歴史を刻む酒蔵を見学するのも忘れずに。数百年の時を経ても色褪せない美と伝統の技に触れる、ちょっとアカデミックな休日を楽しもう。

記事配信：じゃらんニュース

金沢観光おすすめ体験プラン

【1日目】
10：00　特別名勝 兼六園
↓徒歩すぐ
12：00　三芳庵
↓徒歩20分
14：00　金銀箔工芸さくだ

【2日目】
10：00　武家屋敷跡 野村家
↓徒歩1分
12：00　百薬キッチン
↓徒歩30分
14：00　SAKE SHOP福光屋 金沢店

特別名勝 兼六園

加賀百万石の粋を集めた庭園特別名勝 兼六園

加賀藩の歴代藩主が180年という長い年月をかけて完成させた庭で、日本三名園のひとつ。春は桜、夏はカキツバタ、秋は紅葉、冬は雪吊りなどに彩られ、四季折々に異なる風情を見せる。

霞ヶ池や瓢池などの周りに整備された散策路を歩けば、加賀藩が育んだ美意識の一端を感じられるはず。

三芳庵

金沢が誇る大名庭園を眺め加賀料理に舌鼓

兼六園の中、瓢池の畔にある老舗料亭。創業以来、皇族や多くの著名人も訪れた由緒ある店で、庭園を眺めながら食事をするという貴重体験を一般観光客でもできる。

昼のメニューは茶懐石風弁当3150円、瓢弁当2100円、夕顔弁当1575円の3種類。季節の生菓子が付くお抹茶550円のみの利用も可能。（2014年4月以降は値段変更）

金銀箔工芸さくだ

金箔貼り付け体験。職人の精緻な技に酔う

金沢といえば金箔。1919年創業の金沢箔の老舗「金銀箔工芸さくだ」では、工房で熟練した職人による金箔の製造工程を見学できるほか、館内には金箔を用いた工芸品のミュージアムもある。

観光客に人気なのは、金箔貼り体験。箸なら一膳600円程度だが、時間に余裕があるなら小箱1100円や角鉢2100円など、じっくり取り組める大物にも挑戦したい。

武家屋敷跡 野村家

風雅な日本家屋と庭園は海外でも評判

かつての藩士が住んでいた屋敷跡や土蔵が並ぶ長町で、唯一一般公開されている武家屋敷跡。庭園と屋敷が調和した見事な造りで、総檜造りの格天井やぎやまん入りの障子戸など見どころも多い。

アメリカの庭園専門誌で日本庭園ランキングの第3位に選ばれたりと国際的な評価も高い。

百薬キッチン

お腹いっぱい野菜を味わえるヘルシーランチ

有機野菜をたっぷり使ったヘルシーな創作料理を味わえる。地元の山で採れた薬草が和風スパイスとして味に深みを与える料理は、美味しいだけでなく体にもいいと評判だ。

ランチの人気は百薬ご膳1370円。料理に使っている自家製調味料は販売もしている。

SAKE SHOP福光屋 金沢店

百年水で仕込むふくよかな酒をみやげに

1625年創業の金沢市最古の酒蔵で、2001年からはすべての酒を米と水だけで造っている。

酒蔵見学お気軽コース（11時～15時。見学無料。3日前までに要予約。申し込みはTEL076-223-1161）に参加すれば、季節限定酒などの試飲も楽しめる。酒や酒器のほか、米発酵技術を応用した化粧品などは土産にもピッタリだ。

※この記事は2014年2月時点での情報です