福岡にあるパン屋さんの定番であり、看板商品というお店も多い「明太フランス」(明太子フランスパン)。今回は、そんな明太フランスがおすすめの店を紹介します。朝ごはんやランチはもちろん、おつまみにもぴったり。福岡らしいお土産としても注目度上昇中!ぜひチェックしてみてくださいね!
【博多区博多駅中央街】YAMAYA BASE(マイング店)
専門店が作る本気の明太フランス



創業50年を迎えた辛子明太子メーカー「やまや」が手がける「YAMAYA BASE(マイング店)」。太宰府市にある明太フランスの専門店「YAMAYA BASE DAZAIFU」で1日に1000本売れることもあるという「明太フランス」をテイクアウトで販売しています。
「食べ歩きのしやすさと美味しさを追求した末にたどり着いた」というソフトフランス生地は、表面がサクッと香ばしく、中はもっちりとした食感。噛んだ瞬間にジュワリと溢れる明太フィリングは、粒感のある自慢の明太子をたっぷりと使用しています。注文後、店内のオーブンでリベイクして提供するため、いつでも熱々を楽しむことができますよ。
また、明太バターとチェダーチーズを挟む「明太チーズフランス」は、チーズがとろりと溶けて、明太子と相性抜群。ほかに、「めんたいチューブ」(756円)や「めんたいラスク12枚入」(1188円)などもあるので、お土産選びにもぴったりです。
[明太フランスの予約]可
福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1 博多ステーションビル 名店街マイング1階
9時〜21時
マイングに準ずる
博多駅直結
なし
「YAMAYA BASE(マイング店)」の詳細はこちら
【博多区博多駅前】DACOMECCA
特製明太バターが香る絶品パン




福岡市内のパン屋「amam dacotan」の姉妹店。店名は“パンの聖地を作りたい”という思いから付けられました。個性豊かなパンの数々と、お客さんが絶えないにぎやかな店内は、まさにイメージした“パン屋のサーカス”そのものです。パンは手作りにこだわり、ほぼ毎月新商品も販売。目の前で仕上げるライブ感は「DACOMECCA」のウリの一つとなっています。
「明太バゲット」は、長時間発酵させたバゲットに、特製明太バターをたっぷりと入れ焼き上げています。生地にバターが溶け込み、とても濃厚。「明太トマトバゲット」は、自家製のセミドライトマトとパセリ入り。口の中でさまざまな味わいがし、まるで料理の一皿を食べているかのようです。
[明太フランスの予約]不可
【博多区祇園町】THE FULLFULL HAKATA
約30cmとロング。20年以上愛される看板商品





2021年にオープンした「THE FULLFULL HAKATA」。観光客で賑わう商業施設「キャナルシティ博多」のすぐ近くで、平日にも関わらず開店前には行列が出来ることもあります。
本店の「国産小麦パン工房フルフル」は、2025年に創業100周年を迎える老舗。「博多の名物パンを作りたい」という想いから、2002年に誕生したのが「明太フランス」です。約1年の試行錯誤を経て、国産小麦で作るフランスパンと明太バターを開発。より美味しくしたいと2013年に配合を見直し、外はサクサク、中はもっちりの新しいフランスパンが完成しました。現在では店の看板商品として、明太フランスを目当てに訪れる人もいるほどです。
また店内はイートインも可能で、店内限定で明太フランスとワイン(600円〜)も提供していますよ。
[明太フランスの予約]可
福岡県福岡市博多区祇園町9-3
10時〜19時
火
櫛田神社駅より徒歩2分
あり(無料)
「THE FULLFULL HAKATA」の詳細はこちら
【中央区西中洲】stock パンストック天神店
高加水と長時間熟成が美味しさの秘訣




福岡市東区に本店がある「パンストック」。天神店は2019年に2号店としてオープンしました。本店では1日に約1000本売れた「めんたいフランス」は、天神店でも目当てのお客さんが多く、連日行列が出来るほどです。
1番のこだわりはパンの生地で発酵と熟成に費やす時間は、実に1日。長い時間をかけてしっかりと粉に水を吸わせて、ゆっくり発酵させることで、旨みを引き出すのだとか。また、水を多く入れることで口溶けのよいパンになるそうです。
中に入れるのは、明太子メーカーの「やまや」の明太子とマヨネーズ、バターで作る自家製のめんたいクリーム。パンはパリッと歯切れがよく、小麦の風味を感じつつ、めんたいクリームがパンに染み渡り、絶妙な味わいとなっています。1本売りのほか、ハーフサイズ(280円)もありますよ。
[明太フランスの予約]可
【中央区渡辺通】福太郎 天神テルラ店
“明太子メーカー”が作った明太フランス




福岡土産の定番「めんべい」の販売元として知られる福太郎の直営店。
“明太子屋が本気で作った明太フランス”がコンセプトの「明太フランス」は、自社のパン工房で焼き上げ、毎日店まで直送されています。ご飯ではなくパンに合うように開発された特製の明太フィリングは、マイルドな辛みで旨みたっぷり。辛いのが苦手な人にも楽しめると評判で、外側をパリッと、中をもっちりと焼き上げたパンと相性抜群。食べる前にトースターで2分程度温めるのがおすすめです。
その他、明太フィリングが1.5倍の「たっぷり明太フランス」(350円)も販売中。
また「明太フランスプレーン」(378円)、「明太フランスチーズ」(399円)、「明太フランスバジル」(399円)といった、冷凍タイプの商品もあります。解凍後、3分程度温めると、焼きたての風味を楽しめますよ。
[明太フランスの予約]不可
【中央区平尾】セ・トレボン
博多中洲の老舗明太子店とのコラボで誕生





店名はフランス語で“とってもおいしい”という意味を持つ「セ・トレボン」は、2002年にオープンしました。自慢のバゲットは毎日手捏ねで、中でも練乳クリームをサンドした「プチミルクバゲット」(230円)は、店の代名詞となっています。
「めんたいバゲット」は、もっちり食感のバゲットと、博多中洲の老舗明太子メーカー「ふくや」の明太子とのコラボで生まれた商品。シンプルに味つけした明太子と国産バターを贅沢に合わせた旨みたっぷりのフィリングをバゲットにサンドし、パンも明太子も主役となった逸品です。
店内にはカフェスペースが併設されていて、焼きたてのパンを購入してその場で楽しむこともできます。オーガニックホットコーヒー(380円、パン購入者は300円)とともに、味わってみてくださいね。
[明太フランスの予約]可
【中央区六本松】amam dacotan 六本松店
にんにく入りでパンチの効いた特製明太子バターが特徴




“石の町にある小さなパン屋さん”をコンセプトに始まったベーカリー。扉を開くと、ドライフラワーに覆われた店内が広がり、まるで架空の世界に迷い込み、自分が物語の主人公となるような空間演出が特徴です。手作りにこだわり、1日を通して120種類ほどのパンを焼き上げており、時間帯によって店頭に並ぶパンが異なるため、何度訪れても新しい出会いを楽しめます。
そんな数あるパンの中でも目当てのパンとして不動の地位を誇るのが「明太ペペロンチーノバゲット」です。にんにく、パセリ、胡椒が入った特製明太子バターをたっぷり塗り込み、バゲットを焼き上げています。名前の通り、ペペロンチーノのにんにく風味と、明太子がマッチしています。低温長時間発酵させた甘みの強いバゲットとよく合います。
[明太フランスの予約]不可
【南区市崎】MOROPAIN
朝7時から焼きたてを味わえる



創業11年、閑静な住宅街に佇む「MOROPAIN」は、地域に愛されるパン店です。木の温もりが伝わる店内には、朝7時の開店と同時に、80種類以上のパンが並びます。「メロンパン」(260円)などの定番から、「ツナレンコン」(320円)などの惣菜パンといったオリジナリティー溢れるパンまで多種多彩。平日でも常連客で行列ができるほどです。
店主の諸永さんは、ベーカリー「DONQ」で修業したパン職人。「毎日美味しいパンを作り、お客様に食べてもらいたい」という思いで、深夜から作業しています。そんな諸永さんが作る「木藤めんたいフランス」は、近所にある明太子店「木藤商店」とのコラボで誕生しました。無着色の昆布入り辛子明太子に、オーガニックのリンゴ酢や糸島のたまご、北海道のバター、自家製マヨネーズと合わせて作る明太クリームを長時間発酵製法のバゲットに挟んでいます。一度食べればやみつきになると評判です。
[明太フランスの予約]可
【早良区高取】紺青
麹、レモン入りの明太フィリングが味わい爽やか



2017年に創業したベーカリー。白砂糖や添加物など余計なものは使わず、体に優しい商品作りがモットーです。
「めんたいバゲット」は国産小麦など4種類をブレンドし、長時間発酵させた生地を使用。バゲットに挟む明太フィリングには、調味料の1つとして麹を加えているのがポイントです。福岡市に隣接した糸島市にある老舗醤油店の麹を甘麹にし、レモン果汁とピールを加えることにより、甘みと辛みが絶妙なバランスとなっています。明太フィリングが生地に染み込み、麹の風味ただようコクのある味わいの後、レモンの風味で後味はさっぱり。一度食べたら忘れられないと、リピーターが多いそうです。
[明太フランスの予約]可
【東区箱崎】ナガタパン箱崎店
海苔と明太子の組み合わせがどこか懐かしい




築70年以上の古民家を改装したレトロな雰囲気のパン屋。場所は筥崎宮の一之宮鳥居の目の前になります。
店内のショーケースには、焼きたての惣菜パンや菓子パンがずらりと並びます。1個100円代という値段も含め、昭和な時代を感じずにはいられません。
一際目を引くのが「明太フランス」。理由はパンを覆う海苔の存在です。バターとマスカルポーネと明太子でコクと旨みと辛みが放つハーモニーは、他にはない味わい。もちもちとしたパンの生地と海苔で、めんたいパスタを味わった後味にも似た風味が口に広がります。
[明太フランスの予約]可
まとめ
博多名物の明太子を使った「明太フランス」。店によって、形も味わいもさまざまで、どれも個性があって魅力的です。今ではソウルフードの一つ、と言われています。今回ご紹介したのは、グルメな博多っ子が通う店ばかり。ぜひ、本場の福岡で味わってくださいね。
※この記事は2025年1月8日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
※掲載の価格は全て税込価格です。
じゃらん編集部
こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。