冬の天気予報を見ていると出てくる「真冬日」という言葉。どんな日のことを指すか知っていますか?また、似たような言葉で「冬日」もあり、違いが明確に分からない人も多いのではないでしょうか?
今回は「真冬日」と「冬日」の言葉の違いや、「真冬日」が過去観測されたエリア、おすすめの服装などを紹介。冬のおでかけが快適になるよう、参考にしてみてくださいね。
(TOP画像提供:スナップマート)
「真冬日」と「冬日」は気象用語
読み方は「まふゆび」「ふゆび」

「真冬日」と「冬日」は気象庁が天気予報等で用いる気象用語のひとつで、気温に関する言葉です。
また、「冬日」は季語としても使われ、「冬の日ざし」や「短い冬の1日」という意味もあります。
「真冬日」と「冬日」の違い
最低気温か最高気温かで異なる

[冬日]最低気温が0℃未満の日
「真冬日」と「冬日」は最低気温で見るか、最高気温で見るかの違いです。似たような言葉ですが、「冬日」より「真冬日」の方がより寒く、体感はかなり違います。
ちなみに基準が0℃未満のため、最低気温が0.0℃の場合は「冬日」には該当しません。
真冬日は東京でも観測されている?
東京で「真冬日」、すなわち最高気温が0℃未満を観測した日はこれまでに4回記録されています(2024年12月時点)。
1900年1月26日 -1.0度
1876年1月27日 -0.3度
1967年2月12日 -0.2度
1895年2月21日 -0.1度
※気象庁「観測史上1~10位の値」より
過去100年以上「真冬日」になった日はなく、東京で観測されることはかなり珍しいでしょう。
真冬日がよく観測されているエリアは?
都道府県で「真冬日」が観測された日数が多いのは北海道のほか、青森県、岩手県、秋田県といった東北地方です。また、標高の高い山でも観測されています。
気象庁の統計では、全国的に「真冬日」「冬日」の観測日数は減少傾向にあるそうです。
「真冬日」「冬日」におすすめの服装
「真冬日」は確実な防寒対策が必須

昼間も氷点下となる「真冬日」の場合は、しっかりとした防寒対策が必要です。インナーは厚手の発熱素材を選び、トップスも厚手のセーターやフリースなど保温性の高いものが良いでしょう。
アウターもダウンジャケットや冷たい風を防ぐ防寒アイテムをはおり、さらにマフラーや手袋、ニット帽なども必須です。
体感温度は風や湿度の影響も受けるので、数値以上に寒く感じることもあります。体調管理のためにも、少し厚手の防寒対策を心がけましょう。
「冬日」の服装は重ね着スタイルがおすすめ

「冬日」の服装は、朝晩と日中の気温差に対応できる重ね着スタイルがおすすめです。
インナーは吸湿・発熱素材を選び、その上に薄手のセーターなどを重ねるのが良いでしょう。アウターは朝晩の寒さに耐えられる物で、暖かな日中と冷え込む朝晩の気温差に対応するようにしてください。
体温調節しやすいマフラーや帽子など、小物も積極的に活用しましょう。
「真冬日」「冬日」について教えてくれたのは
ウェザーニュース「服装予報」担当、畠山清佳さん
今日・明日から10日間先まで、全国各地の朝晩と昼間それぞれに最適な服装を提案する「服装予報」の担当者。気温だけでなく、晴れや曇り、雨などの天気、風の強さも加味した独自の服装指数の算出を行う。毎日の服装選びはもちろん、10日間先まで確認でき、旅行や出張準備にも役立つ。
ウェザーニュース「服装予報」
まとめ
寒い季節の旅行は何を着ていけば良いか迷うもの。行き先の天気チェックに合わせ、気温も必ず確認して気温に合わせた服装で出かけてくださいね。
※この記事は2025年1月23日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
じゃらん編集部
こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。