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オルフェウスさんの群馬県〜長野県の旅行記

真田氏ゆかりの松代・上田ドライブ旅行

  • 夫婦
  • 2人
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  • 自然
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大河ドラマ「真田丸」で賑わっている松代・上田方面へドライブ旅行をしました。ほかにも、高原の池、神社仏閣、美術館など、盛りだくさんのドライブでした。

温泉ツウ オルフェウスさん 男性 / 60代

1日目2016年8月10日(水)

鏡池

長野市

「鏡池」を   >

 東京を午前2時に出発し、鏡池に到着したのは戸隠連峰に朝日が差し始めた頃だった。小さな池だが、幹線道路から外れたところにあり、静かな池である。峨々とした山並みの戸隠連峰の眺望が見事である。この日、稜線付近は少し雲に覆われ、それほど眺望が良かったとは言えない。しばらく鏡池に留まったが、雲は厚くなりそうな気配で、消える様子はなかった。それに、陽が完全に上ってしまえば山の険しい印象は薄れてしまう。また、少しずつ観光客が増え始め、辺りが賑やかになり始めたので、次の目的地である戸隠神社に向かうため鏡池を後にした。

戸隠神社 中社

長野市

「戸隠神社 中社」を   >

 戸隠神社は五社からなっているそうだが、神社仏閣を訪ねても、基本的に神頼みをしない主義なので、私たちは中社だけに立ち寄った(開運のためには五社を参拝した方が良いらしい)。中社の祭神は天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)とかで、天照大神が天岩戸に隠れたとき、岩戸神楽を創案して岩戸を開くきっかけを作った神で、知恵の神だという。戸隠高原を訪れるのは三度目だが、鏡池は二度目で、戸隠神社は初めてだった。さすがに全国でも屈指の聖地らしく、荘厳な雰囲気に満ちた神社である。中社だけだと短時間で参拝できるので、お守りを買って、早々に戸隠神社を後にした。ちなみに、お守り収集は私の趣味である。

東山魁夷美術館

 戸隠神社中社の次に向かったのは、善光寺に隣接する東山魁夷美術館である。二度目の訪問だが、今回は、ドイツ留学時代の作品展とかで、広く知られた東山魁夷の日本画とは趣の異なる作品が多かった。

長野県立美術館

長野市

「長野県立美術館」を   >

 東山魁夷美術館と館内でつながっている長野県信濃美術館では、「巨匠たちの競演」というイベントを開催中で、東京富士美術館のコレクションというヨーロッパの画家の作品を展示しており、ルノアールやモネの作品もあった。

善光寺(長野県長野市)

長野市

「善光寺(長野県長野市)」を   >

 美術館めぐりの後は善光寺詣りである。長野市の代名詞のような名刹であり、牛に引かれるまでもない。私は善光寺詣りも二度目であり、一度目は山仲間とともに戸隠山に登ったときに立ち寄っている。この日、すでに時刻は昼近くになっていたので、善光寺は人、人、人の波である。お詣りどころではないので、例によってお守りを買っただけで山門を抜け、門前町で蕎麦屋さんを探した。すぐに、左手二階に「たきや」という蕎麦屋さんが見つかったので、そこに入って信州そばに舌鼓を打った。私は蕎麦好きなので、ラーメンやうどんは余り食べないが、蕎麦は日頃からよく食べる。だからというわけではないが、善光寺に行ったらやはり蕎麦だろう。

水野美術館

長野市

「水野美術館」を   >

 次に向かったのは水野美術館という日本画の美術館である。余り知られていないかもしれないが、横山大観、菱田春草、下村観山、橋本雅邦、河合玉堂などの巨匠の作品を所蔵しているとのことなので立ち寄ってみた。また、このときは、「北斎の富士 冨嶽三十六景と富嶽百景」という特別企画展も開催中だった。同館を開館した故・水野正幸氏は、「なぜ日本画なのか?」という質問を受けることが多かったそうだが、その度に「日本人だから」と答えたそうである。長野市に行ったら、是非とも日本画に目を向けてみることをお勧めしたい。

裾花峡天然温泉 うるおい館

長野市

「裾花峡天然温泉 うるおい館」を   >

 第一日目の宿は、裾花峡温泉の「うるおい館」である。同館は、温泉ランドのようだという口コミ情報は読んでいたが、確かにそのとおりで、およそ温泉旅館には見えない。しかし、エレベーターで客室がある3階に行くと、雰囲気はがらりと変わり、そこは和風旅館の雰囲気である。私たちが予約したのは源泉掛け流しの温泉付きの部屋で、主室は10畳だが、玄関部分、浴室、脱衣所兼洗面所などが広く造ってあるので快適である。特に、温泉は褐色をしているので、透明なお湯に慣れていると、いかにも温泉だなという気分になれる。部屋の岩風呂も十分な広さであるが、「うるおい館」にはとても広い露天風呂があるので、折角だから大浴場(大きな露天風呂がある)へも入ってみることをお勧めしたい。ただし、夜遅くなっても日帰り入浴客が多かった。  なお、「うるおい館」は食事も満足できること請け合いだが、夕食は部屋での食事になるので、部屋係の仲居さんが料理を運んでくれる。この仲居さんが、実によくできた人たちなのである。近頃は、余り態度のよくない仲居さんも見かけるが、「うるおい館」は指導・教育が行き届いているらしく、明るく、爽やかで、礼儀正しい。私は、仲居さんからお国自慢を聴くことが好きなので、こういう旅館は実に好感が持てる(もちろん心付けを出した)。宿泊料がリーズナブルなこともあり、お勧めできる旅館である

2日目2016年8月11日(木)

長國寺

長野市

「長國寺」を   >

 翌日は、宿を発つと、最初に松代の長国寺に向かった。真田宝物館が定番コースだろうが、若い頃に妻と行ったことがあった。そこで、今回は真田家の菩提寺である長国寺を訪ねてみることにしたのである。長国寺は曹洞宗の名刹で、真田幸隆公の開基になるそうで、真田信之公の霊屋や松代藩真田家の歴代藩主の墓所がある。地図に従って行ってみると住宅街に迷い込み、道の狭さに戸惑ってしまった。  ようやく辿り着いた長国寺に観光客の姿はなく、門に向って右手に駐車場があった。そこに車を止めて中に入り、受付と書かれた指示標に従って行くと、右手の建物に入ったところに受付があった。拝観料を払うと、係の人が鍵を持って案内してくれるのだが、何事かと思いながら後について行くと、正面の本堂の裏手に、塀で囲まれた一角があった。その塀の中に真田信之公の霊屋や歴代藩主の墓などがあり、拝観料を払って鍵を開けてもらわなければ入れないわけである。混雑しているときはどうなるのか不明だが、私たちは二人だけだったので、ゆっくりと見て回ることができた。

信州上田真田丸大河ドラマ館

上田市

 次に向かったのは、今回の旅行のメイン会場とでも言うべき、「真田丸 大河ドラマ館」である。上田城跡内で開催されており、例年どおり、大河ドラマ関連の施設を訪問することにしたのである。例年どおりというのは、実は、「天地人」が放送されたときは米沢に行き、「八重の桜」のときは会津若松に行った。「花燃ゆ」が放送されたときは前橋に行き、今年の「真田丸」では松代と上田というわけである。私は歴史オタクなので、今更真田氏について学ぶことはないとも言えるし、出演している俳優のファンというわけでもないが、毎年のように大河ドラマ館に行ってしまっている。で、松代経由で行ったから、出遅れ感は否めなかった。入場券を買うだけで行列に並ぶ羽目になり、入場してからも渋滞に次ぐ渋滞である。館内には幸村公の赤具えの甲冑の展示や、ドラマ撮影の裏事情ビデオなどが公開されていた。

愛妻の丘

嬬恋村(吾妻郡)

「愛妻の丘」を   >

 大河ドラマ館を見学した後、第二日目の宿を予約してある群馬県の嬬恋村へ向かった。嬬恋村は、高原キャベツの一大産地であり、愛妻家の聖地としても知られている。  さて、嬬恋村とは何とも優美な名前だが、この名前は、日本武尊(やまとたけるのみこと)がこの村で弟橘媛(おとたちばなひめ)を追慕したことに由来するという。愛妻家の聖地と呼ばれる所以は、この村に広がるキャベツ畑の中に、「愛妻の丘」と呼ばれる小さな丘があることによる。この丘の上には叫び台というお立ち台があって、その叫び台の上で、「キャベツ畑の中心で妻に愛を叫ぶ」というイベントが行われるのである。世の中には、必要に迫られてなのか、あるいは好事家なのか知らないが、そういうイベントに共感する男性諸氏がいるらしい。  「愛妻の丘」の上から、キャベツ畑や田代湖越しに見る浅間山の景観はなかなかのもので、浅間山を遠望するにはお勧めのポイントである。私たちは、今回が三度目の訪問になるが、特に秋は素晴らしい。「ただの小さな丘」と言われればそのとおりだが、一度は立ち寄ってみてもよいだろうと思う。話の種にもなることだろう。

新鹿沢温泉

嬬恋村(吾妻郡)

「新鹿沢温泉」を   >

 この日の宿は、新鹿沢温泉の「鹿鳴館」である。今回で三度目の宿泊になるが、実は、私たち夫婦が同じ宿を三度利用するのは、この「鹿鳴館」が2軒目である。どちらかと言えば、定宿を決めるよりも、行ったことがない宿を選ぶことが多かったので、「鹿鳴館」はお気に入り旅館と言える。勝手知ったる気楽さもあるが、三度目になると、ようやく「毎度〜」とか「いつも〜」と言われるようになるので悪くない気分である。この「鹿鳴館」も源泉掛け流しで、しかも24時間入浴できるので、夜中に一人で温泉に浸かりたいという向きにもお勧めできる。  なお、部屋にも温泉が欲しいという人には、温泉半露店風呂付きの部屋もある。古民家を移築したという特別室で、これもまたこの宿をお勧めできる理由である。基本的に、食事は食事処で食べるので(特別室は部屋食)、仲居さんが少なく、お国自慢が聴けないところが惜しいところではあるが、これはあくまでも私の趣味の話である。

3日目2016年8月12日(金)

愛妻の丘

嬬恋村(吾妻郡)

「愛妻の丘」を   >

 さて、最終日は早朝5時から宿を抜け出し、「愛妻の丘」へ向かった。目的は写真撮影だが、被写体は浅間山ではない。浅間山や愛妻の丘を背景にした妻の写真である。私は、子供の頃からカメラに親しんでいて(最初は、父が愛用していた蛇腹式の6×6版、マミヤ6だった)、現在でもカメラが一番の趣味である。山岳写真に凝った時代が長かったが、とある写真クラブに入会してモデル撮影に凝ったことが運の尽きで、写真クラブを退会した後は、専ら妻をモデルにしてポートレートを撮ってきた。その妻の写真でパソコンの壁紙や本の表紙カバーを作っているので、カメラマンの私もモデルの妻も、真剣そのものである。より良い撮影ポイントを求めてロケハンをし、余計な人の姿が写り込まないように早朝の時間帯に撮影することが多い。この日もその例に倣ったわけである。

真田氏ゆかりの松代・上田ドライブ旅行

1日目の旅ルート

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