やんまあさんの奈良県の旅行記

◆奈良市内H◆奈良博『快慶展』1回目!!興福寺南円堂@西国三十三札所1300年記念特別公開!北円堂特別公開
- 1日目2017年4月22日(土)
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人生最初で最後になるであろう世界から集まった「快慶作」の仏像展!!そして、2020年まで1300年記念として西国三十三所で特別公開をしており、興福寺の南円堂は札所9番でこの時期に公開される。また、この時期に興福寺北円堂も特別公開!!ということで、奈良へGO!!
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奈良国立博物館
朝一から入りましたが、午後には写真の下で列をなしていました。入場制限か団体客の入場待ちかはわかりかねますが。。とにかくじっくり見仏する方は朝早くか、平日か、金曜・土曜の夜かですかね。。正倉院展までの混雑具合ではなかったですが、見仏が趣味の方が多く、回転が遅いです。。
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特別展 快慶 日本人を魅了した仏のかたち
奈良市
兵庫県浄土寺の「阿弥陀三尊@国宝」、奈良桜井の安倍文殊院に安置されている「チーム文殊@国宝」こと「渡海文殊群像@国宝」が来ないのは残念だが、京都の醍醐寺三宝院の「弥勒菩薩@重文」が見られるだけでもよいかと思い行きましたが、4月25日から展示でした。。。しまった。。。ただ、快慶の仏像は海外に流れた仏像があり、今回、帰郷しているので、気を取り直して見仏開始!!
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特別展 快慶 日本人を魅了した仏のかたち
奈良市
見仏開始!京都舞鶴の金剛院「金剛力士像@重文」がお出迎え!!アメリカより一時帰国された「弥勒菩薩」がどうぞと挨拶がてらに登場。その後に京都北部の丹後王国に固まっており、なかなか一気に見れない仏像たちが顔を出すので、関西地域以外の方はお得感満載だと思う。松尾寺の「阿弥陀如来@重文」は、普段、宝物館に安置され他とは違うオーラを出しているが、快慶作の仏像に囲まれると馴染んで見える。そして、なかなか拝観が合わない如意寺「地蔵菩薩@重文」が登場し名仏師が地蔵を創るとこうなるんだと感心する!!そして、小さいながらも力強さを持ち、作例も少ない金剛院の「執金剛神立像@重文」と「深沙大将立像@重文」の有名な天コンビ参上!!その後、御寺とも呼ばれる泉涌寺の塔頭・悲田院「阿弥陀如来坐像」を初見仏した。そして、今回、一番気に入った仏像に会う。それは京都・清水寺の「千手観音坐像@重文」である。観光地でありながら、清水寺式千手観音など良い仏像が多いことで有名だが、今回の展示の仏像は知らなかった。。快慶作かの確定はしていないようだが、とにかく美しく、今回一番、人の渋滞が起こったところで、至近距離からオペラグラスで覗きこむ人続出だった。頭の上の化仏を見たり距離を離れて目が合うところを探したり、人が空くことがない。醍醐寺三宝院と安倍文殊の仏と同じ金を細かく砕き練り込んだ技法の肌をしており、金が綺麗に残っている。
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特別展 快慶 日本人を魅了した仏のかたち
奈良市
浄土寺の「阿弥陀三尊@国宝」は来なかったが「裸形阿弥陀如来@重文」と「菩薩面@重文」が展示され、快慶代表作の一つ和歌山・金剛峰寺の「孔雀明王坐像@重文」が登場する。阿弥陀如来などと比べてシュッとした顔立ちで台座の孔雀も見逃さないでほしい。その後は作風が変わり、慶派リアリズムを感じさせる金剛峰寺の「四天王@重文」の内、広目天と多聞天が登場し、如来のやさしさとは真逆のリアルさと荒々しさが表現されている仏になる。続いて「執金剛神立像@重文」と「深沙大将立像@重文」が参上するので、京都の金剛院と見比べるため、逆走するのであった。。
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特別展 快慶 日本人を魅了した仏のかたち
奈良市
東大寺からは数多くの仏像が展示され、その中でも年1回の公開「僧形八幡神像@国宝」に圧巻される。この仏像は呼吸していると感じてしまった。今回、初見仏したひとつが広島・耕三寺「阿弥陀如来@重文」である。頭の形が如来よりも菩薩で宝冠を被らせていたのではと思わせる仏像。ということで、その昔、宝冠阿弥陀如来だったのかもしれないと思った。
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特別展 快慶 日本人を魅了した仏のかたち
奈良市
2大金剛界式大日如来は運慶作の奈良・円成寺と快慶作の滋賀・石山寺と思っており、石山寺の大日如来は存在ある仏像に間違いないが、快慶の仏像がこれだけあると存在感が寺で見るより薄い気がした(笑)。ここから最後の追い込みに入り、全国津々浦々で大事にされている快慶作の三尺阿弥陀如来が集結する。京都・遣迎院&奈良・西方寺&奈良・東大寺&大阪・大園寺&滋賀・園常寺&奈良・光林寺の「阿弥陀如来立像」で90cmサイズだが落ち着きのある三尺阿弥陀で重文が4体となっている。この3尺阿弥陀は弟子や慶派の後輩である長快や行快に受け継がれており、顔が快慶とは味が違う気がした。そして最後に運慶の息子が快慶側にいるのも面白い。といううことで、時間は12:30.ごろ。地下のカフェでランチし、ぶつぞう館へ行った。あああああああああああ~秋篠寺の梵天が来ている。。。そして、慶派の仏像がここにも安置されている。最後は2300円の快慶展の本とポストカードを買った。次は平日に行こうと思う。
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薬師寺と同じく日光・月光菩薩が素晴らしい。ここでいつも目に付くのは、本尊と脇侍の前に安置されている「文殊菩薩@国宝」の玉眼である。ここは左側から右側に抜ける見仏になるが、本尊を見上げると文殊菩薩の玉眼がキラリと光って見える。
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耐震補強中です。人気の阿修羅は興福寺中金堂再建記念特別展で展示されています。
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運慶作の仏像が勢ぞろい!!そして、運慶作の仏像はすべて国宝である。その国宝が300円!!安い!!!って、なぜここにはみんな来ないのか不思議である。快慶と運慶の仏像を見比べられるのに・・・。
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北円堂特別開扉
奈良市
2回目の拝観。「弥勒如来坐像@国宝」と「無著・世観菩薩立像@国宝」は運慶作で、運慶凄いなと思わせる仏像が揃っている。四天王は運慶作ではないが、国宝。これだけの仏像が300円は安い!!!藤原氏の祈願である!?興福寺復興するため拝観料で稼ぐ必要があり商売上手の興福寺だが、この北円堂はありがたい!!ここの仏像を観ると運慶も晩年には快慶のような仏像も作ったんだなと感じる。
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興福寺国宝特別公開2017 阿修羅−天平乾漆群像展−
奈良市
東寺の仏像立体曼荼羅風味に安置され、なかなかの見応えです。東金堂はぎっしり国宝の仏像が詰まっていますという感じですが、ここはゆったり安置され、奥の方も見やすくなっている。ちょっと遠いのでオペラグラスがあればなお良し。本尊は阿弥陀如来で脇侍は帝釈天&梵天でその外に金剛力士像で四隅は四天王を安置している。八部衆は4対4で本尊前に左右に分かれて安置されていた。人気の阿修羅は作成時は今とは違う表情であったことが調査で分かってきているらしい。
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興福寺南円堂は西国三十三所の札所9番で特別公開する可能性があるため、見逃せない。北円堂など常時入れるとは限らないので、気を付けるべし。「興福寺」の復興はいつになるやら。歴史・文化物は大事にしないといけないですね。
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4月中旬で桜が残っていたのでその間から写真を頂きました。五重塔も特別公開しているときがあるので、奈良市内に寄ったときは行くべし!!
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興福寺から猿沢池の方へ行き、小腹が空いたのでブラブラしていると、人が集まっており、130円のよもぎ餅がバンバン売れていました。その流れに乗っかっていただきました。あっさりとした味で美味しかったです。
◆奈良市内H◆奈良博『快慶展』1回目!!興福寺南円堂@西国三十三札所1300年記念特別公開!北円堂特別公開
1日目の旅ルート
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