yosshyさんの山形県の旅行記

2018年9月は山形で石段を登りまくる
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2018年のゴールデンウィークは山形を旅行しようと計画していましたが、直前の4月に転勤になってしまい、引っ越しにお金がかかったり、転居してすぐは落ち着かなかったりで、この計画をやむなく断念。 ですが、引っ越し後、意外と早く落ち着いてきたので、「やっぱり山形行きたいなあ。」という気持ちが湧き上がってきて、「それなら、やっぱり今年行こう!」という感じで、9月の連休に行くことに決定。 ところが、いよいよ旅行が近くなった頃に、あの大地震が北海道を襲い、「そんな中で旅行?」とも思いましたが、平常な暮らしに早く戻ることも大事と考えて、旅行も予定どおり行くことにしました。 直前の天気予報では、やや雨模様な感じで心配でしたが、「山寺」「羽黒山」の2大石段登りなど、山形を楽しんできました。
北海道ツウ yosshyさん 男性 / 50代
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- 1日目2018年9月21日(金)
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10:00-11:00
笹谷トンネル
転勤の前からうちの旅行は、「新函館北斗から新幹線に乗って」というのが得意技だったのですが、今回も仙台までは新幹線をやっぱり利用しました。 仙台からはレンタカーを借りて、かなり強い雨の中、山形自動車道で一気に山形へ向かいましたが、幸運なことに、この笹谷トンネルを抜けて山形県内に入ると、あれだけ強かった雨がさ〜っと上がってくれました。 幸先いいのかも?
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11:00-12:00
今回の旅行はラッキーな予感を感じつつ、山形最初のミッション。 旅行誌で見かけた何やら怪しい(?)山形名物の「冷しラーメン」を食べます。 冷たいラーメンってどんなものなのかと思いましたが、普通にラーメンのスープが冷たくて、普通に麺も冷たいんですね。 斬新でしたが、すっきりクリアな醤油味のスープが太めの麺にちゃんと絡んでいて、酸っぱいスープのいわゆる「冷やし中華」よりは遙かに美味しいので、「これも有り」だなと思ってしまいました。
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12:00-13:00
旅行初日の最大のミッションは、松尾芭蕉の奥の細道の句でも有名な、山形県が誇る名刹立石寺の石段登り。 1015段もあるってことで、はっきり言って体力のない奥さんに、「いきなりこんな試練を与えて大丈夫か?」と思いますが、ここを登らなきゃ、山形に来た意味はない?って感じで、強行しちゃいます。
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12:00-12:00
猛烈に石段を登る前に、立石寺の本堂の「根本中堂」で、石段登りの無事を祈念。 大きな本堂は、国の重要文化財にも指定されている古く由緒ある建造物で、とても立派でしたので、ご利益ありそうです。
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12:00-13:00
根本中堂を後にして、入山料を払っていよいよ石段登りに挑戦です。 いきなりこんな感じで、石段の段差がけっこう高さがあって足に来ますが、途中に門やらお堂やら、芭蕉が有名な一句を詠んだ「せみ塚」があって、景色がころころ変わるので、結構気がまぎれましたね。
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12:00-13:00
そして、ほどなく、お山の頂上付近に、赤い小さなお堂が見えてきました。 これが、山寺の名所の一つ「納経堂」です。 これが見えたら、石段登りも終わりが近いです。
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12:00-13:00
そして、山寺石段登りの突き当り、能舞台のような作りの「五大堂」についに到着。 体力のあまりない奥さんと、ついに頂上からの景色を見ることができました〜。よかった〜。 霧もかかる曇り空だったので、遠くまで見渡せる絶景とまではいきませんでしたが、十分、清々しい眺めで良かったですよ。 この眺めを思い出にして、今度は一気に石段を下りました。下りはけっこう膝がガクガクで危ないので、ある意味、登りより注意が必要でしたね。
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13:00-13:00
石段登り(下りもなかなか壮絶)で疲れ切った心と体を癒すべく、某テレビ番組で紹介されて、某辛口タレントさんが絶賛したと評判の、ソフトクリームを食べに行きましょう。 ここは、ラ・フランスとサクランボのソフトがあるみたいですが、ぼくら夫婦には「山形=サクランボ」のイメージが強いので、迷わずそちらをチョイス。 味わいは、ちょっとザラっとした舌触りで、果物っぽさが強いですね。 濃厚な牛乳ソフトを好むぼくとしては、「それほどでもない」という評価ですが、フルーツ系のジェラート好きの奥さんにとっては、好みの味だったみたいですね。
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15:00-15:00
山寺の他に、出羽には二つの名刹があって、三寺あわせて「出羽名刹三寺」というらしいのですが、その一角の若松寺が天童にあります。 こちらは縁結びで有名なお寺らしいのですが、夫婦で行くと「夫婦和合」のご利益もあるらしいので、行ってみました。 山寺ほど観光客もいなかったので、静かな境内で、ぼくら夫婦の仲がこれまで以上によくなるようにお祈りしました。(奥さんはどうだったのかな?)
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15:00-15:00
お寺巡りをした後は、天童市内で山形名産のフルーツのスイーツに舌鼓。 こちらのお店は、各サイトでも高評価を得ているパフェが売りのようですが、ここのパフェが、写真のとおり可愛らしくてSNS映えする上に、めちゃくちゃ美味しい! 目にも舌にも嬉しい逸品でした。
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16:00-17:00
ここで、山形市内に舞い戻って、明治時代の貴重な文化財を見学。 こちら教育資料館は、明治時代、山形師範学校としてたくさんの教員を輩出した建物で、国の重要文化財に指定されている貴重なものらしいです。 外観はなかなか優美ですが、中の展示は一昔というか二昔は前の古臭さで、入館料を取られるのもどうかなと思えるレベルで、正直残念でした。
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16:00-17:00
山形市内の中心部にドカンと立つ明治時代の貴重な建物で、こちらも国の重要文化財です。洋風建築の威容に圧倒されますね。 県会議事堂として40数年前まで使われていたこちらの建物は、館内の調度品なども豪華で見応え十分。バルコニーからの眺めも良かったです。 ただ、建物の正面や館内で現代アートの展示が行われていて、正直、建物の厳かさをぶち壊す企画で、こういうのは嫌いです。
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17:00-18:00
この辺で1日目の観光を終えて、ホテルにチェックイン。 こちらは、山形市内のど真ん中、山形駅の駅ビルで、立地が最高。 チェックインした後、雨が強くなったのですが、中心部の観光スポットの霞城セントラルには、屋根付き通路で結ばれているので、全然濡れることなく行くことができてラッキー!
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18:00-19:00
一日目の観光を終えて、いったんホテルにチェックインしてから、夕食へ。 奥さんが、「山形に行ったら名物芋煮」と言っていたので、芋煮を出すお店の中でも一番人気っぽかった、霞城セントラルの1階にあるこちらをチョイス。 奥さんは、こちらの芋煮の味を気に入って、美味しい美味しいと食べてましたが、ぼく的には、芋煮の汁がしょっぱさだけで甘みや深みがなくて、はっきり言って「外れ」と思いました。 ご飯も美味しくなかったです。
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19:00-20:00
奥さん希望の芋煮を食べた後は、同じ建物の最上階にある展望室から、山形市中心部の夜景を堪能することに。 こちらは、地上24階に展望スペースがあるのですが、無料のスポットなので気楽に行けます。 この日は残念ながら雨模様でしたが、それなりの夜景が楽しめました。 ただ、無料で気楽に行けるのが災いしているのか、高校生が多く、あまりいい雰囲気ではなかったのが残念です。
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夜景を見た後は、山寺の石段登りで疲れた体を癒すべく、ちょっと高級なホテルのベッドでゆっくり眠ります。
- 2日目2018年9月22日(土)
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07:00-07:00
ホテルの朝食と言えば、ぼくら夫婦にとっては「バイキング」が常識だったのですが、こちらは定食形式で、ちょっとがっかりしちゃいました。 が、一品一品はなかなかのお味で、特にスープが美味しかったですね。パンの種類が2種類だけと少なくて、これが残念でしたが、全般的には良かったです。 立地の良さやお部屋の質の高さの割には、お安いホテルで、お得感が高かったです。
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08:00-08:00
旅行2日目は、庄内地方に向かって歩を進めます。 その通りすがりに大きな木があったので見学してみると、けっこう有名な謂れのある銀杏のようでした。 秋に葉が色づいたら、さぞかし美しいんでしょうが、曇り空にそびえる巨木は、若干恐ろしげでした。
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09:00-09:00
この公園からの最上川の眺めが素晴らしいとのことなので、ちょっと立ち寄ってみましたが、残念な結果に。 前日までに降り続いた雨のせいで、川の水が泥水と化してしまい、正直美しいとは思えませんでしたね。
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10:00-10:00
山形市から次の目的地の羽黒山に向かう途中のダム湖「月山湖」。 こちらでは、日本一の高さを誇る大噴水が見られるというので、横を通るのに見ないわけにはいかないということで立ち寄ります。(なお、世界第4位の高さの噴水らしいです。) 2日目のこの時間は小雨が混じるあいにくの曇り空で、噴水の先の方が良く見えませんでしたが、なかなか迫力のある放水でしたね。 でもやっぱり、晴天の下で見たかったですね。
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11:00-11:00
鶴岡市(旧羽黒町)に入って、旅行2日目のハイライトの羽黒山の石段登りに挑みます。二日続けての猛烈な石段登りという「暴挙(?)」に出ます(笑)。 奥さん大丈夫かなあ。 こちらの駐車場に車を停めて、トイレも済ませて、いよいよ2446段の石段登りにスタートです。
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11:00-11:00
杉並木の入り口の随神門をくぐると、石段登りどころか、いきなり下ります。 下った先に鎮座していたのが、杉並木の主的存在(?)の巨木でした。 国宝の五重塔とのツーショットは、どちらも神々しくてかなりの迫力を感じてよかったですよ。
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11:00-11:00
爺杉のすぐ近く、こんなところに五重塔?という感じで、杉の木立にすっかり囲まれて立ってました。 何の色彩も施されていない素木の塔が、修験道の羽黒山の雰囲気に完璧にマッチしていて、極めて美しかったです。 ぼくらが訪問した時には、内部を公開していて(有料)、塔の内部が下層から最上層まですっかり吹き抜けになっていて、一本の主柱と、主柱を守るように周りに配置された4本の支柱が支えている構造も見ることができました。 けっこう貴重な体験ができましたね。
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11:00-12:00
爺杉、国宝五重塔を通過すると、石段を登りが本格化します。 最初は傾斜も緩やかで、「前の日の山寺の石段と比べたら、全然楽勝」と高をくくっていたのですが、「二の坂」に差し掛かったあたりから、石段の状況が一変。 傾斜が急にきつくなり、もう青息吐息状態。
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12:00-12:00
もう、けっこう限界と思っていたところで、この看板が見えてきました。 杉並木のちょうど中間辺りにある「二の坂茶屋」さんです! 助かった〜。ここで一休みだ〜。
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12:00-12:00
こちらで、名物の「力餅」をいただきました。 この甘さが、石段登りで疲弊した体には効きました。沁みました。 「地獄に仏。羽黒山に力餅」ってところでしょうか。 でも、この餅のお陰で、生き返りましたので、石段登りを再開です。
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12:00-13:00
二の坂茶屋を過ぎると、三の坂。 はっきり言って、まだ全然終わりが見えなくて、途中何度もへこたれそうになりました。体力に自信のない奥さんは、何度も何度も何度も休憩をとって、少しずつ上ります。 山寺の石段と違って景色が単調なので、進んでいる感じがしなくて、これがきつかったですね。
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13:00-13:00
が、それでもいつかは終わりが来るもの。 石段の先に、朱色が鮮やかな鳥居が見えてきて、石段の終わりを告げてくれます。 視界が開けて羽黒山の頂上に到着〜〜! 途中かなり長い急坂もあった2446段もの石段を、奥さん、本当によく登ってくれました!
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13:00-13:00
山頂の広場には、朱塗りの巨大な神殿が鎮座していました。 こちらは、月山、湯殿山、羽黒山の「出羽三山」の神様を合祀している三神合祭殿で、国の重要文化財にしてされています。 茅葺の建造物としては日本最大級とのことで、確かに凄い迫力。 ですが、石段登りに時間を費やし過ぎたので、帰りのバスまで時間がなく、ゆっくり拝観することができませんでした。 神社仏閣好き、歴史的な建物好きのぼくとしては残念極まりなく、けっこう断腸の思いで足早に立ち去りました(涙)。
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13:00-13:00
13時発の鶴岡行きのバスに滑り込みセーフ。 ここからバスで、車を停めた「いでは文化記念館」まで戻りましょう。 それにしても、連日の石段登りで疲れた疲れた。
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13:00-14:00
お昼は、羽黒山の麓の手向(「とうげ」と読みます。)地区にある食堂でいただきました。 奥さんの舞茸の蕎麦がまずまずのお味だったとか。 まあ、石段登りでお腹も空いてますので、何でも美味く感じちゃったのかもしれませんけどね。
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14:00-14:00
庄内平野
羽黒山から鶴岡就寝部に向かう道は、庄内平野のど真ん中。 庄内平野と言えば「米どころ」です。 眼前、左右、視界一面に黄色く色づいた水田が広がっていて、「日本の原風景」って感じで美しい〜。
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14:00-14:00
鶴岡市街に向かう途中、トイレに行きたくなりましたので、トイレ休憩の定番中の定番、道の駅で寄り道です。 道の駅って、地元の物産の宝庫みたいなところもあるので、そういうのもたまには見たいなと思いつつ、今回も、いつものようにトイレだけ借りて立ち去りました。
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14:00-15:00
歴史ある庄内地方の中心都市、鶴岡の中心部にいよいよ到着して、古き良き街の散策を開始。 最初に伺ったのが、レトロタウン鶴岡を象徴する尖塔が美しいこちらの建物。白い建物に、赤いとんがり屋根の外観がとても目を惹きますね。 そして、館内に入ってみると、やっぱり、有名な「黒いマリア像」がひときわ目を惹きます。お顔が黒いマリア像は見たことないですね〜。不思議な感じでしたね。
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14:00-15:00
続いて、江戸時代、庄内地方を納めた酒井家の居城があったという、城跡へ。 藩政時代の建物は残っていないみたいで、その点での見どころはなかったのですが、お堀は残っていて雰囲気が良かったですね。
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14:00-15:00
鶴ヶ岡城址の真ん中には、庄内藩主の酒井家のお殿様たちを祭神にしている神社が鎮座していました。 庄内地方の守り神のようなところだと思うので、旅行の安全を祈願しました。 その後も楽しく旅行ができたので、けっこうご利益があったのかもしれませんね。
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15:00-16:00
明治時代に流行した「擬洋風建築」の最高峰との評価のある「旧西田川郡役所」や「旧鶴岡警察署」などといった県内の貴重な建造物が、一ヶ所に移築されて保存されています。 元あった場所から移築されてしまっているので、その歴史的価値はかなり下がっていると思いますが、それでも明治時代の美しい建物は見る価値ありでした。 特に、旧鶴岡警察署のバルコニーから見た旧西田川郡役所の美しい佇まい(写真)は必見ですね。
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15:00-16:00
レトロタウン鶴岡散策のラストは、なんと「学校給食発祥の地」だというお寺に訪問。 確かに「学校給食発祥の地」の碑があり、その謂れが記された石板がありましたので、多分そうなのでしょう。 でも、やや「本当かな?」という気持ちを抱きつつ、鶴岡市街の散策をここで終了。
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17:00-18:00
旅行2泊目、鶴岡での宿泊は、今年の8月にプレオープン、9月にグランドオープンしたという、正真正銘、出来立てほやほやのホテルに宿泊。 近未来的な外観に、木造にこだわっているっぽい、極めて斬新なコンセプトを感じるホテルに、若干(なかり?)戸惑いを覚えました。
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19:00-20:00
鶴岡での夕食は、いろんなサイトや旅行雑誌でも取り上げられているピザの名店に、予約を入れてから行くことに。 お店に入ると、ど〜んとピザを焼く窯があって、本格的な雰囲気が漂ってきて期待が高まりました。 パスタとピザを注文して、二人でシェアすることにしましたが、これがどちらも美味い〜。 パスタは、黒米が練り込まれた一見するとお蕎麦のような見た目ですが、濃厚なクリームソースがよく合っていて、素晴らしい。 そして一番のお目当ての窯焼きピザは、水牛のモッツァレラチーズを使った、お店一押しのマルゲリータ。モッツァレラチーズが半端なく美味い! チーズ大好きのぼくは嬉しくて仕方なかったです。 おまけで注文したドルチェも、しっかり美味しくて大満足でした。
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コンセプトが斬新すぎる感じのホテルで不安を覚えましたが、この不安が的中。 木造にこだわり過ぎたのか、上の部屋の騒音はダダ洩れ。水田に囲まれた開放的なホテルのコンセプトが仇となって、虫さんいっぱい。 ぼくら夫婦にとっては、ホテルが新しいこと以外、いい点が見出せませんでした。
- 3日目2018年9月23日(日)
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朝食会場も、開放的コンセプト十分で、正面が全く壁のないオープンなテラスになっていて、清々しい空気と一緒に虫さんもいっぱい入って来てました。 朝食の品数も少なく、一品一品の味はそこそこだったのですが、はっきり言って楽しく食べることはできませんでしたね。
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08:00-08:00
ホテルの残念さを感じながら、旅行3日目をスタートさせたのですが、いきなりトイレに行きたくなって、またもまたも道の駅でトイレ休憩。 お店も開店前だったので、ここでもトイレだけを借りて、そそくさと退散。
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10:00-11:00
旅行3日目の最大のミッションは、最上川で川下り。 雄大な最上川の流れを船の上から堪能することにしました。 この日は、一昨日、昨日と続いた「曇り時々雨」の天候から打って変わって、清々しい晴天に恵まれ、絶好の川下り日和。 女性の船頭さん(名前は忘れました)の案内で、いざ出発です。
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10:00-11:00
こちらは、船の最後尾で舵を取る船長さん。 実は、ぼくら夫婦は、船長さんのすぐ近くの最後尾に座ったのですが、この席が「当たり」。 この船長さんがよく喋ってくれたのですが、マイクで話す船頭さんの語りが全く耳に入らなくなるくらい、船長さんのボヤキのようなお喋りが、むちゃくちゃ面白い! 熊が川を泳いで渡ったことやら、船長さんのお母さんが、川下りの途中にある「水上コンビニ」でバイトしていることやら、面白おかしく教えてくれました。
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10:00-11:00
最上川の流れはけっこう早い上に、波が高いところも所々であって、けっこうエキサイティングで楽しい。
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先ほどの船長さんの話にも出てきた「水上コンビニ」に立ち寄ったので、お団子を購入して、船の上だいただきましたが、これがけっこう美味しかったですね。 船の上というシチュエーションのお陰もあったんでしょうね。 それと、バイトしている、船長さんのお母さんにも、ちゃんとお会いできましたよ(笑)。
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11:00-11:00
団子と船長さんのお喋りを楽しんでいると、川下りのハイライトがやってきました。 松尾芭蕉が俳句にも詠んだ、日本の滝百選にも選ばれている美しいこの滝。 でも、ちょっと遠くて、「へ〜」程度の感想でした。
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11:00-11:00
船長さんのお喋りのお陰で、超楽しかった川下りもとうとう終わりです。 終点の船着場からは、船の乗り場までの折り返しのバスが出ているので、これに乗車して戻りましょう。
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12:00-12:00
川下りの次の目的地は、ぼくらが住んでいる北海道では土地が余っているので、まずあり得ない光景の「棚田」です。 奥さんは、棚田を全く見たことがないとのことで、すごく珍しくて興味がある風景なんですね。 地図を頼りに目的の棚田に向かっていくと、遠くにそれらしき風景が見えて、道を間違って反対側に来ちゃっていることが判明。慌てて引き返すことに。
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12:00-12:00
引き返して、ようやくたどり着いた目的地の棚田は、すっかり黄色く色づいて、刈り入れ直前。刈り取られてしまう前に来られて良かった〜。 小さめの田んぼが段々に並んでいて、ぼくらにとっては不思議な風景でした。
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13:00-13:00
奥さんは、かわいいと思うものが大好きで、トトロもその中の一つらしい。 そんなトトロそっくりな杉の木が鮭川村あるというので、これは見に行かないわけにはいきません。 行ってみると、見た目「まんま、トトロ」! よくもまあ、この形になったもんですね〜。人為的にこの形にしているわけでもないようで、偶然ってすごいですね。
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13:00-15:00
新庄地方は蕎麦が美味しい地方らしいので、お昼はその新庄地方の中でも一番人気のお店に行くことに。 ですがその選択が、けっこうな失敗だったかも? 1時半にお店に着いたのですが、お蕎麦が出てきたのがお店に入ってから1時間を優に回った2時半過ぎ。お蕎麦を頼んで1時間とは…。 聞けば、途中でお蕎麦が無くなったので、改めて手打ちしていたとのことで、そのこだわりは確かに味に現れていました。 コシが強く、のど越し爽やかな蕎麦に、サクサク、カラッと揚がった絶品の天ぷら、どちらも大変な美味しさでしたが、このタイムロスはもったいなかったです。
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15:00-15:00
実はこの時期、最上川の支流の小国川はアユ釣りの最盛期なんです。 8月にこの地方を襲った大雨で、川が溢れたってニュースも聞いたので、大丈夫だったのか心配でしたが、釣ってる人がいて安心しました。 本当は、ここでアユ釣りにチャレンジしようかなと思ったのですが、時間がなくて断念せざるを得ませんでした。釣りを楽しむ人たちを少し眺めて、早々に立ち去りました。
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16:00-16:00
あとは、3日目のお宿をとった、山形が全国に誇る名湯「銀山温泉」に向かうだけでしたが、ちょっとだけ寄り道。 かつて、最上川の水運で栄えた大石田町に、美しいお釈迦様の涅槃像があるので見に行きます。 お寺のお堂の中にひっそりと佇むお釈迦様は、小さいものの端正なお顔立ちで厳かな存在でしたね。
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16:00-16:00
そしていよいよ、大正ロマンな風情が味わえるという、レトロな木造旅館の街並みが有名な、憧れの温泉街「銀山温泉」に到着。 温泉街は一般の車が乗り入れできないので、少し離れた場所にある駐車場に車を停めて、そこからはお宿の送迎の車で連れて行ってもらいます。 温泉街の入り口で車を降りて、お宿まで歩いていると、いきなり往年のアニメ「はいからさんが通る」の花村紅緒さんを彷彿させる(知ってる人少ないかな〜?)、素敵な装いの方が歩いてきて、ぼくは1人でテンション上がってしまいました。
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17:00-17:00
温泉街の中ほどに辿り着くと、大正レトロな風情の銀山温泉の中で、そのモダンな外観でちょっと異彩を放っていて、「温泉街の調和を乱している」とも言われている高級旅館の「藤屋」さん。ぼくの目には、全然調和を乱しているようには見えず、しっくりきていると思いましたけどね。 旅行3日目は、憧れのこの藤屋さんに宿泊です。 館内に入ると、照明が弱めのかなり落ち着いた雰囲気で、「大騒ぎはできませんよ」という空気感があって、めちゃくちゃ嬉しかったです。
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17:00-18:00
チェックインした後、温泉街の風情を楽しむためにしばし散策しましたが、薄暗くなってきてガス灯やお宿に明かりが点り出すと、本当に素晴らしい雰囲気になってきました。 先ほどの、大正風の出で立ちの素敵な女性といい、木造旅館の風情といい、銀山温泉グッドです。
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17:00-18:00
温泉街の突き当たりには、けっこう大きな滝が流れ落ちてます。 「白く美しい」「銀山から流れ落ちる」ので、「白銀(しろがね)の滝」というわけでしょうかね。 訪問した時点では、周りの木々はまだまだ緑の葉でしたが、これが紅葉に染まったときには、「得も言われぬ」趣の絶景になるんじゃないでしょうか? それも見たかったですねえ。惜しい。
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18:00-19:00
温泉街を漫ろ歩いて、大正ロマンを満喫した後は、お待ちかねのお宿自慢の夕食に舌鼓を打ちましょう。 実は、ぼくら夫婦はお部屋食というのが初めてで、どういうことが始まるのか不安でした。 前菜(写真)から始まって、吸い物、刺し身の盛り合わせが、順々に仲居さんによって運ばれてきましたが、ニヤッとなるくらい美味しいです。 前菜の中では、生麩がモッチモチで美味かったです。
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18:00-19:00
そして、次に来たのがこれ。「岩魚の塩焼き」。なんてSNSに映えるんでしょう(笑)。 でも、見た目に喜んでちゃいけませんので、パクって行ってみますと、身がふわふわ〜。臭みもなくて、本当に上品な味だと思います。これは素晴らしいですわ。 このあとやってきた芋煮も、汁の味わいが深くていいですねえ。 最初から最後まで、ほぼ完ぺきでしたね。大満足。
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19:00-20:00
夕食に満足したら、夜の銀山温泉を楽しみます。 ガス灯が点り、旅館にも明かりがついて、ムーディさがぐっとアップ。これは本当に素晴らしい雰囲気ですよ〜。 やや、時間を忘れる感じで眺めていましたが、9月も下旬の夜ですから、少し冷えてきたので、そろそろお宿に戻ってお風呂でもいただきましょう。
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お宿に戻って、お宿のもう一つの自慢の貸切風呂へ。 5か所のお風呂のうち、1か所は修繕中で使えないので、4か所から選ぶことになるのですが、ぼくらが行った時は、「竹のお風呂」だけが何とか空いていました。良かった〜。 貸し切りのお風呂で、夫婦二人だけで温泉を楽しむのも、ぼくらは初めてで、奥さん大喜び。 お湯にはそんなに変わったところはありませんでしたが、夫婦二人きり、水入らずで温泉を楽しめることが嬉しかったです。貸し切り風呂、堪能しました。
- 4日目2018年9月24日(月)
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08:00-09:00
旅行最終日は、藤屋さんの朝食で始まります。 お魚もサラダも、お味噌汁も、そしてご飯もきっちり美味しかったのですが、特筆すべきは「湯豆腐」。 あまりにフワフワで、あまりにおいしいので、仲居さんに「どこの豆腐ですか?」と尋ねると、やっぱり「野川とうふや」さんのお豆腐。 有名だから、美味いんだろうとは思ってましたけど、「どんだけ美味いの!」ってレベルでした。 チェックインしてから朝食まで、最後まで喜ばせていただいて、大満足の一泊になりました。
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09:00-10:00
旅行最終日、車を走らせていると、いきなりなぜか喉が渇いてきたので、お店を探していたら、見えて来たのが道の駅の看板。これは寄るしかない。 駐車場に入ってみると、何もない。そして、大型の歩道橋に「道の駅」の文字が書かれていて、道路の反対側に巨大な建物が。道の駅、反対側だったんかい! 急いで歩道橋を渡ってお店に入ると、山形っぽいドリンクがいっぱい! その中から、ラ・フランスの果肉入りのジュースをチョイスして、ドライブを再開です。
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10:00-11:00
旅行1日目の若松寺の時に触れましたが、山形には「出羽名刹三寺」というのがあり、一つが山寺、もう一つが若松寺。 残る一寺がどこかと言えば、それが寒河江の慈恩寺で、こちらは県内でも一二を争う由緒ある名刹ですから、最終日に行くのにふさわしい名所でしょう。 お寺周辺の駐車場に車を停めて歩いていると、北海道では見慣れない赤い花が。 これ、彼岸花なのですが、慈恩寺の周りにはこの花がたくさん咲いていて、けっこういい雰囲気。ちなみに、奥さんはこの彼岸花も今回初めて見たらしいです。 奥さん、いいもの見られたね。
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10:00-11:00
そして、肝心の慈恩寺。 大きな本堂や、端正な三重塔が立ち並ぶ境内ではありますが、今回の旅行では、既に山寺や羽黒山のような壮大な寺社を巡っているので、大した感動が湧きませんでした。 歴史ある名刹に参ったのに、なんとなくもったいない気がしました。
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11:00-11:00
道の駅 河北 ぶらっとぴあ
河北町(西村山郡)
この辺りから、山形旅行も最終盤。 その前に、道の駅でトイレを済ませて、安心してから行きましょう。 それにしても、いつもいつも旅行の中継地として使わせてもらっている道の駅には感謝です。ちょうどいい所にあるんですよね、道の駅って。
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11:00-12:00
山形旅行の最終日、最後の最後にスイーツをいただこうと、王将果樹園さん直営の、人気急上昇中のカフェに行きました。 旅行前半とは打って変わって晴天となって、けっこう暑くなってきたので、冷たいスイーツ日和ですから、またまたSNS映えするパフェをいただきます。 大小数種類の旬のブドウがポコポコくっつけられて、正に絵になるパフェですが、素敵なのは見た目だけじゃあない。 ブドウが美味しいんです。特に大玉の緑色のが美味い(名前は知らない)! 生クリームもソフトな甘さ、ソフトクリームも甘さが爽やかで、旅行最後のスイーツは申し分ない美味しさでした〜。
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12:00-12:00
山形で最後に目にした名所は、ぼくの大好きな滝です。 こちら、関山の大滝は、国道沿いのスペースから眺められます。 旅行終盤で疲れてきているときには打って付けの、お気軽な名所ですが、その割にスケールが大きくて見応えがありました。周りの緑も美しくて、白い滝の流れが良く映えますねえ。
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12:00-12:00
関山トンネル
大滝を立ち去り国道48号線を走ると、山形と宮城の県境に関山トンネルがあり、これを抜けると、今回の旅行の舞台、山形とはさようならです。 前半2日間はやや雨模様でしたが、山寺や羽黒山の石段を登っている間は、何とか天気が持ってくれて、無事登り切れましたし、鶴岡市街を散策するあたりからは天気も好転。気持ちよく街歩きができましたし、3日目は少し暑いくらいの陽気になって、爽快な最上川川下りを体験。 銀山温泉も本当に味わい深い場所で良かったですし、今回の旅行は「当たり」のスポットが多かったです。 山形ナイス!! また来たいです。
2018年9月は山形で石段を登りまくる
1日目の旅ルート
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2024/11/2(土) 〜 2024/11/6(水)
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